Reflections

時のかけらたち

宇治川のほとりにて -1 ・・・ on the banks of Uji river -1

2021-04-16 23:57:09 | wonderland

平等院を見た後は宇治上神社へ

娘が宇治川のほとりに日本でもかなり古い神社があるから見たいといっていたので、一緒に見て回りました。2日目は娘の企画なので、お昼ご飯やお茶するお店も調べて決めてくれたので楽でした。

実はこの2つの神社はいつ建設されたのかはっきりと分かっていません。歴史的経緯や同じ神様が祀られていることから、ほぼ同じ起源の神社ではないか、と言われていますが、まだまだ謎の多い神社です。そんな中分かっていることとしては、仁徳天皇が菟道稚郎子命の魂を弔うため、宮居に祠を作ったのが「宇治神社」の始まりとされていることです。そのことから、宇治神社は宇治上神社に比べて、弔いの色が強い神社と考えられています。実際に、宇治上神社では仁徳天皇と応神天皇が一緒に祀られていますが、宇治神社は菟道稚郎子命の一柱だけを手厚くお祀りしているそうです。

平等院からすぐ宇治川沿いに出てるくと中の島が見えてそこを通って橋を渡り、対岸に行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇治は源氏物語の世界です。原文で源氏を読む人とかいますが、私は今一魅かれません。清少納言の「枕草子」が好きで高校生の頃受験勉強のつもりで読んでいました。 この椿は光源氏という名前です。像の横に植えてありました。

 

宇治上神社かと思って入って行ったら、宇治神社でした。紛らわしいと思いましたが、あとから宇治神社と宇治上神社はもともとは1つの神社だったことを知りました。

 

もっと奥にあるこちらが宇治上神社

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石を乗せて落ちなければ願いごとがかなうとか・・・ 娘と私もトライしました。

 

 

 

平安時代と鎌倉時代の建物が残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

March 28  2021   Uji,  Kyoto

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宇治、平等院へ  (写真追加あり)・・・ Byodoin, Uji

2021-04-14 22:20:08 | wonderland

3月28日

京都2日目は宇治へ

原谷苑の桜を見て、仁和寺、六波羅蜜寺、祇園と初日に行って、翌日は娘が行きたいところを中心に京都の南に行きました。この日の行程はすべて娘に任せました。

ホテルの朝食を6時半に取って、早めのチェックアウト。四条駅まで10分位歩くところ、ホテルの目の前にバス停があり、駅までパスにしたら楽で早く京都駅につきましたが、結局JR奈良線の時刻は同じでした。

 

宇治駅について、平等院に向かって歩きました。

宇治橋の近くから平等院にいよいよ向かいますが、有名なお茶屋さんが並ぶ通りを進んでいきました。

 

朝早くの静かな平等院です。

 

 

内部拝観券には人数で切って、時間が入っています。1回に20名ずつです。先に内部拝観券を買って、その時間まで、外を回って、鳳翔館という博物館をゆっくり見ていました。ご朱印ももらって。この頃はコロナのせいで、直接ご朱印帳を預けて書いてもらうのではなく、書置きの紙をもらうところが多くなってきました。

 

 

 

 

 

時々体に感じる位の小雨が降ったりやんだりでした。

 

 

鳳凰ならぬカワウ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リキュウバイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珍しく、鶯が見えるところでいい声で鳴いていました。写真は影になってしまいましたが、気持ちがよかったです。

 

平等院は中学校の修学旅行以来でしたが、美しい建物でした。修復はしていても残っているということが素晴らしいです。

中で一番気に入ったのが、半分は博物館、残りとレプリカが鳳凰堂の中に飾ってある、木彫の菩薩像です。博物館で近くに見れたことが良かったと思いました。娘が行くと言わなかったら私一人だったら、きっと哲学の小道や下賀茂神社の近くの三井の別荘か大原にでも行っていたでしょう。平等院を再訪して良かったと思いました。

 

 

 

極楽浄土の世界

 

娘に撮ってもらった写真がありました。

 

こちらは原谷苑の方です。髪のカットに行く時間もなくて、ぼさぼさです。(今も)

 

March 28  2021   Uji,  Kyoto

 

