Reflections

時のかけらたち

手描き友禅でお正月の半襟を作る ・・・・ learning technique of Yuzen

2018-11-13 23:59:24 | a day in the life
日曜日に紺屋めぐりで見学させていただいた手描き友禅の協美さんのところの
体験に参加しました。前日がカレーラスのコンサートで行けるかしらと躊躇していたのですが、
コンサートに行く直前に電話で申し込みをしました。




これは宝尽くしをすでに職人さんが糊置きしてもらっているものです。体験では色を挿すところだけ教えて
もらいます。他に桜や更紗模様、源氏香、梅などが選べました。

前回の紺屋めぐりの時に体験でやっていた方がこの宝尽くしで、ちょうど宝尽くしの小紋を持っているので
それの半襟としてもいいかもという思いで。他ベージュや紫の着物にはいいかと思いました。











色づけは最初白い部分から挿して、やりながらイメージを作っていきます。白だけが胡粉と言う顔料を使いますが
後は化学染料を使います。薄い紫と濃い紫をアクセントだけ決めて、全体を見ながら描いて行きます。体験だから
下絵も描かないのかどうかはわかりません。行き当たりばったり的なところがあるので、後からこうしたほうが
良かったと思えるところは何か所もありました。これも他の染と同じでにじんだらそれだけでアウトです。はみ出た
ところも修正不可能。

箱根から来ていて、2日目の仕事をしている人がいましたが、ぼかしを使い更紗の柄で緻密で
物凄くすてきなのがありましたが、写真を撮らせてというのもはばかられるほどすごかったです。
その人が考え出したものを個人の参考といってもお願いしてはいけないような気がしました。
柿右衛門とか九谷とか焼物の絵付けをやっている人のような気がしました。先生も初めてと言う
けど何かデザイン関係をやっている方ではないかと話していました。
もう一人の方は茅ヶ崎から来ていて、地方からも結構習いに来ているとか。
教室には90歳を超えている人も来ているけれど、彼女は日本画家だと女将さんが教えてくれました。
教室といっても好きな時に来て、やっていっていいとのことでした。今回の体験も1回で終わらなければ
できるまで来てやってかまわないらしいです。箱根の方はあまりにも細かくしているので2日に亘っていました。


友禅染めの技法と工程に協美さんの糸目を引いた画像が出ていました。

近くにこんなに本格的な友禅を教えてくれる職人さんがいたのですね。


洗って糊を落として、湯のしをして仕上げてくれるとのこと。糊に金が入っているので、金色の線は残るとのことでした。
出来上がってくるのが楽しみです。

帰りは歩いて帰ったのですが、暗くなってまた道に迷ってしまいました。以前一緒に来てくれた方が
お子さんが迷って1時間くらい出てこれなかったと話していたのがよぎりましたが、大丈夫でした。
すごいところです。時折、エスニックのお店などあるとここは日本かしらと思えるほど。


Nov.11  2018  Shimo-ochiai
コメント (2)
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