小さな花たちが何かけなげにそこで生きて励ましてくれるような気がしました。
昨日はフェアアイルのプライベート・レッスンの後、Uさんに誘っていただいて花巡りのハイキングに出かけました。
宿題でVネックを編み、袖の拾い目をして行きましたが、初めてのことなので、毎晩遅くまで、時には3時ころまでやっていたのでブログやほかのことをしている余裕が全くありませんでした。何度もほどき、目数を数えても毎回違ったり、ほどきすぎて糸が弱ってしまって、目がぐずぐずになってしまったりでトラブル続きでした。糸が最後の一玉になり前と後ろから同時に取って衿と袖をやっていたのも糸がこんがらがり最後には大変なことになっていました。
初めて自分で鋏を入れたスティーク。袖があきました。
つくづく自分が細かい人間でないと落ち込みます。黒い毛糸が地になったりしているので見づらいので先生に夜にやらないほうがいいと言われました。修復不能なところを直していただいたので、何とか先に進めることになりましたが、拾い目は横糸も一緒にすくったりしていたので、目数が不安定になり、ほどいてやり直すことになりました。フェアアイルの神様に私は嫌われているのかと思うくらいです。このジェイミソンの糸と作り出す模様がこんなに好きなのに作るのと好きなのは違うのかしら。とにかくこの一枚だけは完成させたいの思いです。糸にもっと慣れたいし。
Uさんと調布駅で待ち合わせて、東府中駅から浅間山公園に行きそこからさらに多磨霊園を横切って、野川まであるきました。
私に小さな花を見せたいと言ってUさんは府中の航空自衛隊の横の道を選んでくれました。こういう場所を通るとちょっと緊張感があります。戦争というものが存在するということを思い起こさせます。でもそこの脇のコンクリートの間の狭いところになんと多くの雑草が元気に生えていることでしょう。連日の苦労を忘れさせてくれます。小さな花たちが何か生きることを教えてくれます。「花は咲く」ってこういうことなのですね。
こちらはベランダのクリスマスローズがまた咲いてくれたものうれしかったです。
キュウリグサ
この花が謎で、キクムグラなのかなと話しています。色は飛んでいるけれど下の小さな花が花弁5枚なので揺らいでいます。
ハナヤエムグラ ピンクでかわいいです。
黄色い花はコメツブグサ
ユウゲショウ
ブタナ (タンポポモドキ)
Uさんは初めて覚えた野草がブタナだったのよなんて笑っていました。
アメリカフウロ
ゲンノショウコかと思いました。
コマツヨイグサ
家の前のチューリップ
ヘラオオバコ
コバンソウ
浅間山公園に入りました。山がいくつもある丘陵です。人見街道の名前の由来になっている人見四郎という鎌倉時代の武士のお墓もある場所で、神社もあり歴史のある場所でした。キンラン、ギンラン、ササバギンランを見るのが目的です。ムサシノキスゲの自生地としても有名であることを知りました。
ハンショウヅル
キンランがたくさん咲いていました。
ギンランは小さなお花です。今年はあまり出ていないとのことでした。
ササバギンラン
ムサシノキスゲはもっと後に咲くということですが、今年はもう咲き始めが早いとのことです。
多磨霊園に咲いていたマツバウンラン
多磨霊園は子供が保育園に行っていた頃、ペーパードライバー教習で子供を車の後ろ乗せてよく走った場所です。時はあっという間に流れました。
スズメノエンドウ
カラスノエンドウよりずっと小さい。
カラスノエンドウとヤブジラミ
野川沿いに群生するヤセウツボ
初夏の輝きを感じる緑
久しぶりにたくさんの花を見た午後でした。横山先生の花巡りがまだ再開されないので、こういう機会はとても貴重です。ご案内いただいてとてもありがたいです。
April 21 2021 Sengendai park & Musashino park