Reflections

時のかけらたち

My Huckleberry friend

2017-05-04 23:18:22 | thoughts
去年50年ぶりのクラス会を企画しましたが、その時に来れなかった友達をつなぐことができました。
熱い少年のココロを持っている二人、茶道と日本文化に生きる元世界をかけるビジネスマンと自らの美意識に執着する
アーティストを結びつけることができたのは嬉しいこと。二人で飲んでいるところから写メを送ってくれて
とてもうれしかった。その写真にはこれまで生きてきたことがずしりと感じられ、相変わらずダンディーだけど
それぞれに積み重ねたことを思うと涙が出そうになりました。それにしてもマブダチっていいよね。Huckleberry friend

私って人と人を結びつけるのが結構好きなんだと思いました。もしかすると余計なお世話なのかもしれないけど。
元の職場の上司が鬱になって退職した後、昔いたスタッフに相談したりしていましたが、ちょうど関西に転勤になっていたので
二人はその後良く飲んだりしているようです。来たら寄ってくださいと言われるけどなかなか行けない大阪方面です。


              

昨日は朝ちょっとゆっくりして、和服を着て、いつも京王デパートの催事で江戸小紋を出店している
呉服屋さんの最終日によってから、国立博物館の「茶の湯」展に行くことにしました。



家で襟元を撮ってみましたが、やっと半襟がちゃんと見えるようになりました。どうも左右体型も対象でないし
難しいです。さわやかな日でしたので、単衣も考えましたが袷でも大丈夫でした。藍田正雄の帯を昨年このお店で
買ったので、何にでも合うと言っても合わせるのが難しく最近買ったリサイクルの小紋にしました。
いりくの帯揚げもまだ難しいけど、着付けは自分でどうしてこうなるのか考えながら着ないと成長しないと思いました。
習いに行っているのじゃだめね。自分で考えないと。そして数着るちに気にならなくなったり、うまく着れたりして
いくのだろうと思いました。
前回着て出かけて行ったレースドール展で知り合った着付けができる女性はコーリンベルトもしていないと
話していました。襟芯も入れないし。でも補正だけはしていると言っていました。そうしないと着崩れると。



この呉服屋さんのご夫婦にはいろいろ着物のことを教えてもらいました。前回の時は来なかったので久々でした。
驚いたことのにご主人の方がこの催事が始まる当日に亡くなられたとのことでした。仕事に穴があけられないので
催事が終わってから葬儀をするとのお話でした。こういうお仕事も次は京都の大丸とかとても忙しいのですね。
もう80歳に近いと思うのですが、よくやっていらっしゃいます。もともと京都の白生地屋さんだったご主人は
84歳だったとのことです。早稲田に通っていて家の仕事を継ぐ予定ではなかったと以前お話を伺っていたのですが
呼び戻されて、東京で知った江戸小紋に魅せられて江戸小紋を中心にされるようになったとか。
これからは本郷のテーラーのお嬢さんだった奥さまが一人でやって行かなければと話されていました。
そこでまた偶然というか娘さんがシャンソンの歌手をしてるとのことで、上野のquiという老舗のシャンソニエ
で歌っているとのことで、いつか誘ってもらうことにしました。

上野の博物館では時間を後ろにずらしたので、あまり混雑せず、すっと入れて見ることができました。
庭園が特別公開で、16時まででぎりぎりで間に合いまわることができました。





















この辺の茶室を借りてお弁当を取って、織物の仲間とお茶を点てていただいたこともありました。
仲間が国立博物館の館長秘書をされていたので、勝手知ったるといった感じでした。
優雅な時間でした。彼女は林辺先生が亡くなられた後だったか同じく癌で亡くなられたのだけど
最後に病院でお会いできて喜んでもらえました。博物館で見た展覧会のカードを持って行きました。
思い出の中で生きている人々。








この日は時間延長していたので、あまり混んでいない中、ゆったりと和服でも見ることができました。
思ったのだけど草履って疲れないのね。

特別展「茶の湯」は名品揃いでしたが入れ替えもすでにあり、見たかった小井戸茶碗銘老僧は見ることができませんでした。
目玉の曜変天目茶碗も連休まででした。やっぱり天目茶碗はサントリーで見た藤田のコレクションの方が良かったです。
油滴天目が中から青白い光が出ているようで素晴らしい宇宙感でした。
他長次郎の無一物とか、志野もやわらかくて素敵でした。どれも茶碗が意外と小ぶり。歴史を追っての展示で
大名たちの手に渡って行った茶碗とか、信長がそれを手に入れたくて武力を使ったり、権力者の手に渡って行った品々。
そのものは豪華でもないのにその宇宙感に魅せられるのか、利休以降の侘び寂びの世界。
今回は利休ほかの書も多かったです。一番驚いたのが利休の肖像画。とても鋭い人だった感じがしました。
初めて千利休に興味を持ちました。


ずっと歩きづめだったので、「みはし」でまたクリームあんみつを食べて帰りました。
ここの四角にきった餡が好きです。ほっとしますね。水分補給。


              