鳳凰堂で説明を聞いたあと、鳳凰堂から庭を撮った写真を追加しました。

 

カワウの羽もきれいなのね。

 

 

 

 

 

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春は駆け足で (追記あり) ・・・ spring is passing speedy

2021-04-12 23:55:33 | a day in the life

                                                                           フデリンドウ (武蔵野公園)

 

先々週は編み物に集中していたのですが、先週は用事が重なりました。

外に出るたびに花が開いていき、緑が鮮やかになって行きました。

 

5日 玉三郎 歌舞伎座公演

6日 自然教育園・小石川植物園  (ヤマルリソウを見に)

7日 新日本フィル ゲネプロ マーラー交響曲第4番

8日 池田、ヨガ、新日本フィル 本番 (サントリー・ホール)

9日 星岡、イタリア文化会館 黒沢監督の対談と「スパイの妻」上映

10日 ヨガ、野川公園・武蔵野公園 (フデリンドウを見に)

11日 フィガロの結婚 新宿文化センター小ホール 実験的オペラ

 

                            小石川植物園

 

イレギュラーで新日本フィルのコンサート、黒沢監督の対談と映画、フデリンドウが来週では間に合わないと連絡をいただいて土曜日だったけど野川公園方面に花めぐりが加わりました。

突然加わったのは新日本フィルの本番コンサート。リハでとぎれとぎれに聴いて、記憶の底からよみがえったこの懐かしい曲、マーラーの交響曲第4番は是非通して聴きたいと思ったので当日券で翌日入りました。

黒沢監督のヴェネツィア国際映画祭の受賞記念のトークと上映はイタリア文化会館からのニュースレターで知りましたが、お知らせが来たときはもうキャンセル待ちで登録したら、なんと前日出席OKとなりあわてました。

久しぶりに池田に行ってみようと思ったのは、ゲネプロに誘ってくださるAさんがいつか行ってみたいと話していたので、調べたら火、水はお休みだったのですが、ブログに載っていた単衣の結城が素敵だったので見たくなり、久しぶりに由紀子さんともお会いしたくなり朝一で行ってきました。ちょうどマツコの番組の再編集で池田が出てきて、コレクションの素晴らしさを改めて感じました。

家の近くのハナミズキが開き、保育園の鯉のぼりがたなびいています。季節が巡っていくのが早くてついて行けません。

 

 

図書館にアバドのマーラー第3番と4番を新宿文化センターに行った帰りに借りに寄りました。予約していたケン・ローチ監督の「麦の穂をゆらす風」もやっと順番が回ってきました。その時に大学のハナミズキがこれから開くところという感じで面白かったので写真を撮っておきました。

 

今週はルーティンのヨガのほかには編み物のプライベートレッスンが入っているだけです。少し家の片づけとかしないといけません。

 

昨日はN響次期首席指揮者にファビオ・ルイージ 22年9月から3年間 という嬉しいニュースが飛び込んできました。都民劇場は1年以上コンサートがほとんどなく、今後も目途が立っていません。音楽が足りていない私にグッド・ニュースです。その頃はもうコロナの影響なく、海外からの演奏者が来日できるようになっているといいのですが。でもとりあえず、来年から3年間はN響にも会員になっておこうかと思いました。

 

 

膝の具合も95%治ってきているので、そろそろ高尾山の林道でも歩いて最後のスミレを見たいな~と思っています。

 

追記)

今日は編み物を仕上げるためのプライベートレッスンに行って、帰り道に比較的近い国領神社の「千年の藤」を見てきました。一昨年だったか見に行ったときにはすでにほとんど終わりでした。今日は見事にさらさらと咲いていました。そのあと野草園まで歩いて行こうかと思いましたが、雨がぽつぽつ降ってきたので、帰ることにしました。

帰宅してからNHK+でクラシック音楽館を見ました。「クラシック音楽館 N響 次期首席指揮者発表!ファビオ・ルイージからのメッセージ」ちょうど同じ時間に「スパイの妻」を録画していたので録画できませんでした。今では見逃し配信が見れるので助かります。

