Reflections

時のかけらたち

お茶の水歩き・・タケノコをもらいに ・・・ walking around Ochanomizu to recieve bamboo shoots

2022-04-21 22:53:06 | a day in the life

4月19日

会ったばかりの友人からの電話でまたタケノコが届いたとのこと。嬉しくてオフィスまでもらいに行きました。
まだ現役でシャープで社会でずっときびきびと働いている姿にいつもすごいなーと思ってしまいます。仕事をしていた時の
感覚を思い出しますが、キャリアを持ち続けていることに努力の積み重ねなのだと思いました。違う形で生きていても何か
刺激を受けます。

家の周りもハナミズキがきれいに咲いています。

いつも連休の頃満開になるツツジの花も咲き始めました。

 

区役所で高額療養費の認定書を病院に持って行くようにと言われたので、その用事も済ませればちょうどいいとお茶の水から水道橋まで
歩きました。区役所で言われた通り入院窓口に行って見たら支払いがすんでいるので、健康保険組合からもどしてもらってとのことでした。
この用事だけで来なくて良かったわ。

 

気を取り直してお茶の水から彼女の事務所まで歩くことにしました。かすかな記憶のあるマロニエ通り。アテネフランセには若いころ通って
いたよく人がいましたね。主人は日仏に行っていたかしら・・・
今でも趣のある通りです。あの頃はマロニエ通りと言っていたような気がしましたが、今はとちのき通りと表示されています。

 

レモンは昔からあるお店ですが、もっと駅に近かったような気もします。
駅の近くの画粋レモンにはよく行きました。この画材屋さんも移動しているようです。

文化学院

 

アテネフランセに向かうこの通りは昔と変わらずいい雰囲気を残していますね。

 

すごい坂を下りて行きました。男坂っていうのかな・・
駿河台というように高いところにあったのね。

 

下から階段を見て・・

 

見覚えのある教会にぶつかりました。

 

 

 

 

 

カトリック神田教会は1874年(明治7年)1月にこの地に創設され、東京のカトリック教会でも
有数の歴史を持つ教会ということです。

いつも水道橋から行っているので、変なところで白山通りに出て、事務所がわからず
何往復も白山通りを水道橋方面、神保町方面を歩いてしまいました。
1階のテナントがよく変わるので、わからなくなってしまうことがあります。つくづく年取ったと
思います。探し物、道に迷うとか…もう老人そのもの。

事務所でちょうど3時だったのでコーヒーをごちそうしていただいて、あまり邪魔しても
行けないのでリュックに大きなタケノコを入れて帰りました。

 

翌日、たけのこご飯は作ったばっかりだったので、お昼にタケノコペペロンチーノのパスタで夕食は
土佐煮にしました。新鮮でとてもおいしかったです。

 

April 19  2022   Ochanomizu

 

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今年の1/3があっという間に過ぎちゃった -2 ・・・ one-third of the year passed so fast -2

2022-04-20 23:52:21 | a day in the life

昨日今日はお天気がぐずつき、菜種梅雨にはもう遅いけど春に特有なお天気です。
それとも早い梅雨っていうことはないよね。

ブログは昨日の続きで18日の午後からです。

 

通いなれた整形外科に行って書いてもらっていた診断書を取り、友人と会う前に隣のカフェによって
1週間前のイタリア語の聞き逃し分を聞いてから待ち合わせのお店まで行きました。スマホで
聞けるので本当に便利。

ラジオの毎日イタリア語を聞くのは習慣になって楽しく聞いています。娘が異動になってその部署は
朝がはやいので、ちょうど7時45分のレッスンが食後で聴くことができます。朝型にシフトするのにいい機会です。

 

 

彼女もすっかりお気に入りになった小川町のイタリアン、カンティーニで
ランチです。コロナでだいぶ人が減ったお店もランチタイムに大勢の人が
ランチに来ていました。

その中でも一番しつこくなさそうなタケノコとベーコンのパスタにしました。
本当はポルチーニ茸のクリームソースが食べたかったのですが。
デザートもやめました。

彼女は私が狭心症であることを確信した同じ症状の出る元の職場の友人で、大学病院へ
すぐ行かなければと思ったきっかけを作ってくれた人です。頭のCTの方も撮っておいた方が
安心かもと話してくれました。これから仕事のピークを迎える彼女に会えてよかったです。
従業員や顧客を抱えて必要とされている人は健康管理にも注意しているのだと思いました。

