Reflections

時のかけらたち

ベネチア料理と紫陽花と植物トーク -1 ・・・ talk session by artist and scientist

2022-06-13 23:59:52 | art

最近は疲れやすくて、夕食後少し寝てしまうこともよくあり、それでまた起きてから活動するので
深夜遅くまで起きていることも多く、何とか生活習慣を改善しなければと思うこの頃です。

ヨガの池袋スタジオが今月で閉じてしまうので、今後のこともどうするか考え中です。
今考えている二つの教室は一つは月曜に習っていた先生が用賀の公民館で開催しているクラスと
新しく先生たちが始めたスクールでそれは目黒にあり、行きやすいのですが・・
7月はいろいろお試しして決めて行こうかと思っています。

夜寝る時につくづく長いこと生きてきたものだと思ったり・・・ 体もどんどんフェードアウト
していく準備かしら・・ 体の中を血液を循環させ、頑張っているよね。これから弱っていくばっかりの
自分の体力を何とか維持しながらできるだけ健康に生きて行きたいところだけど・・

でも思うことは”今”がこれからの人生で一番若いということ。今やらなければ後ではもう無理という
所まで来ています。

 

6月12日

浅野友理子展「脈脈」クロージング記念トークセッション  

食文化や土地に根ざした利用法を切り口に植物を描いている浅野さんと、植物生態学の第一人者・多田多恵子さんのクロス
トークを開催します。「マムシグサなどただきれいというわけではない植物たちの特徴をとらえた浅野さんの絵や版画は
とても興味深いですね」と多田さん。二人の熱い植物談義。どんな話が飛び出すでしょうか。質疑応答もいたします。

ゲスト:多田多恵子(植物生態学者) 
とき 6月12日(日)16:00~17:30
会場 ツォモリリ文庫 東京都調布市仙川町1-25-4
   (京王線仙川駅より徒歩5分 せんがわ劇場向かい)

多田多恵子プロフィール
東京都生まれ。東京大学大学院博士課程終了、理学博士。現在立教大学・東京農工大学・国際基督教大学非常勤講師。
植物の繁殖戦略、虫や動物との相互関係などを調べて楽しみ、一般向けに観察会も開いている。近著に『実とタネキャラクター図鑑』
(誠文堂新光社)、『ようこそ! 花のレストラン』(少年写真新聞社)、『美しき小さな雑草の花図鑑』(山と渓谷社)、
『したたかな植物たち』(ちくま文庫)など多数。
「趣味どきっ!道草さんぽ」(NHK, 2021)出演。

浅野友理子プロフィール
食文化や植物の利用を切り口に、様々な土地を訪ねている。
出会った人たちとのエピソードとともに、そこで受け継がれてきたものを記録するように描いている。

1990年  宮城県生まれ 
2015年  東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程修了

主な個展
2021 “綯い交ぜ”ビルドスペース/宮城
2020 “植物をしたためる” ビルドスペース/宮城
2019 “土の熟れるころ” ビルドスペース/宮城
2018 “山のくちあけ” 馬喰町ART+EAT/東京

主なグループ展
2021 “ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代 2021/福島 
   “エマージング・アーティスト展”銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM/東京
   “第8回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展”上野の森美術館/東京
2020 “みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2020″/山形
   “ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代 2020/福島
2019 “青森EARTH2019 いのち耕す場所 農業がひらくアートの未来” 青森県立美術館/青
   “たべもの、いきるための”もうひとつの美術館/栃木

受賞歴 
2021 “第8回東山魁夷記念日経日本画大賞” 入選
2020 “VOCA展2020 現代美術の展望ー新しい平面の作家たち” 大原美術館賞受賞

所蔵 山形市、多賀城市、塩竈市、公益財団法人大原美術館

みずみずしく生き生きとした壁画です。植物やそこに生息する生き物が描かれていました。

としちゃんよりお知らせいただいた展覧会のトーク・セッションに夕方から行きました。
植物の話に引き込まれ、多田先生の話はとても興味深かったです。横山先生からいろいろ実際のフィールドで
教えていただいたことなども思い出しました。

若い浅野さんが植物と共に生きて、実を食べたり、薬にしたりと里山に生きる昔からの縄文時代からの土地に
伝承されている生き方を受け継ぎ始めているその生き方が絵にも表れている生命力あふれる壁画と人間と共に
生きてきた植物の版画がとても素敵でした。
植物が光って語りかけてくるような絵・・ 植物一つ一つが精いっぱい生きていることを教えてくれた多田先生の
話も深すぎてもうオーバーフローしてしまいました。雌花の方が体力を使うとか、いかにして種を残すかで昆虫を
だましたり、あざとく生き残っていく様子も面白かったです。美しさで誘う花や死体のにおいで蠅を誘う花や
罠をたくさん仕掛ける植物たち。著書に「したたかな植物たち」というのがありました。
このトーク・ショーに多田さんを本から知り、引っ張ってきたつぉもりり文庫のディレクターのおおくにさんの企画
素晴らしかったです。

自分の身を守りながら、子孫を増やして、その場でしか生きられない植物の一つ一つが私たちと同じように生きているのだねと
これからは話しかけたくなります。ただかわいい、美しいだけでなく、そんなに工夫して努力して生きているのだと感心して
しまいます。神が作った仕組みなのか、自ら進化していったのか・・・ 生命の不思議・・

救荒植物(きゅうこうしょくぶつ)*というのも初めて知りました。どんぐりとか栃の実とか‥ 山が近い場所では昔から
伝えられているとか・・

*飢饉、戦争その他で食料が不足した時に、その不足をしのぐために間に合わせに食料(救荒食)として利用される植物である。

 

仙川は実篤公園に行ったとき帰りに出た駅で2回目の訪問です。その際にも安藤忠雄が設計した
エリアがあるのよと教えてもらっていました。今回はその一角のギャラリーにお邪魔しました。
ここに行くまで、駅前の地図にも道路にも一切案内が出ていないのはちょっと不親切な感じが
しました。

この一帯が安藤忠雄が地主と共同で開発された公共施設を含む場所です。

参考)
近代建築の楽しみ 仙川安藤ストリートを行く

 

ちょっとコンクリートの打ちっ放しが無機的な感じがします。
人と共に育っていないような感じがしました。

つぉもりり文庫はインドの手仕事ブランドから始まったアート・スペース&手仕事ギャラリーです。
今回の展示もTsomoriri- Baseというサイトに作品が全部載っていました。名前がわかるのでありがたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多田多恵子さんの話がとても面白かったです。

 

 

 

 

 

せんがわ劇場やアート・ギャラリーの前の建物につぉもりり文庫があります。

 

頭の中が植物たちのことでいっぱいになった一日の最後でした。

 

June 12  2022  Sengawa

 

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