そこでうれしかったことはサヴァリッシュとファビオ・ルイージが関係が深かったことを知ったことです。サヴァリッシュの影響をとても受けたと話していました。好きな指揮者とつながりがあったことを知って、とてもうれしく思いました。インタヴューもとても温かみがあり、人柄が現れていました。N響は亡くなった音楽が好きな友人が時々いいのがあると教えてくれて一緒に行ったりしました。彼女も生きていたら喜んだことと思います。カルミナ・ブラーナやサイトウキネンで小澤征治の代役を務めたルイージを一緒に聴きに行きました。

番組ではインタヴューのほかにベートーヴェンの7番とレスピーギの曲、ブラームスの4番を指揮したものが放送されました。ベートーヴェンの中でも一番好きなシンフォニーとブラームスとてもよかったです。ブラームスの4番は出だしでもう泣ける曲です。

私が初めてファビオ・ルイージを聴いたのは2009年、R.シュトラウスのドン・ファンとブラームスの4番で、彼のことはほとんど知らなかったので、本当に驚きました。この人の紡ぎだす音楽って何なのだろうと・・・ 父が亡くなった時にもブラームスの1番と4番をサントリー・ホールで聴いていました。

コロナで音楽と接することの少なくなった私にとってファビオ・ルイージがN響に招かれ、それを承諾してくれたというこんなにうれしいことはありません。

 

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宵の祇園あたり ・・・ around Gion in the evening

2021-04-11 23:55:00 | wonderland

3月27日

六波羅蜜寺から石塀小路に行って、早めに夕食ということで祇園に回りましたが、思わぬ誤算。観光地でお店は満席。そんなに人は出ていないのではと思ったのは間違いでした。3年前の小学校のクラス会で祇園の「きらら」というお店で夕食をいただいておばんさいなどもありおいしかったのでそこと思ったら、途中も満席と書いてあるお店もありましたが、まさかの満席。

建仁寺の裏

 

 

 

他のお店を探すことにして、路地に入って行きましたが、メニューが出ていないお店が多く、出ていれば結構高いお店も多く、奥が深くてこの道を進んで行っていいのかしらと思ったり・・ 暗くて行灯が下に置いてあり、風情はありますが、夕食難民としてはあせりました。

すてきな路地だったのに焦っていたので写真を一枚も撮っていなかったというか撮る余裕がなかったのであとから思うと残念でした。

手ごろなお店があり、席もあったのでもうそこに入るしかありませんでした。「くらした」というお店でした。

 

鮫の心臓という説明がありました。

 

美しくて、おいしいお料理でした。春らしい飾りです。

 

 

 

 

 

 

 

どれも繊細でおいしかったです。

京都料理を何とか楽しむことができました。祇園とか先斗町はいちげんさんお断りというのもわかるような気がします。行くほうにしても恐いですね。あらかじめ予約するか調べておかないと。

くらい店の路地に足元に行灯がおいてあり、タクシーを呼んで帰って行く客たち。四条通に出ようと歩いて、ここでもこの風情のある界隈の写真を撮り忘れました。結構必死だったのですね。

 

 

 

 

京都の町は橋のたもとにつくとストリート・ミュージシャンがロックだったり、ジャズだったり思い思いの演奏をしていて自由な感じが好きです。いい街だな~と思います。やっぱり京都くらいの規模感の街がいいですね。東京はモザイクのようにいろいろなものが合わさった街です。外国人はそれが面白いと言いますが。

伝統と自由のある街、もっと長くいたいし、すぐまた行きたくなるような場所です。京都より奈良の方が好きでしたが、今では同じくらいに近づいてきました。京都でも今までだったら、すぐ郊外に行ってしまっていたのですが、京都の街もおもしろくなってきました。

お店を見ながら祇園から四条河原町まで歩いて、そのあとホテルまで地下鉄ひとつくらいなら歩いてもいいかなと思い歩き始めましたが、京都の通りはクロスしている一区画でも結構遠くて疲れました。道路1本分勘違いしていました。ホテルは最寄駅四条で四条堀川にあるアーバンホテル京都四条。二条城のプロジェクションマッピングを見に行く余力は残っていませんでした。

 

27日にいただいたご朱印

 

 