 

そのあとでさゝまに整形外科の卒業祝いの和菓子を買いに寄りました。

 

 

春らしい和菓子が飾ってありました。

 

 

あとは神保町から都営地下鉄で新宿に行くだけです。

 

国民健康保険の所で高額医療費の限度額適用認定証を作ってもらいました。
これを出すと通常の通院でも1か月の治療費の限度額で抑えることができることを
知りました。知らなかった~。

とにかく説明書も難しくて、課税所得というのが年金額イコールでないので、こういう書類
に書いてある所得とか収入はどれを持っていうのかがよくわかりません。源泉徴収票も
見るのが難しかったことを思い出しました。

新宿区役所を出て明治通りに出てバスに乗ればすぐ帰れます。いつもは伊勢丹前から乗るのですが
一駅先になります。高島屋に行ったときや、新宿御苑に行った時も使えるのでシルバーパスを
有効利用しています。

 

ところがこの明治通りに抜ける新宿文化センターへの小道がすごいところを通っていたのです。
有名なゴールデン街。こんなところにあったのですね。

 

 

 

 

明治撮りに出る直前も・・ なかなか見れない看板が堂々と・・

バスを降りたら、あとは公園を突き抜けて帰るだけです。

新緑の美しい季節になりました。

 

 

 

夕食は病院風。たけのこご飯の冷凍が残っていたので娘に食べてもらって私は一口だけ。

 

夕食後に久しぶりのお抹茶で和菓子をいただきました。

 

 

 

 

お抹茶は心も体も安らぎます。なぜ戦国時代にお茶が必要だったかの
理由の一つがわかるような気がします。

用事をまとめて済ませたので、少し疲れてしまいました。
まだ疲れやすいかも。

 

 

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今年の1/3があっという間に過ぎちゃった -1 ・・・ one-third of the year passed so fast -1

2022-04-19 23:55:52 | thoughts

こんな風にして半年くらいあっという間に過ぎちゃうのかなと思う反面、何か生まれ変わったような感じ。
血液が体の中を隅々循環しているような、呼吸が楽ななんとも新鮮な感じです。生きて行くということは
だんだん苦しくなっていくことなのだと思いました。

近くの診療所の先生にお礼を言うのと医科歯科大からの報告書を渡しに行きました。最初に相談した先生は
診療報告を見てここまでやってもらえたのだねとマークしながら読んでいました。
何か膀胱炎っぽいので検査して抗生剤をいただいてきました。手術で血管も傷ついていると思うからちゃんと
飲んでおいた方がいいとのことでした。

最後にどこにでも出かけられるけど、3ヶ月は気を付けてねと言われました。

この後お薬を取ってから、お茶の水の整形外科に診断書を取りに行って、近くで仕事をしている友人と
ランチをしてから、区役所に高額療養費のことを聞きに行くという一日でした。

診療所から駅に向かう途中、東京都健康安全研究センターの周りの花がきれいでした。家の周りでもこんなに
お花見できるところがあったのねと思うほどです。隣の大学にも桜がきれいに植えられていました。

 

 

 

 

 

ライラック

 

 

 

ベニバナトキワマンサク
トキワマンサクの言葉は「私から愛したい」ですって。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行ったことのない耕心館に行ってみたいと思ったり、裏高尾はもう少し先の方がいいかしらと思ったり。
どこか近くで野草が見れるところがないかと気持ちが焦っている私です。体調と気持ちの調節が難しいです。
春になったら高尾山のスミレを見に行きたいとずっと楽しみにしていたのに。

あの手術前の穏やかなピュアな気持ちはどこに行ってしまったのだろう・・ 不思議な安らぎがあったけど。
現世に戻ればあれもやりたいと欲ばかり・・ 

 

 

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時の忘れ物・・3月2日の小石川植物園 -2 ・・・ forgotten item beyond time :Koishikawa Botanikal Garden in March -2

