CARAVAGGIO「受胎告知」と左右対照のような作品がエル・グレコの「受胎告知」である。
http://www.ohara.or.jp/pages/tenji_pages/tenji_greco01.html
(エル・グレコ「受胎告知」1590-1603年頃 油彩・画布 108.5×79.5cm)
倉敷の大原美術館作品を覧になった方は大勢いらっしゃると思う。私も学生時代観ているのだが、マリアと天使の左右位置など考えもしなかった。図像的にも雲に乗った大天使ガブリエルも共通していて、実に興味深い。制作時期もほぼ近く、CARAVAGGIOが描いた晩年期はスペイン領に居たのだし、何かしらの時代的共通項が見出せるのではないかとも思ってしまう。しかし、絵画から受ける場面の印象は、画面の左右対照なのと同じように対照的である(^^;
http://www.ohara.or.jp/pages/tenji_pages/tenji_greco01.html
(エル・グレコ「受胎告知」1590-1603年頃 油彩・画布 108.5×79.5cm)
倉敷の大原美術館作品を覧になった方は大勢いらっしゃると思う。私も学生時代観ているのだが、マリアと天使の左右位置など考えもしなかった。図像的にも雲に乗った大天使ガブリエルも共通していて、実に興味深い。制作時期もほぼ近く、CARAVAGGIOが描いた晩年期はスペイン領に居たのだし、何かしらの時代的共通項が見出せるのではないかとも思ってしまう。しかし、絵画から受ける場面の印象は、画面の左右対照なのと同じように対照的である(^^;
もうお風邪は大丈夫なのでしょうか!?
今回のテーマ『受胎告知』による、カラヴァッジョの考察っていうのなかなか面白いですね。
確かにあの配置で描いた画家は少ないです。
やはり、他人が「右」といえば、「左」へ進む、そ~ゆ~性格だったのかも知れませんね(笑)
ご参考になるかどうか…。(時間があまりなくてきちんと調べれなくてごめんなさい)
受胎告知
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1356/kuru/ArtHistory/Annunc.html
時計回りと反時計回りの文化(う~むむっどうも納得できない)
http://www.jp.getronics.com/today/spazio/spazio63/tokeimawari.html
受胎告知の様々な絵が並んでいます。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/jung1.html
エルグレコはスペインのトレドに行った時に、いろいろ大作を見ました。
もっとも私も好きな画家ではありませんが(^_^;)
ご紹介のサイトそれぞれが本当に勉強になりました(^^)v
詳細は後でまとめようと思いますが、面白かった点を取りあえず挙げてみたいと思います。
1.「受胎告知」の大天使が雲に乗ってやってくる図像は、どうやら反宗教改革体制下で推奨された可能性がある。
2.「来る」のは左から?
「それは、私たちの視覚が、向かって左から右へ進むものは「来る」、向かって右から左へ進むものは「行く」と感じるからなのである。…造形芸術には、このような私たちの視覚の特性が考慮されていることはいうまでもない。例えば、キリスト教における『受胎告知』の図像には、処女マリアが向かって右に、大天使ガブリエルが向かって左に配置されているものが多い(図11)。大天使は向かって右を向き、マリアのもとへ飛んで「来た」のを想わせるのである。」
しかし、この反時計回りはギリシア文化としていらっしゃるが、「受胎告知」は時計回りのイタリアで積極的に描かれているし、反対にギリシア人のエル・グレコが大天使を右側に描いているのは何故?
3.ティツィアーノ「受胎告知」の大天使の足元にわずかにだが雲が見えるのが興味深かった。
等々、大変参考になるサイトをご紹介いただき、シルフさん、ありがとうございました!
CARAVAGGIO「受胎告知」と左右対称のような作品がエル・グレコの「受胎告知」である。