「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

逗子(2) メレルを履いて海辺から上がり、旧石原邸や七曲りを抜けて披露山公園へ戻り、最後はレバニラ

2024-06-29 00:00:26 | あちこち見て歩く
逗子と言えばこれ。

逗子三兄弟 裸足のヴィーナス♪

前回の続きだ。

逗子湾に面した国道134号線を歩く。


下の画像で山の上、左に小さく見える白い建物が有名な旧石原慎太郎(作家で衆議院議員で都知事だった人)邸だ。

「石原慎太郎邸は披露山公園住宅地にある」なんて言う人が多いが、それは間違いね。住所としては逗子市新宿であり、披露山公園住宅地とはまったく別の場所にある。


後から右手にあるマンションが建った。

そのマンションができるまでは旧石原邸は逗子湾への眺めがよかったことだろう。

マンションを建てるにあたり、施工者側は石原邸からの眺望を妨げることに罪悪感があったのかもしれない。

マンションのうち、旧石原邸に近い部分の高さを階段状に下げている(↓)。あまり効果があるとも思えない程度だけれど。


でもあの慎太郎氏なら「馬鹿野郎、オレの家からの視界を妨げやがったな」くらいは言っていたかもしれない。

怒ると怖いからね。睨まれると都庁職員も震え上がった。

「君はいったいどこの新聞社の人間なんだ。勉強してから人に尋ねろよ!」なんて言われるもんだから、普段は妙に横柄な記者たちもタジタジだった。

ここからまた内陸側へ向かう。


逗子市のマークだよ。


海沿いはマンホールが錆びる。

逗子湾はウインド・サーフィンのメッカ。


それに関するショップが多い。

ウィンド・サーフィンになるとボードをクルマで運ぶのは困難で、どこかこういうショップに預けることになる。

すると、ここ(↓)を通り抜けて、簡単に逗子湾に出られる。


こちらには古くからの神社がある。


となりは社務所。


新宿稲荷神社の社務所だ。


小坪漁港も近いから、昔から漁師さんもお参りしたんだろうねえ。

横穴石室も出たのですよ。


それではここから階段を上がってみましょう。


立派なつくりだ。


鳥居は塩ビ管っぽいが(笑)。

最近は塩ビ管の鳥居が多い。安価でメンテナンスが楽。

反り返る屋根、全体に朱塗り。


社殿のうしろは裏の岩盤に突っ込んでいる。


反対側も同じだ。


奥はどういう作りになっているのか?

開けてもらって、見てみたい。

灯籠は大正時代のもの。


久木とは、逗子市内の一地区だ。現在の逗子市久木である。

そこにいた石工さんによるもの。清田姓は神奈川県にやや多いが、突出して多いわけではない。

ここからが登りだ。


面白い路地がたくさんあるよ。


せっかく急坂を下りて来たのに、私はまた披露山公園へ戻ろうとしている。


強烈な登坂。


先ほど見たマンションの下からの入口だ。

旧石原邸の眺望を遮ってしまったマンションは、眺望もいいだけに上がるのが大変でエスカレーターがついているらしい。

私は坂道を歩いて上がる。

うぉ~~、すごい。


これはすごいな。

相当な傾斜だ。

神戸とか芦屋とか西宮の山手側みたいな、コンクリート製穴ぼこだらけの道路、そしてその両側には住宅(笑)


私が住んでいた阪急六甲の山手もこんなんだったよ(笑)

コンクリート製の道路はここで終わりか。


あ、出た旧石原邸だ。


Google Mapsにも「旧石原慎太郎邸」としっかり出て来る。過去にはメディアでも繰り返し紹介されている場所だ。

私が逗子市民になって間もない頃、慎太郎氏はまだ都知事になる前で、衆議院議員だった。

すでに自民党の重鎮であり、政界の動きがある時、ここに報道関係者が押し寄せているのを私は何度も見た。


狭い急坂の上だが、それくらいここは有名な場所だ。

ここで右側から披露山公園へ戻る。


ここが七曲りへの入口だ。


七曲りとは、古道のひとつで、鎌倉と三浦半島を結ぶルートのひとつだったらしい。


しかし、なんだか腑に落ちない。

鎌倉から山側を抜けて三浦半島に入るには、名越の切通(↓)を使うのが普通だ。


あるいは、海沿いの細い道を行くルート(↓)もある。



上の画像で左が鎌倉市、右が逗子市である。左手にはすぐに海があるよ。

そして最もマイナーなのがこの七曲り。


しかし上記2ルートがあるのに、この七曲りの坂を使うかね?