2022-04-17 23:15:01 | seasons

今の私は裏高尾のミドリニリンソウやタカオスミレが見たいとそんなことばかり思っています。

昨日は一日ゆっくりして、保険会社への請求書類を書いていました。お葬式費用のために一時払いの貯金のような
生命保険に入っていてよかったです。病気では出なくなった掛け捨てのこくみん共済は解約しました。

今日は買い物ができるか出かけてみました。リュックを背負って、手に荷物を持っても大丈夫でした。呼吸が
楽にできて、坂道でも今までの苦しさは全くありません。立ち止まることもなく歩くことができました。娘も半分荷物を
持ってくれて一緒に歩いてくれました。知らないうちに徐々に進行していて、1月くらいからとても悪くなって
いったのだなと思いました。それを骨折であまり歩かなくなったせいとしばらく勘違いしていました。
呼吸の方は楽になったのですが、入院しているとずっとベッド上なので、うまく歩けません。少し歩行練習しないと
なんだかふわふわしています。

退院した時に一番最初にLineをくれたヨガ友の落語家の奥様が今度独演会があるとまた連絡をいただき久しぶりに
聞きたくなっていたところだったのでうれしかったです。彼女はコロナで近くのスタジオが閉鎖されたときにやめた
のですがせっかく池袋校で先日再会できたのに池袋校も6月末で閉鎖になりオンラインのみとなってしまうことが決まりました。
慣れ親しんだインストラクターやせっかく再会した方ともお別れしなくてはならないのがすごく残念です。
今後は池袋校で新しく教わった先生が個人でやっているところに通うしかないかなと思っています。それほど先生のレッスンは
他の方とは全然違います。

今日のアップは春が始まった3月2日の忘れ物の続きです。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

アテナマンサクを見てから下の日本庭園の方に降りて行きました。

 

 

 

 

 

 

まだ梅の季節でした。梅の香りが好き。

 

 

 

 ミツマタ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この花が何かわかりません。

 

 

ユキワリイチゲ

 

 

 

 

アマナをやっと見つけました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植物園を出て、路地の沈丁花がいい香りを放っていました。

 

March 2 2022  Koishikawa Botanical Garden

 

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時の忘れ物・・3月2日の小石川植物園 -1 ・・・ forgotten item beyond time :Koishikawa Botanikal Garden in March -1

2022-04-16 19:51:57 | seasons

入院中に不思議な夢を見ました。長い川の上を飛んでいて、両側に原色のきれいなあざやかな色の花が
咲いていました。もしかするとアマゾン? 最近知ったマーガレット・ミーのことが頭の中に残って
いたせいかしら・・・まだあの世に行くには少しだけ早いと思ったり。

 

入院中にほっておいた2月のスマホ写真をインスタに上げました。
そこで気が付いたのが3月2日の小石川植物園で見たアテツマンサクをブログに載せていなかったこと。
あの頃は東京薬科大学に行ったり、春が始まり、いろいろと行っていたので、落としてしまっていました。

アテツマンサク、コゴメイヌノフグリ(白い花のオオイヌノフグリ)と咲き始めのアマナを忘れてはいけません。

 

シナノマンサク

 

まだ春が始まる前・・

 

 

 

 

冷温室の中のムカゴネコノメソウ

 

 

シコクフクジュソウ

 

 

 

 

クサイチゴ

 

温室の前でお弁当を食べていたら、遠くにツグミがいるようです。

 

 バインミーサンドイッチとキャロットケーキ

慌ててきたのでバスに乗る前にランチを買って・・・

 

ツグミはいつもひとりだね。

 

 

 

広々とした自然の中で食べるランチは最高です。

 

 

コゴメイヌノフグリは珍しいオオイヌノフグリの白い花のパターンです。

 

 

 スマホの方がクッキリ・・

 

そしてまた温室に戻ります。

 

 

 

 

 

 

今回は温室はすぐ出て見たかったアテナマンサクを探しに行かなくてはなりません。。

 

カンザクラにメジロも来ていませんでした。

 

サンシュユ

 

 

サンシュユの近くにお目当てのアテナマンサクが咲いていました。

 

 

 