March 27  2021   Kyoto

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京都街歩き ・・・ walking around town of Kyoto

2021-04-10 23:58:59 | wonderland

3月27日

午前中に原谷苑、仁和寺を見てからバスで北野天満宮まで行って、以前京都が好きな友人から教えてもらったことのあるとようけ茶屋で昼食をとることにしました。バスがなかなか来なくて、タクシーもけっこうたくさん待っていたので乗ればよかったのですが、予定通りバスを使いました。

北野天満宮のバス停を降りて、きょろきょろお店を探しました。道路の反対側に人の列が見えて、バスの停留所もあるし待っている人かと思ったら、なんとお店の前に折れ曲がった列ができていました。他のお店を考えてなかったので、並んで待つことに。お昼の時間をまわりのお店なども見ることを考えて2時間近く取っていましたが、1時間近く並んで待つはめになりました。たくさん歩いてきたので、立っているのも少し辛いような感じでした。12時少し過ぎについたのもちょっといけなかったようです。お店のメニューもどんどん品切れになってきていて、どんぶりものしか残っていなくて、湯葉丼にしましたが、待っていた甲斐があるくらいおいしかったです。外国人のたぶん旅行者でなく、日本に長期滞在しているような人たちのグループも後からきてしっかり列に並んで待っていました。京都ではお豆腐とか湯葉を食べたいと思っていました。

 

 

 

 

 

 

ここから三十三間堂あたりに行く計画でしたが、移動の手段を事前に調べていた通り、バスで京都駅に戻り、又バスに乗って博物館・三十三間堂前まで行きました。バス停にいたバス会社の人に聞いたら出町柳まで行って京阪に乗るのがいいと教えてくれました。どちらをエレ部か迷いましたが京都駅を経由することにしました。これが失敗で渋滞というか乗降客があまりにも多く、すごく時間がかかり、地元に人はしびれを切らし、二条城で降りていた人もいました。やっぱり京都は交通がネックです。地下鉄だけで移動できるところに行けばいいのですが。

三十三間堂はこの時期、3時半までだったので、完全に間に合いません。他のところを調べたら六波羅蜜寺が遅くまで開いていたので、最初は行けたら三十三間堂と六波羅でしたが、一つだけ行くことにしました。

この辺りは2018年に小学校のクラス会で歩いたので、少し土地勘があります。あの時は養源院、智積院、建仁寺と回って祇園で夕食でした。

 

 

こういうお店を見ると京都らしいと思います。京都ではごく自然に和服を着ている人たちがたくさん見受けられます。お店に努めている人や観光客のギャルとかいろいろいますが、京都は本当に着物が似合う街です。うらやましいくらい。私もあんな風に着れたらいいな~と思いました。

 

 

六波羅蜜寺:天暦5年(951)醍醐天皇第二皇子光勝空也上人により開創された西国第17番の札所

 

 

 

 

 

「此附近 平氏六波羅第 六波羅探題府」の石碑

 

宝物館で彫刻などを見ました。学生時代の美術の教科書などで見たものです。

  

空也上人立像       平清盛坐像

 

清盛の彫刻は素晴らしくて、何度もこの像の前に来ました。

平家物語に描かれている傲慢さはなく、仏者としての気品が漂っていると後から説明を見ました。

この目が何を見ているのだろうと思うくらい内面的でした。写真で見るのと実物を見るのではこんなに印象が違うのだと思いました。今回の旅行の大きな発見と感動でした。

 

このあたりを見ながら、祇園方面に向かいました。石塀小路も見たいと思い、なんだかぐるぐると高台寺の下あたりを歩き回りました。

 

 

 

 

 

 

今度はこんな風情のある旅館に泊まってみたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

March 27  2021  Kyoto 

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原谷から仁和寺へ  ・・・ Ninnaji

2021-04-08 23:52:49 | wonderland

京都初日の原谷苑の桜を楽しんだ後は、山あいの道を仁和寺に向かいました。途中反対側からバイクが数台通っただけで、道を聞く人もいなくて少し心配になりましたが、ほかに道もないので、信じて進みました。やっと反対側から人が来たときはもう少しですよと言われてほっとしました。

 

