月1回の星岡日本料理講習会がとても楽しみです。
ちょっと異次元の空間に入り込んだような
そんな感じの古い日本家屋の一室で時間が止まったように
料理に関するいろいろな話を聞きながら、作品を作るように
料理ができて行きます。
今では全員料理人のようでここでも素人と玄人の差がなくなってきています。
クックパッドを見れば(よく参考にしていますが)、普通の人たちの
創作がたくさん載っています。
TVの料理番組もそれ程必要がなくなってきたみたいに
感じてしまうこのごろです。
でもやっぱり違うのよね。懐石料理は家で作るものではないけれど
いろいろなことを知ることができて、家庭でも取り入れることが
できます。
それで芸術作品のように仕上げていきます。
私はだしも取らない生活だったので、その基本だけでも
余裕ができたので、取り入れたいと思って、講習会に参加するように
なりました。
先生が作る料理を見ながら、ふと祖母がこんな感じで作っていたことを
思い出しています。鯛の昆布〆とか、土瓶蒸しなどを作る祖母でした。
お刺身も自分で作ったり・・
料理好きは母方のこの祖母の影響もあったかもしれないと
今気が付きました。
婦人之友社の影響もここからスタートしています。
教室の中で過ごすこの時間がすごく楽しみで、好きな時間です。
先生が本当の料理人で、先生という感じでもないのですが、
今回は塩の打ち方とか、包丁の話しにも脱線して
面白かったです。どうもイタリアンの関係者らしい男性も
聞きに来ていました。
蕗をかんぴょうで巻いた八幡まきですが、こんなのを家庭でも取り入れてほしいと
先生はおっしゃっていました。
あいなめなんて家庭で手に入るのかしら?
ペティナイフ1本で料理する私には難しそうね。
だしがすごくおいしかった。
鯵に一塩して〆るだけですごくおいしい。
ごちそうさま
これでお抹茶があれば茶事ですね。ここでは裏千家なのですが
茶事も行われています。他にも日本文化の講習会も。
なぜタイム・トラベルのような感じがするのかと思ったら
ここ北阿佐ヶ谷界隈は現住所に引っ越すまで住んでいたところで
この早稲田通りもよく通ったし、思い出がいっぱい詰まっていて
主人と車で走った道々も思い出すからでした。
ここの所何十年も前のあの頃に戻っています。
May 13 2014 Asagaya
momijiさんのコメントでポールも聴きに行きたくなってしまったけど
もう手遅れかもね。