 

 

 

 

アテツマンサクは、マンサク科の落葉中高木で広島県北部から岡山県中北部が自生地。故牧野富太郎植物博士が
新見市黒髪山の青竜寺で発見、命名されたことに由来。マンサクとは、「豊年満作」の意味で、花が枝に満ちる
様相から来ている。寒い節分から開花し、黄色い花を咲かせます。

4枚のリボン状の花弁がよれて広がっている。アテツは最初に発見された岡山県阿哲地方を意味しており、マンサクは
最初に咲くので、「まず咲く」であるともいう。

 

March 2   2022    Koishikawa Botanical Garden

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生きて帰ってきました! ・・・ coming back alive from hospital!

2022-04-15 23:41:39 | a day in the life

大げさですが、事前にインフォームド・コンセントで合併症とか万が一のことばかり女医さんが説明するので、ちょっと
覚悟してしまいました。血管の中を管が通るので何が起こるかわからないと思って。

11日



行きに見たハナミズキ              時計ははずして宮古島で買った青珊瑚のブレスで

朝9:30までに病院に行って、入院手続きを行って、パジャマ類のレンタルを完了して、入院階のデイルームで待ちます。
スタッフテーションで到着を連絡した時にお部屋の連絡があり、希望の無料の部屋は空きがなく下から2番目のお部屋に
なり、無料の部屋が空き次第移動の希望を伝えました。

デイルームでは看護士さんが来て、持ってきた薬などの確認をして部屋に案内してもらいました。
少しいいお部屋で居心地はよかったです。初日は入院直前で検査を済ませているので、入院手続きが済めば
ゆったり過ごすことができます。パジャマに着替える必要もないので、そのまま本を読んだりしていましたが、
大学病院なので研究への協力を依頼されてモニターをつけたり、医学部学生の臨床実習への協力をしました。
まだ6年生という将来のお医者さんの質問を受けたりして入院患者の義務を果たしました。

部屋は13階

担当グループの女医さんが来て、手術について説明があったのですが、危険なことだけのお話が多くまぁ想像していた
通りでした。娘にも話しておきたいということで、何度も娘の携帯に電話をしてくれたようです。仕事の日だし、今病院
では家族でも面会できない状況なので、そういう説明もなしかと思いましたが、治療については家族にも話すようでした。

その後主治医の先生が部屋に来て翌日の手術のことを話してくれました。先生は外来で行って即入院を決めてくれた中堅の
先生ではなく同じグループの若い先生でした。私が少し心配になってきたと言ったら、成功率の高い手術なので心配しないで
今日はゆったりと過ごしてくださいと話して去って行きました。痛いのは最初の動脈に針を入れる時だけと教えてくれました。
とてもさわやかで癒された感じでした。

夕方にシャワーを浴びてイタリア語のラジオ放送を聞いて、「時のあわいに」の写真を見て今手持ちのもののコーディネートの
参考になりました。好きな感じの着物が多くてため息が出てしまいます。

いいお部屋だったのでTVと冷蔵庫は無料でした。ニュースを見て、たまたまやっていたクローズアップ現代「人間っておもしろい
藤子不二雄A 未公開映像で迫る“漫画人生”」
を少し見ました。あまり漫画を読まないのでその奥の深さに驚きました。
人間の心の闇を描く作家だったのですね。もう一度NHKプラスで見てみよう・・・

それでも9時に消灯なのですぐ寝てしまいました。枕が合わなくて翌日は首が痛くなってしまいました。

 


インドのショールが役に立ちました。裏と表が違っていてかわいい。

 

13日

無料のお部屋が空いたとのことだったので、そちらに移動しました。有料の部屋も居心地がよかったのですが、治療中はどこでも同じだし
TV見るような感じでもないからいいかと思いました。

手術当日は、午後からの順番なので昼食は抜きで早めに左手に点滴を始めました。午後の時間は午後1番というだけで、それぞれの手術が
終わり次第となるので予想がつかないとのことでした。私以外はひどい状態ではないので時間がオーバーすることはないだろうという予測
だけでした。普通カテーテル手術は負担が大きいので2回に分けるとのことです。緊急性のある場合は検査後すぐ治療を開始します。
私の場合は完全に後者のようでした。