想像以上の山の中、歩いている人もあまりいなくて、車もほとんど通りません。ハイキングコースのようでした。

 

仁和寺に近づくと宇多天皇大内山稜参道の案内が出ていました。

途中近道で降りた階段(タクシーの運転手さんに聞いたショートカットです)は朽ち果てたような階段でしたが、こちらは最近整備されたのでしょうか・・・

 

町が見えてきました。最初は龍安寺の芭蕉図を見てお庭を見ながら湯豆腐を食べようかと思ったのですが、仁和寺からまた少し歩かなければならないのであきらめて仁和寺の金堂・五重塔の特別公開を見て、とようけ茶屋まで行って湯葉のランチに計画を変更。午後に娘が見たがっていた三十三間堂か六波羅蜜寺まで入れる計画だったので効率よく回れる方にしました。一泊二日ではやっぱりタイトになってしまいます。

仁和寺の歴史は仁和2年(886年)第58代光孝天皇によって「西山御願寺」と称する一寺の建立を発願されたことに始まります。
しかし翌年、光孝天皇は志半ばにして崩御されたため、第59代宇多天皇が先帝の遺志を継がれ、仁和4年(888年)に完成。寺号も元号から仁和寺となりました。

宇多天皇は寛平9年(897年)に譲位、後に出家し仁和寺第1世 宇多(寛平)法皇となります。以降、皇室出身者が仁和寺の代々住職(門跡)を務め、平安〜鎌倉期には門跡寺院として最高の格式を保ちました。
しかし応仁元年(1467年)に始まった応仁の乱で、仁和寺は一山のほとんどを兵火で焼失するという悲運に見舞われました。そのような中、本尊の阿弥陀三尊をはじめ什物、聖教などは仁和寺の院家であった真光院に移され、法燈とともに伝えられていきました。

応仁の乱から約160年後の寛永11年(1634年)、ようやく再興の機会が訪れます。『仁和寺御伝』によれば、同年7月24日、仁和寺第21世 覚深法親王は、上洛していた徳川幕府3代将軍家光に仁和寺再興を申し入れ、承諾されるのです。
さらには慶長度の御所造替とも重なり、御所から紫宸殿(現 金堂)、清涼殿(御影堂)など多くの建造物が下賜され、正保3年(1646年)に伽藍の再建が完了。ようやく創建時の姿に戻ることが出来たのです。

仁和寺HPより

仁和寺と言えば御室桜くらいしか知らなかったのですが、世界遺産になっているこのお寺は格式高いお寺だったのですね。

 

他のところは見ないで、特別公開の金堂の方へ向かいました。見学は事前申し込み方式になっているのですが、あきがあれば入ることができます。移動の時間が読めないので、今回事前予約性のところが多かったのですが、早く行って当日参加の方法を他でも取りました。

 

 

仁和寺創建当時の本尊、阿弥陀三尊像(国宝)等が祀られていますが、柱に描かれている彩色画が色が少し残っていて素晴らしかったです。私は静かなたたずまいの仏様が好きなのですが、今回は翌日に平等院と王道といった感じの仏像が続きます。

 

 

 

 

 

 

山桜

 

 

 

仁和寺の五重塔はチャーミングな感じがします。御室桜と五重塔が最高の組み合わせなのですが・・・

 

 

 

特別公開で中をぐるりと外から回ってみることができました。やはり色あせた柱に描かれた絵が素敵でした。

 

 

 

御室桜のつぼみが膨らんで、今にも開きそうでした。

 

 

 

御室桜はもともと間に合う日程でなかったので、咲いていなくてもがっかりはしませんでした。いつか咲く時期に来たいと思っています。他にもいろいろ桜が咲いていたので、カメラを向けました。

仁和寺の山門の前のバス停で待っていたら、JRバスとか市バスとかいろいろ入ってくるので訳が分からなくなっていたら、地元の老婦人が話しかけてきてくれました。とようけ茶屋に行くので北野天満宮までバスに乗ると話したら、京都はお豆腐はどこでもおいしいから私たちはそこまでわざわざ行かないと話していました。仁和寺の裏に住んでいるとのことでした。京都はさすがお豆腐がおいしい町ですね。

March 27  2021  Ninnaji,   Kyoto

 

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京のしだれ桜の里に ・・・ weeping cherry blossom valley in Kyoto

2021-04-06 23:54:13 | seasons

3月27日-28日

1週間前の京都旅行です。

いつだったか日曜の朝、早く起きたので「遠くへ行きたい」をたまたまTVで見ていたら、なんと京都ディスティニーキャンペーンをやっていることを知りました。コロナのため旅行関係のCMとかやっているのを見たことがなかったのですが、毎年の国宝の公開などをする京都冬の旅を静かにやっていたのですね。「そうだ京都に行こう」と気持ちが飛んでしまいました。緊急事態宣言などもあったので、だいぶ後ろ倒しの時期になっていました。娘も時々京都・・とつぶやいていたので、即一緒に行くことにしました。娘の仕事が月初が忙しいので、時期を選べず、3月の月末の新幹線+ホテルを予約しました。

二人で行きたいところを出して、計画を作りました。桜の季節なので私は昔紅葉の季節に京都を旅行した時にタクシーの運転手さんがお奨めの京都の桜の里に行きたいと思いその周辺を含めて案を作り、娘は宇治のあたりと三十三間堂、六波羅蜜寺と石塀小路あたりと希望を出してきました。娘の方が圧倒的に京都に行った回数が少ないので希望を多く取り入れて、初日に原谷苑から仁和寺か龍安寺まで歩き、三十三間堂から祇園、2日目に平等院、宇治上神社、伏見稲荷として、時間が余れば東福寺に行くことにしました。

たった二日の旅なので、できるだけ長く京都にいようと6時半の新幹線にしました。鷹峯の近くの原谷苑は交通の便があまり良くありません。京都駅から地下鉄で北大路まで行き、そこからタクシーで原谷苑まで行くことにしました。京都駅からバスを乗り継いでいく方法もありましたが、時短のため一番いいルートかと思いタクシー使用。

タクシーの運転手さんに原谷が戦後の開拓者により開かれた場所であることを教えてもらいました。原谷苑は神奈川の城山カタクリの里と同じように個人の農園がその時期だけ公開してくれる個人のものです。運転手さんから原谷苑から仁和寺への道も教わりました。

 

原谷苑のしだれ桜は1週間後が満開だったので、この時は咲き始めて苑が少し色づいた程度でした。

 

 

 

 

 

 

 

雪柳と桜のコラボが素敵でした。こんなにたくさんの雪柳を見るのは初めて。

 

 

 

 

しだれ桜もこれから咲きだすと言った感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

お弁当を予約しておいて、ここで食べる方法もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨシノツツジ

 

突然目の前に現れたのはなんとジョビ子(ジョウビタキの♀)

 

淡墨桜

 

桃 源平

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シジミバナ

 

 

 

少し時期が早かったけれど、その分人が少なく、ゆっくりと静かに見ることができました。

後から満開時の写真を見たら、しだれ桜のシャワーというかカーテンのように花にあふれていました。

 

March 27  2021  Haradanien,  Kyoto

 

 

 

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東京の桜はもう終わり+甘露で中国茶 ・・・ last cherry blossom in Tokyo + Kanro

2021-04-04 23:59:47 | seasons

4月3日

久しぶりのベルカントレッスンで九段へ行ったので、帰りに千鳥ヶ淵の桜の名残を見ようかと計画しました。

ベルカントではこの前の蝶々夫人のコンサートのアーカイブ配信の方法について説明が最初にありました。今やスマホやPCでネットにつながらないと何もできない時代になりつつあります。スポーツクラブやいろいろな教室への参加もQRコードでパスして通ります。買い物や銀行とのミーティングのアプリを使っての面談とか・・・ M銀行の担当者が面談を開始するだけでクオカードをプレゼントするというので連絡してきて、やってみることにしました。ヨガのオンラインレッスンとか広まっていますが、どうも私は対面の方が好きです。

