Reflections

時のかけらたち

目に留まった本 ・・・ a book caught my eye

2018-04-10 23:22:28 | books


フロモン神父様に最後お会いできたきっかけのブログで知り合った
宇田三奈子さんのブログに久し振りにお邪魔しました。
とても味わい深いブログですが、2015年を最後に更新がなく、
少し心配です。





すてきな本と音楽の紹介が目に留まりました。隣の部屋にそっと移っただけと語りかけて
その素朴な挿絵もとても懐かしく暖かいです。従弟が亡くなった後に、小学生の子供の
夢に現れて、こっちもそっちとあまり変わりないと話したということを思い出させます。
本はすぐamazonで注文。本屋さんに行って、検索して探すよりずっと早くて
便利です。プライム会員になってしまったので送料も無料でお急ぎ分も無料です。
土曜日に注文して、昨日配達されました。





紹介された本は「さよならのあとで」という小さな詩で刊行した人のブログも思いが
こもっています。

三奈子さんのブログでの紹介もきめ細かい
思いやりで大切な人を亡くされた方が少し落ち着かれてからお渡ししてくださいねと書かれています。




さよならのあとで
 死はなんでもないものです。
 私はただ
 
 となりの部屋にそっと移っただけ。
 私は今でも私のまま
 あなたは今でもあなたのまま。
 
 私とあなたは
 
 かつて私たちが
 
 そうであった関係のままで
 
 これからもありつづけます。
 
 私のことをこれまでどおりの
 
 親しい名前で呼んでください。
 
 あなたがいつもそうしたように
 
 気軽な調子で話しかけて。
 
 あなたの声音を変えないで。
 
 重々しく、悲しそうな
 
 不自然な素振りを見せないで。
    
 私たち二人が面白がって笑った
 冗談話に笑って。
 
 人生を楽しんで。
 
 ほほえみを忘れないで。
 私のことを思ってください。
 
 私のために祈ってください。
 
 私の名前がこれまでどおり
 
 ありふれた言葉として呼ばれますように。
 
 私の名前が
 なんの努力もいらずに自然に
 
 あなたの口の端にのぼりますように。
 
 私の名前が
 少しの暗いかげもなく
 
 話されますように。
 人生の意味は
 
 これまでと変わってはいません。
 
 人生はこれまでと同じ形でつづいています。
 
 それはすこしも途切れることなく
 
 これからもつづいていきます。
 私が見えなくなったからといって
 
 どうして私が
  忘れられてしまうことがあるでしょう。
 私はしばしあなたを待っています。
 
 どこかとても近いところで。
 あの角を曲がったところで。
 すべてはよしです。 

『さよならのあとで』
詩 ヘンリー・スコット・ホランド
絵 高橋和枝



Death is nothing at all.
I have only slipped away into the next room.
I am I and you are you.
Whatever we were to each other.
that we are still.
Call me by my old familiar name.
Speak to me in the easy way which you always used.
Put no difference into your tone.
Wear no forced air of solemnity or sorrow.
Laugh as we always laughed
at the little jokes we enjoyed together.
Play, smile,think of me,pray for me.
Let my name be ever the household word
that it always as.
Let it be spoken without effect,
without the ghost of a shadow on it.
Life means all that it ever meant.
It is the same as it ever was.
There is absolutely unbroken continuity.
Why should I be out of mind
because I am out of sight?
I am just waiting for you, for an interval,
somewhere very near, just around the corner.
All is well.


彼女のJimmy Scott のHeavenの紹介に病気の家族を持って入院されるたびに幸せは今ここにあったのだと
思い知らされたことに似ている歌だと思いました。


写真は3月30日の新宿御苑。白い八重桜 しろたえ がきれいでした。
多くの外国人でにぎわっていました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする