今年の初買いは、元旦にAmazonポチっと買いした 飛ケ谷潤一郎・著『世界の夢のルネサンス建築』(エクスナレッジ)だった。
「ルネサンス建築とは何か? 今なお世界中の人々を魅了してやまないのはなぜか? 新しくてちょっと変わった、ルネサンス建築の謎と魅力をボリュームたっぷりでお届けいたします。」(エクスナレッジHPより)
https://www.xknowledge.co.jp/book/9784767827902
未だ完読していないので感想は改めて書きたいと思っているが、ふふ...リミニの「テンピオ・マラテスティアーノ」が出てきたので、2015年のマルケ旅行のデジカメ画像をチェックしてしまった。そして、気が付いてしまったのだった。あ!これは....と。
まずは、以前にも紹介したアルベルティ設計の「テンピオ・マラテスティアーノ」だ。
「ルネサンスの時代に建築オーダーを体系的に捉え、それをさまざまな方法に活用した最初の建築家は、レオン・バティスタ・アルベルティ(1404~72)である。彼の最初の建築作品であるリミニのテンピオ・マラテスティアーノは、古代ローマの記念門モティーフを聖堂ファサードに適用した最初の例である。」(『世界の夢のルネサンス建築』10p)
下写真は「テンピオ・マラテスティアーノ」のファサード正面だ。
で、次はリミニ市内に残っている「アウグストゥス帝の記念門」だ。
確かにこの記念門がモティーフになっているのが了解される。
で、気が付いてしまったのだ!! もうひとつのリミニの建築物に(;'∀')
上写真は「リミニ駅」である。下写真は「テンピオ・マラテスティアーノ」の側面である。
ねっ!「リミニ駅」は「テンピオ・マラテスティアーノ」をモチーフにしていると思うし、すなわちそれは「アウグストゥス帝の記念門」をも顕彰しているということなのではないだろうか???
以前、磯崎新+新保淳乃+阿部真弓・著『磯崎新の建築・美術をめぐる10の事件簿』(TOTO出版)を読んだことがある。
https://jp.toto.com/publishing/detail/A0308.htm
当時、読みながら「蝶番(ヒンジ)としてのアルベルティ」に興味を惹かれたものだか、その後、自分でアルベルティ建築を実際に観たり、本で読んだりするようになり、やっぱりアルベルティは凄い!と納得できるようになったのだったよ。
欲しくなりました〜(笑)
イタリアだけでなく、欧州各国のルネサンス建築がわかりやすく解説されているのでお勧めですよ~☆
カラー図版も豊富で読み応えが有り過ぎ♪ ♪ ということで、未だ完読していません(;'∀')