呉服屋さんの娘さんがシャンソン歌手と知り、スマホで杉田真理子さんを教えてあげましたが
急に真理子さんがなつかしくなり、トップページにあった中野サンプラザのコンサートに行きたくなりました。
その中にMoon River があったからです。My Huckleberry friend ・・ 
中学生の頃見て大好きだった映画「ティファニーで朝食を」。この曲はいくつになって聞いても、胸がキュンとしますね。
あの時のオードリーは本当に素敵で、雨の中の猫を追いかけるラスト・シーンがすごくよかった。

そしてシャンソンは真理子さんやいとこが学芸大附属の時友達だった高木諒太やライブでジャズやポップスをやっている
小・中で同級生だったS君の息子さんとか思い出しました。S君の方は名前を忘れちゃって代々木のナルや錦糸町のアーリーバードを
探したけれど見つからなかった。同級生とずっと一度行ってみたいと話していました。


May 3  2017   Shinjuku, Ueno 


追記:
シャンソン歌手のお名前は林美喜さんで実名で出ているとのこと。、
同級生のお子さんは佐々木隆宏さんでThe Double Roleというユニットに参加。Lily Babies
というバンドでも出ている。お父さんも音楽は好きだったけど職業にするなんて半端ではないわね。
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藤の花がさらさらと揺れる下で ・・・ under flowers of wisteria swaying in the wind

2017-05-02 23:31:23 | seasons


今日は最初の予定では連休のはざまで「茶の湯」展に行くのが一番いいのではと
思っていたけれど、急に藤の花が見たくなって朝おにぎりのお弁当を作って
仕事が終わったらまっすぐ初めて行く芝離宮へ。連休の間に天目茶碗も見たいのですが、
きっと明日からは混みそう。





いつも高速からとか、モノレールからだったか何かと思ってみていたところ。
静かで落ち着いていてとてもいい場所だった。人が少ないのがいい。休日やGWの祝日
だったら藤も見ごろだし混むのかしらと思ったり・・
シルバー料金があっさりと確認されずにパスできるのがちょっぴり寂しい。
生まれ年だけ口頭で言うだけ。





入ってすぐのところに藤棚があり、その中の椅子に座って、お弁当の時間。
後ろではフランス人の家族がランチをしていました。
藤の花がさらさらと揺れるのを見ながら最高のランチ。
ここ数日藤の花が見たくて仕方がなかった。




今型染をならっているところで次は藤の花にしたいと思っていました。
でも藤の花ってもう単衣の季節に合わせるのかしら。季節より少し早めでもいいから
4月頃から着れるのかしら・・
ブルーと紫の藤娘きぬたや立て板絞りのリサイクル着物に合わせようと思ったけど
ちょっと感覚が違いそう・・ 絞りはぼてっとしているものね。モネの絵の色に
似ていたので衝動買いしてしまったけれど。





帰りに喉が渇いてお茶を飲みたかったのだけど浜松町という
初めて外に出た駅では何があるかさっぱりわからずやっと見つけた
ドトールコーヒーでお茶をしたら、そこにもフランス人がやってきて
この街は場所がらか外国人が多くて驚きました。

コーヒーショップでは就活中の大学生がいたり、駅近くにもいて
この辺はビジネス街でもあるのね。大学生がスーツ着ているとすぐわかる。
若葉の季節はそういう季節。娘も5月から本社勤務になり、やっと土日が休みになる。
連休の祝日は休みにはならないとか・・ ライフスタイルがまた前にシフトして
私も今までみたいにほとんど2時ころ寝て6時半には起きるというスタイルが
前倒し出来そう。とにかく早く寝ないと目の下も隈になって・・



May 2 2017  Kyu-Shiba-rikyu Gardens
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今年最後の桜 ・・・ last sakura viewing

2017-05-01 23:00:12 | seasons
鬱金桜や御衣黄、兼六園菊桜を見に行った時、
梅護寺数珠掛桜の近くまで行かなかったので、
ちょうど新宿で買い物をしていた娘と待ち合わせて
いっしょにお花見をしたいつもの新宿御苑です。

広い芝生の上を歩いて行くと、元気なシニア3人組が
この桜はお花の中に白い花が咲いているよと教えてくれました。
ヴォランティア・ガイドかと思ったら、冗談で写真一枚につき
○○円だよなんて言って楽しくやっていました。
こんなにはっきりしてわかるのは珍しいとのことでした。
あとハンカチの木が今見ごろと教えてくれました。
男性2人女性1人の楽しい仲間でした。



”妹背”
新宿御苑の桜は大体知っているつもりでしたが、これは初めて。遅く咲く桜なのですね。

























お目当ての梅護寺数珠掛桜のところにつきました。











































兼六園菊桜もまだ咲いていました。




































今年は結構花の時期をはずさずにうまく会えたみたいです。こんなにたくさんの桜を見るのは初めてではないかしら・・
いつの日か京都原谷苑の枝垂れ桜や吉野の桜を見てみたいわ。あと足利フラワーパークの藤の花も。

April 20  2017  Shinjyuku Gyoen National Garden
コメント (2)
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