点滴をするのに若い看護士さんがうまくできなくて2度も失敗して、とうとう先輩に変わってくれました。ベテランってすごい。全く痛く
なくて、失敗の跡は青く内出血をしてしまっています。私は血管がわかりにくくて、点滴にはいつも苦労していたことを思い出しました。
左手の点滴は何か手術中に起きた時にすぐ対応できるよう確保しておくためのようです。

手術の前はもし何か起こったらとか考えてしまっていましたが、読みかけだった須賀敦子さんの本を読み始めたり、ホセ・カレーラスの
ベルリン・コンサートをスマホのYouTube で聴いていたらすごく心が落ち着きました。不思議なくらい静かな気持ちになりました。
看護士さんにもしかして点滴に安定剤が入っているの?と聞いたら笑われて、そう思っていた方がいいかもしれませんねと言われました。

午後2時に手術室に呼ばれましたが、痛み止めのシールを貼り、尿の管を入れておむつまで・・気持ち悪いなんて言っていられません。
手術の行われる血管撮影室への移動は車椅子でした。次から次へと患者さんが運ばれ、手術はそれぞれのチームで行われているようでした。
若い先生たちが多くたくさんの人たちがテキパキ働いているのに驚きました。手術台に上がったら全身消毒されて驚きました。もし手から
カテーテルがうまく進まなかったら足から入れるためだと思いました。手に痛み止めの注射が打たれ痛かったですが、点滴の失敗も痛かった
ので同じくらいだったかも。その後いつカテーテルのための痛い針が打たれるのかと思ったら、その後は何も感ぜず、なにやらもう始まって
いるようでした。何回も息を止めて画像を撮られてOCRで行くという声が聞こえて、その後は何気圧で何秒という指示が何回も繰り返され
血管の中に圧力をかけて操作しているようでした。23mmのステントが入りました。無事終わって、右手の動脈の止血の結束がものすごく
痛くて。ここから出血すると交通事故の現場みたいになってしまうとのことでその後の緩め方など気を遣うところのようでした。
何が何だかわからないうちに始まり、終わりました。 4時頃車椅子に戻り、迎えに来てもらうのを待ちました。治療もすると2時間半くらい
ということだったので大体予定通りでした。

夕方部屋に戻り、手首も痛く、点滴をしたままで一晩過ごさなくてはならなくてただじっと横たわっていました。右手は絶対に使っては
いけないということで左手で食事もとりました。手首の圧迫器具を少しずつ緩めて行きました。術後はただただひたすら眠っていました。
いつも睡眠時間は4~5時間だったので、こんなに眠ることはありませんでした。

 

14日

手術の翌日の朝、衝撃的な写真を女医さんが持ってきてくれました。私が以前CTで見て驚いた写真とほぼ同じでした。ほとんど途切れていた血管
とステントが入りきれいに流れがつながっている血管の写真です。その後主治医の先生が来てくれて、今後の注意事項など説明がありました。
やっぱりコレステロール値が高いので食生活を気を付けるようにとのことでした。今まであまり言われていなかったので気にしていなかったのですが、
値としては高かったと思うと言われてしまいました。血栓は脂質でした。ステントで血管を広げたので血管を広げる薬は飲まなくて良くなりましたが、
今後は血液をサラサラにする薬とコレステロール値を下げる薬を降圧剤とともに飲まなくてはならなくなりました。手術もよくわからなかったので教えて
もらったら、最初に部分麻酔をしたところから管を入れて行ったとのことでした。気圧は血管の中に入れたバルーンを膨らませて血管を広げるための
指示でした。
旅行にも行けそうですが、しばらく用心して過ごそうかと思います。

 


