Reflections

時のかけらたち

素晴らしい一夜 ・・・ Boston Symphony Orchestra by Charles Dutoit with Janine Jansen

2014-05-08 23:49:41 | music
5月8日(木)
東京芸術劇場コンサートホール
ボストン交響楽団


     

シャルル・デュトワが小さくなってしまったけれど
来日直前のボストンでの講評が載った新聞からコピーしました。
(ボストンでのコンサートホールが質素でぎっしりと人が入っていて
今日の池袋のコンサートホールのものすごさと反対に身近なものに
感じてしまいました。)

アーティスト
指揮:シャルル・デュトワ
ヴァイオリン:ジャニーヌ・ヤンセン

プログラム
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
チャコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

ヴァイオリンアンコール
  バッハ:サラバンド

チャコフスキー:交響曲第5番

アンコール
 ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番



久々にオーケストラで感動しました。ボストンがこんなにすごいとは思いませんでした。
マゼールの指揮のはずがアクシデントで急遽デュトワに
変わったものでしたが、ボストンでも「幸せな結末に」と絶賛されていました。

音合わせの時から感動の予感がしました。
見事に予感は当たり、ヤンセンもデュトワも素晴らしかったです。
ヤンセンのアンコールのバッハも良かったです。サラバンドも
人によって本当に違います。ヒラリー・ハーンと比べると
情緒的な感じがします。どちらもとても素敵です。
ヤンセンもまたストラディバリウスを貸与されていると
どこかに書いてありました。

チャイコフスキーの5番は、ラフマニノフの交響曲2番を聴いたときのように
心に染み入る演奏でした。
体の細胞の隅々まで音楽がゆきわたり、生き返るような感じです。

1楽章のメランコリックなメロディー。涙がたまりました。
この体が消えたときにはどうなるのだろうと思いました。
音楽は感じられるのかしら・・
この長らえた命が行きつく先はどこなんだろう。
そして亡くなった大切な人たちのことを思いました。
先月突然死に近い亡くなり方をした父のいとこ・・
こんなに大切な人がどんどんと亡くなっていくことなんて
あるのだろうかと思うほどです。

2楽章のフレンチホルンはなんて美しいのでしょう・・

隣で聴いていた義理の姉の友人も最後には泣いていました。
感動の涙・・何か心洗われるようです。 音楽は心をほぐして
くれます。私にとって生きていくのに必要なもの。
コメント
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