そういえばこの前「ヒューマニエンス40億年のたくらみ」という死についての番組が興味深く録画していたのを見てみたのですが、スティーブ・ジョブスが個体の死は人類全体にとってはあまり意味がないというようなことを言っていました。命はリレーされる。死は生命最大の発明?とかの言葉もありました。私は何をつなぐことができるのだろかと思ってしまいます。私が思っていたのとはちょっと違っていてあまり面白い番組ではなかったけれど、司会者が苦手なタイプだったのでちゃんと見ていないせいかもしれません。もうちょっと哲学的なことを期待してたのかもしれません。

ベルカントのレッスン、息に音を乗せるだけでいいのですよ、それが歌ですといつもおっしゃる先生。パヴァロッティの歌はなんと自然なのでしょうと。久しぶりの呼吸法、気持ちがすっきりする時間です。

カメラ片手に少しだけ千鳥ヶ淵の方まで行き、すぐUターンしました。武道館では昨年度の入学者と合わせて2学年の入学式が行われていました。真っ黒なスーツの個性のない集団が嬉しそうでしたが、異様な感じもします。入学式ができてよかったねとは思いますが。いつからこんなにワンパターンな人間に日本人はなったのでしょう・・・

今年は千鳥ヶ淵の桜は見れませんでした。毎年ここの桜が一番好きなので見に行っていましたが・・

 

お堀にはバンがいたようです。

 

 

 

 

仕方がないので、道路沿いのしだれ桜を撮りました。

 

ベニバナマンサク

 

4月4日

散歩に西早稲田の甘露まで行ってみることにしました。私は買い物のついで、娘も用事を済ませて待ち合わせました。

前回としちゃんと会ったときに、入ることができなかった「甘露」まで。この中国茶のお店はできたときから知っていましたが、入ったことはありませんでした。いつも神田川や肥後細川庭園に行くときに通る道にあります。

12時少し過ぎで混んでいる時間かと思いましたが、待っている人はいなくて、外で10分くらい待って入ることができました。店の前にいたときにオジサン二人組が来て、このお店は舞の海が来たところでしょう?と話しかけてきました。私は知らなかったのでそう答えると都電の番組でこの辺を紹介していたということでした。としちゃんもTVでやっていたからと言っていましたので、同じ番組のことなのでしょうね。一度取り上げられるとしばらく混んでしまいます。

娘は広東式ミルクプリン 桜ゼリーと桜花のせ 桜風味 

お茶は雲南省の紅茶にしていました。甘い香りがするとメニューに書かれていました。

ネイルとあっていますね。

 

私はおこわランチでお茶付です。

とてもおいしかったです。量は少し軽め。それでデザートまで行っちゃうのですね。

 

勉強もできそうですが、90分限定です。

静かで落ち着く居心地のいい場所です。

 

中国の地図が貼ってあり、改めてその広さにぞっとする国です。

 

 

地域のコミュニティ・カフェを作りたいという願いで作られたお店だそうです。

高田馬場は留学生も多く、多様性の街です。

 

 

焼き菓子を買って帰りました。

 

 

娘がインスタにあげたら、中国に住んでいる友達から桃の樹液のお菓子がおいしいとコメントがあったとのことでした。

 

次回はそれを試してみましょう。“桃の花の涙”との異名を持つ「桃膠(タオジャオ)」

新しい素敵なお店を発見。としちゃんぜひまた挑戦してくださいね。行く価値のあるお店です。

 

 

April 3  2021  Chidorigafuchi

April 4     2021       Nishi-Waseda

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編み物サロンの後の野草園 ・・・ wild flower garden after knitting

2021-04-03 23:58:55 | nature

初めて会ったワダソウ

 

4月2日

つつじヶ丘でニットを習った後、そこからバスで近い野草園によって帰る計画です。

サロンは今コロナで人数を絞っているようで4名が定員です。わからないところをそれぞれ教えてもらうのですが、SOSでトラブル解決に来る人もいます。私は1年のブランクもあり、肩はぎのかぎ針もほとんど使ったことがないので、糸を割ったり滑ったりで大変でした。それでも最後の段での間違いが見つかりそれを直してもらって何とか片はぎがあい、模様もぴったり合いました。先生にも結構厳しいことを言われていますが、とにかく仕上げたいので必死です。糸の扱いやテクニックが全く追いついて行っていません。襟の拾い目の途中まででタイムアップ。手がかかりすぎるので次回はプライベートにしてと言われてしまいました。それでも平行に手をならすために作っているクッションカバーは糸がやさしい色でタイトルはBloomingで6回もやり直しましたが、楽しくなってきました。

