Reflections

時のかけらたち

縦糸と横糸が織りなす人生 ・・・ life woven with warp and weft

2020-04-25 23:57:09 | thoughts


4月24日

目が覚めて、ふと思ったのは、人生ここに来るまでどれだけの選択肢をたどって来たのかと。偶然ではなく
必然と言う言葉をどこかで見たけれど・・ 歌の歌詞だったかしら?
お茶を思い出して行きたいと思ってからも仕事が続いてしまったので、連絡取らずだった・・ 
以前に習っていた時も祖母のお茶仲間が姪御さんと妹さんと私にだけ教えて下さって、そのうち友人のAさんも
加わり、楽しい時間を過ごさせていただいていたので、これからあのsocietyにどっぷりつかるのは嫌で、ただ楽しみ
のためにお茶を飲むためにあの静けさを味わうためにまた始めてみたいけれど・・ 以前に働いていた職場の先輩が
お茶を教えているとお聞きしてチャンスとは思っていましたが。あの頃はRAKAMと言うイタリアの手芸雑誌も彼女から
教えてもらって、ハーダンガー刺繍を教えていただいていました。今思うとお昼休みに刺繍をしていたなんて
なんて素敵な職場だったのでしょう!



私が企業は嫌だからと就職した学協会は不思議と自由な空気に溢れていて女子職員と男性は各企業から出向の
人が中心で、英会話学校へは授業料を出してくれていたので、数名で通ったり、そのうち先生に来ていただいたり
して定着しました。他に草月流のお花を他の団体と一緒に習うことができました。
各社からの技術系の出向者は趣味が多彩でギターを教えてくれたり、スキーを教わったり、とにかく学生時代の
ような楽しさの最初の数年でした。テニスやディスコや学生時代に学業と学生運動で遊ばなかったので、
就職してからが青春時代のような感じでした。そこで刺繍を教えてくれたのが今はお茶の先生をしている旧姓Kさんと
田中泯さんと結婚した編集課の先輩でした。彼女が教えてくれたのはミセスと言う雑誌に載っていた佐藤雅子さんが
ブリューゲルの花束の絵をアレンジした刺繍でした。中国語を教えてくれた私の直属の上司は仕事をやめて本格的に
中国語を勉強して、都立大の教授を経て今でも早稲田に研究室を持っているおおらかで素敵な方でした。
そこで出会った同期や上司、出向してきた人、後輩、企業や大学の研究者たちからたくさんの影響を受け、私を作って来た
ファクターの一つになりました。



片付けをしていたら、個展の案内状に目が止まりました。はた織りをらせん工房で習っていた時の友人Aさんの
お姉さまのでした。アトリエの電話番号が書いてあったので、連絡して消息を伺いました。彼女は数年前まで
織物の展覧会に一緒に行っていたのですが、全く連絡が取れなくてずっと心配に思っていた人です。
お姉さまも疎遠になってしまってよくわからないけれど無事に暮らしていると思うとのお話で少しほっとしました。
鬱っぽくなったと話していたので、そっとしておこうかと思いました。



Kさんにもお茶のことで連絡を取って謝ろうかと思いました。懐石料理にも興味があって、習っているとおっしゃって
いたので、その時星岡のことを教えてあげてそれっきりでした。竹を割ったような性格でおしゃれで素敵な方でした。

相変わらず新聞の切り抜きとか、展覧会やコンサートのチラシなどそのまま置いてあったのでちょっと整理して
つい読んでしまったり。新聞はおもしろくなくなったかもうやめちゃったけど、気になる本の書評とか切ってあったので
これからでも参考になると整理しています。

朝日新聞の広告欄で篠原哲雄さんと言う映画監督が「挑んでみることで気づく自分のまだ知らない資質」と言う言葉に
励ましをもらったり。求人関係のところでよく載っていた仕事のこととか著名人が語る欄が好きでした。



河合隼雄氏が高山時と明恵上人のことを紹介していたところで明恵上人に興味を持ちました。白洲正子 さんが本の中で
何か語っていたことは覚えていましたが、「明恵上人」と言う著書があったのですね。河合氏の「明恵 夢を生きる」
と言う方は夢の分析で心理学っぽくて難しそうです。

いろいろなことに思いをはせるコロナでのステイホームの日々です。





写真は19日の薬王院と野鳥の森の入口で撮ったものです。

コメント
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