Reflections

時のかけらたち

8月の星岡 (2020) ・・・ Hoshigaoka in August, 2020

2020-08-07 00:11:59 | dish
星岡日本料理講習会
8月の献立



先 付  切り干し大根 松前漬け
前 菜  胡麻豆腐
 椀   とうもろこしすり流し 吉野仕立て
焼 物  鶏手羽肉手綱巻焼 白糸芋
煮 物  冬瓜の含め煮 海老団子 ひじき
小 鉢  あげだし茄子
ご 飯  しそご飯




















今日はバスに乗り遅れて少し遅刻してしまいました。
すり流しの鶏肉ができたところで到着。
この鶏肉は霜降りにして、昆布でゆでた後、スープと醤油と塩につけて味をつけて
表面を焼いています。こういうひと手間がおいしさを引き出します。
とうもろこしの甘みがあるスープの上に乗せていただけば、絶品です。






切り干し大根と和えるかがめ昆布。







鶏むね肉に互い違いに切り込みを入れて長い紐のようなものにして、ごぼうを巻いて行きます。



冬瓜 ・・・ 冬瓜はピーラーで薄く皮をむく。きれいな色を残すため。 



包丁を垂直に立てて、切込みを入れます。



指で塩と重曹を擦り込みます。
塩はきれいな色にするため、重曹は冬瓜の方さを一律にするために、固い表面に
少しすりこみます。下茹でして水に流すので重曹を使っても問題ありません。
表面にお湯がかからないようにして煮て、美しい色を残します。
和食が色を大切にする料理であることが良くわかります。









胡麻豆腐 家でこんなにおいしく作れるのなら、今度作ってみようと思いました。葛の柔らかさが
何とも言えません。

鶏の巻物に添えたじゃがいもの細切りがすごくおいしかったです。あんなに切れません。
さっと茹でて三杯酢につけて、黒胡椒を振るだけで食感のいい付け合せができました。

揚げ出し茄子葉大根のすりおろしを敷いた上に乗せて、つゆをかけます。




とうもろこしのすり流し



冬瓜 さわやかな緑色にできて夏の涼やかさが出ています。



松前漬け 簡単でおいしかったです。切り干し大根を使って。
次回も切り干し大根を使った料理を紹介して下さるとのことでした。最近は基礎的な知っていたと思ったけど
知らなかった料理が多いので勉強になります。
焼き茄子は切込みを軽く入れて焼いた後、冷たい塩水につけてむくと簡単に皮がむけるとか、胡麻和えは一度割醤油
にほうれん草を通すとか・・何でもないことがそうだったのかと思います。




青じそご飯のさっぱりとしたおいしさ。


本日の装い




暑いので洋服でも浴衣でもいいと思って、和服で行く準備を前日にしておきませんでしたが
やっぱり着たくなり、浴衣と帯を合わせたら、有松絞の浴衣の柄が結構はっきりしていて型染めの帯が
合いませんでした。慌てて前回と同じ絽の着物を出して着たら落ち着きました。Tさんからいただいたものです。
浴衣のつもりで気を抜いていてしまっていましたが、メイクも含めて1時間で着付けはできました。

前結びで回したら、きものの打ち合わせもずれていましたが、何とか引き戻しました。
後ろを撮ってもらったら背中心もかなりずれていたみたいです。
今日は準備をしていなくて慌てていたのでやり直す時間がなくて。余裕を持っていないとだめですね。








帯は栗山工房、帯締めは自分で編んだもの。帯揚げは見えないけど池田さんで買ったものです。


Aug. 3  2020  Asagaya


コメント (3)
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