 

 

Bloomingで使用する糸。

 

駅の近くにおいしいパン屋さんを発見したので、お昼のパンを買って、バスに乗り、調布市野草園に向かいました。一応グーグルでルート検索をして打ち出していったのですが、晃華学園前でバスを降りて歩き始めたら、向かい側から老婦人が歩いてきたので、道を尋ねました。とても丁寧な説明でよくわかりました。道なりに行くのだけれど絶対右に曲がっちゃダメでまっすぐ行ったらそこの高速の橋は渡らないで右に曲がって次の高速の橋を渡り、下の方に降りて行けばあるという説明でした。絶対右に曲がらないようにして行ったら、なんと正解で野草園入口の方向指示が出てきました。こんなところからアプローチできると思わぬ方向から降りて行って驚きでした。思わずおばあちゃんありがとうと声を出して言っていました。こんな説明でわかるかしらと心配していたモダンなおばあさんでした。

 

自然広場では子供たちが遊んでいました。ベンチに座って買ってきたサンドイッチとデニッシュを食べました。

 

 

白身魚のバジルタルタルサンド

 

チーズと林檎のデニッシュ

 

 

 

タイリントキソウ

 

イワヤツデ

 

 

ヤマブキソウ

 

バイモが一輪だけ残っていました。

 

ニリンソウ

 

 

トキワイカリソウ

 

スマホの方がはっきり写っています。

 

ダイコンの花

 

カキドオシ

 

 

ホウチャクソウ

 

ミツガシワ

 

ワダソウが見つからなかったので、園の方にお聞きしたら、咲いているところまで連れて行ってくれました。

外のカタクリの花が咲いている斜面の中間に出ていました。

 

ワダソウ

 

ジロボウエンゴサク

 

カタクリの花はもう終わっていました。

 

 

 

野草園の人にお礼を言って帰りました。横山先生のこともお聞きしたら、最近はいらしてないとのことでした。

佐須からバスで調布駅まで行って、帰りました。いつもならここから水生植物園とかに回るのですが、まだクローズしています。

 

April 2  2021  Chofu 

 

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編み物の合間に散歩 ・・・ take a breather during kintting

2021-04-02 23:53:06 | seasons

京都から帰ってからは今日のフェアアイルサロンのために、編み物の感覚を取り戻さなくてはと新しいものを編み始めて結構集中していたので家にずっといたりしていましたが、少し外に出て気分転換しないとと昨日は3時過ぎに神田川沿いの桜を見る散歩に出かけました。何度も糸をほどいて、あの大変だった最初の出だしの所を思い出しました。作り目をしてから編み出す部分です。何回ほどいたことでしょう・・ おかげで少し手が慣れてきました。

ヨガもキャンセルして編んでいたら、目も神経も疲れてしまったので、お花でも見に歩こうとやっと出かけました。神田川沿いの遊歩道を歩いて、一応目的地を肥後細川庭園にしました。

川沿いの桜もほとんど散ってしまっていて、肥後細川庭園もあまり花がありませんでした。

 

 

庭園の中には今シャガが真っ盛りで、明るく陽の光に輝いてました。花の色があまり濃くなくて、今まで他で見ていたのとちょっと印象が違いました。

 

 

 

  

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アオサギが飛んできました。

 

 

コサギも来ていました。以前この場所で美しいコサギを見たことがありました。

 

 

 

 

気が付いたら、何もかも忘れて写真を撮っている自分がいました。こういう時間が好きだと思いました。無になっている瞬間。

歩いている時も無になっている時にいろいろな考えが浮かびます。ルソーの孤独な散歩者の夢想という本、読んだことはないけれど、京都に哲学の小道があるように歩くことも思索につながってくるのかも。

目数ばかり数えている編み物の合間に自然の中を鳥の声を聞いて、少し歩けば、気持ちがリセットされます。

 

 

 

 

April 1 2021  Kanda River (Waseda)

 

 

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