Reflections

時のかけらたち

今思い出す人 ジョルジョ・ドン ・・・ Jorge Donn, clown de Dieu

2018-11-07 23:28:25 | people


ブルーが亡くなった時から家計簿が止まっていました。
レシートをエクセルに打ち込むだけですが、4か月分です。
もうおっくうになって、後回しにしっぱなしでした。
仕事をしているときは目を通すこともない、保険や投資や年金についても
確認して、国民健康保険料や介護保険料の高さに改めて驚いたりして
全体像は再確認していたのですが。やたら介護保険とか入ってしまっていたのも
考え方でこれで良かったのかしらと思ってしまいます。
年金で取り崩していくだけの生活になるので、いろいろ見直しも必要かもしれません。

気が付くと足元に来ていたブルーももういないし・・




my one and only love と言う懐かしいメロディーをどこかで聞いてYouTubeで
探して聴きました。結婚したての頃、よく聴いた曲です。あのころはジャニス・イアンも
よく聴いていました。30年も前のこと。





懐かしいジャズを聴いていたらYouTubeにジョルジョ・ドンが上がってきて、ボレロが懐かしくて、
思わず見てしまいました。何回見に行っただろう。バレエ・フェスティバルやベジャールの
20世紀バレエ団。今見ると舞台では遠くだったので手の表情がきれいとかしか思わなかったけれど
体が汗で光ってすごい。あの淡々としたボレロを神にささげる儀式のようにリズムを刻みクライマックスへと
上りつめていく緊張感。
彼はやっぱり天才だったのだと改めて思いました。
ベジャールとのコンビで素晴らしい作品を作っていったのだけど。最後に見たのがニジンスキーを
演じたもの(ニジンスキー、神の道化師)でした。エイズにかかっていたことがわかっていた時だと
後から思ったけれど。


 




フランソワーズ・モレシャンとの対談をみつけて見たら、とても面白かった。
他にも動画で歌舞伎や能の動きを思わせるものもありました。20世紀を代表するダンサーだったのだと
改めて偉大さを思いました。

















今、再びジョルジョ・ドンのことを調べていたら、今までブエノスアイレスからこのダンサーが出たことを
不思議に思っていたけど、彼はロシアからの移民だったことがわかり納得。
1992年11月30日になくなたのでもう18年もたったですね。



この夏に行った世界バレエフェスティバルは佐々木さんの追悼でもあり、今までのバレエフェスティバルのことを
全部振り返っていたけれど、もっとドンのことをフィーチャーしても良かったのではないかと思いました。


ドンの記事をいろいろ探していたら
Love your life, poor as it is.――貧しくとも君の生活を愛せ。(H.D.Thoreau)
という私の学生時代に大好きだった作家ソローの言葉をサブタイトルにしている人がいました。
plain living and high thinking という言葉も思い出しました。これからの指針でもある言葉。




続けて久々にグールドのバッハとか聴きました。グリモーのベートーヴェンもすごくよくて。
グリモーは一度ブラームスを聞きに行ったことがありますが、他にもラフマニノフもモーツァルトも
音が透き通っていていいピアニストがいたのだと気が付きました。


コメント (2)
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