「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

英国車の誘惑(1)

2008-02-23 13:29:55 | クルマ

私はクルマの運転が好きである。クルマを見るのも好きである。しかしメカにはあまり関心がない(恥)。学生時代に自動車免許を取得してそのまましばらくペーパー・ドライバーであった。就職して何年かして英国に赴任。そこで初めて自分のクルマを所有した。しかし英国にいながら、英国車を買うことはなかった。当時の英国は「鉄の女」サッチャー首相の時代。その後の復活大逆転直前の苦しい時代だった。性能という面では英国車のイメージもあまり良くなかった。私は英国でドイツ車(VW)を所有し、その後また別のドイツ車(BMW)に買い替えただけで、ローバーに乗ってみるなどということはしなかった。

我が家がクルマに求める現在の条件は3つ。
①4輪駆動であること
②大型犬を載せるスペースがあること
③犬を載せるスペースとそれ以外の部分を仕切る金属製ネットがオプションとして備わっていること

八ヶ岳山麓の山荘に通うのに雪道を走ることも多いので、安定走行には①の条件が必要であし、②や③の条件も、大型犬を飼っている以上必要なのである。また20年近く4輪駆動のクルマばかりを運転しているので、大雨の時の高速道路など、4輪駆動でないと怖く感じるようになってしまったのだ。

①や②の条件を満たすクルマはたくさんある。問題はやはり③の条件である。国産車にはそれを揃えるものは少ない。私は以前富士重工業のアウトバックに乗っていた。アウトバックは上記3条件をすべて揃えていた。③の条件についてもOKで、英国製のドッグ・ガードがオプションとして準備されていた。しかし国産車ではこんな例は珍しいのである。

その点狩猟が普及している国のクルマには上記3条件を揃えるものが数多くある。日本でも人気のあるレンジ・ローバーやボルボも、車種によってはこの3条件を満たしている。米国製のクルマにもこれを満たすものが多い。

上記3条件以外のことにも私は関心があった。クルマも文化のひとつである。自動車産業のグローバル化が進むが、一方で各国の過去の文化や国民的嗜好の違いを反映し、それぞれの国のクルマは経緯の異なる発展を遂げて今に至っているのである。③の条件が備わっているクルマが多い国と少ない国があることも、歴史的文化的背景の違いによるのであろう。そうした観点から、私は英国車に興味を持った。
コメント (6)
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