披露山の名前の由来同様、ちょっと眉唾もの。

この坂のすぐ近所に住んでいるなら別だ。しかし鎌倉から来て三浦半島へ行くのに、逗子まで来て途中でわざわざ披露山に登り、そこから降りて三浦半島へ抜けるってエネルギーの無駄じゃないかね? よほど私のようなわざと寄り道したい人が、昔は多かったのか?(笑)

七曲りは確かに古道なんだろうけど、すごくマイナーな存在で、鎌倉から三浦半島へ抜けるなら上記2ルートのどちらかを多くの人は選ぶと思うわ。

古そうな石組み。


もうちょっとですよ。

右へ左へ曲がりながら。


かわいい蛇。


私を見て逃げて行った。

良かった、私を怖がってくれる生物がいるということが。

妻もドガティ君も、まったく私を怖がらない。


私だって、本当はかなり怖い存在なのだよ。

報国寺並みに竹が多い。


しかも報国寺とは異なり、手入れがなされていない。

ずっと上りだし、湿度が高いし、私はもう死にそうなのでした。

あ、やっと出口だ。


振り返る。七曲りはこんな道だ(↓)。


駐車場に戻った。


相変わらずガラガラだ。

私のクルマ以外は業務用トラックが2台のみ。

クイズです。

これは何かご存じでしょうか?


だれの顔でしょうか?


ヒント、石原慎太郎じゃないよ。

でも少し関係はある。

答え。

尾崎行雄でした。


議会政治の父。憲政の神様。

衆議院議員として25回当選という日本最多記録を今も誇る。

On life’s stage, always prepared for the future.


尾崎行雄の有名な言葉「人生の本舞台は常に将来に在り」の英訳らしい。

どうして英語にしようと思ったのでしょう。

ところでどうして尾崎行雄の碑がここにあるかというと、それは彼が晩年逗子に住んでいたから。

ちなみに尾崎行雄のお墓は北鎌倉の円覚寺塔頭のひとつである黄梅院の中にある(↓)。



行ったことありますか?

円覚寺境内の一番奥で、同じく円覚寺塔頭の続燈庵と並んであるよ。

塔頭って面白いよね。

お寺の多くが本来のあるべき姿からどんどん離れて行くような気がするが、塔頭はお寺としての本来の姿を保っているところが多いと思うのだ。

でもその話はまた今度。

よく運動したな~。

帰りましょう。


鎌倉の下馬交差点。


鎌倉プリンスホテル下の踏切。


もうすぐ我が家だ。

でもその前に西友七里ヶ浜店で買い物。


自宅に戻った。


メレル社のモアブ3ミッド・ウォータープルーフを使った即席ハイキングは快適だった。

足全体をしっかりグリップしてくれるね。

あまりに空腹なので、西友で買ったお値引きパンをまずは食べる。


すごいホイップ(笑)。


甘すぎてうれしい。

さて、それではちょっと遅いランチを作ろう。

ニラともやし。


よく洗いましょう。


豚のレバーを冷水に浸けたあと、水を切って醤油、酒、塩に浸ける。


さらに片栗粉を絡める。


ニンニクとショウガをする。


酒、醤油、砂糖、ニンニク、ショウガ、豆板醤、オイスターソースを混ぜる。


Goose IslandのIPAを飲みましょう。


暑い日はIPA。

IPAの定義から言って蒸し暑い日にも合う。こういう日にこそIPAを飲みましょう。

レバーを焼く。


栄養価が高いが安い食材って大好き。

うきゃきゃきゃ、おいしそう。


もやしとニラをぶち込む。


ブレンドした調味料を加え、強火でカンカンカンと炒める。


出来たわ~。


レバニラ炒め。

人生初の自作レバニラ炒めかも。過去に自分で作ったことがないと思う。


たまらんね。

よく運動した後の高カロリーな食べ物に飲み物。体にしみ込むよ。


うますぎて体がよろこぶ。


たまには逗子のハイキングもいいね。
コメント (26)
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