カテーテルを入れた跡               娘が買ってきてくれたニトリのスリッパ

お昼前に点滴も外して心電図を撮りに行き、部屋で血液検査もしました。やっとシャワーも浴びることができました。

TVカードを買ってまでTVを見る気がしなかったので、須賀敦子さんの本を再び読み始めましたが、本当に素晴らしくて。言葉の芸術ってこういうこと
なのですね。とにかく文章が素晴らしくて、その内容の深さも心に刺さります。エッセイでありながら小説のようでもあり何よりも美しい日本語と
その流れの展開がひとつの芸術作品です。視覚的にも素晴らしくいきなり大阪の人形浄瑠璃の世界が広がるところなど見事でした。
特に心に残るのはイタリアのゲットーをめぐる旅です。今のウクライナでの非人道的な戦争にも共通しますが、人間が人間に対してできることへの
悲しみがその歴史の地をたどって伝わってきます。「地図のない道」は時代を超えて、時に謎解きのように展開していきます。

どこかで福島伸一がこの本について書いていたのですが、アエラだったか婦人之友だったか覚えていません。ネットで探したら、NHKBS2『私の一冊
日本の100冊』で、福岡伸一(生物学者・青山学院大学教授) による私の一冊で須賀敦子著「地図のない道」をあげていたことを知りました。
「須賀敦子さんの文章は、非常に美しく、そこに秩序というか、建築のような構造があり、自然界の美に通ずるところがある。それがゆらぎながら、
いろんな情念を醸し出していて、そういうところに強く惹かれた。」と本に対する思いを語っていたとの記録を見ました。

 

15日

術後1日様子を見て、その次の日が退院でした。9時半までに荷物を片付けてデイルームで待ち、お薬とか注意事項とかの説明が看護士さんや薬剤師から
ありました。入院と退院で人が多く、順番が来るまでずいぶん時間がかかりました。同室の方が昨日足からカテーテルを入れた手術をしていましたが
4時間以上かかり、戻って来てからも足の方がいたそうでした。そのうえ翌日退院と言われていてもう1日いたいと看護士さんに話していました。その方は
不整脈とのことでしたが、心臓病は重い病気の方も多く最初の部屋の向かい側にいた方はもう1か月も入院してると話していました。昔と違って4人部屋
でも同室の人たちとの交流もなくそれぞれ病気もひどいようで見舞客で賑わっていた昔の病院とは違って、お見舞いのお菓子を周りに配ったりすることも
なく、治療に専念できていいように思いました。今ではスマホでも顔を見て話せるので寂しくないようですね。

ディルームで最後の手続きを看護士さんとするまでは時間がずいぶんかかりましたが、下の会計ではもうカードを入れるだけで支払えるようになって
いました。そのあと地下でレンタルパジャマの支払いを済ませてすべて完了です。11時半になっていましたが、入院してからずっとカフェイン禁止で
したので、どうしてもコーヒーが飲みたくなり、病院の最上階でホテル・オークラがやっているレストランに行ってみました。雨が降り、気温が来る
ときは半袖のTシャツにカーデガンだったのをセーターにカーデガンでも寒くその上にショールをはおっていても寒い気候になっていました。晴れていたら
近くの整形外科に診断書を取ってから帰るつもりで高山珈琲に行きたかったのですが・・やっぱりずっと寝ていたので重たい荷物を持って歩くのは
無理のようでした。雨も降って荷物もあったので帰りはタクシーと決心して、オークラでサンドイッチとコーヒーを飲んで帰りました。さすがホテルが
やっているのでコーヒーのおかわりができるか聞いたらOKでした。昔主人が通院していた時によく行った眺めのいいレストランです。
エレベーターホールにいてもレストランにいても主人が近くにいるような感じでした。

 


持って行った本は表紙が国展で見たお気に入りの古澤万千子さんの布が表紙の着物の本と須賀敦子、NHKラジオのイタリア語テキスト

帰ったら娘が夕食を作ってくれました。ありがとう。娘や妹や友達・・多くの方にご心配をかけてしまいました。
突然の入院でキャンセルしてご迷惑をかけてしまったり、多くの励ましの言葉をいただいて感謝の気持ちでいっぱいです。
医学の進歩にも驚くばかりですが、近くの家庭医の先生が心配してくださり、大学病院のフットワークの軽さにも
驚いています。

術後は血圧がけっこう上がっていて、微熱も続いていますが、呼吸は楽な気がします。女医さんも5月初めの
旅行は大丈夫とおっしゃるのですが、最初に入院を決めた先生は5月終わりならいいけどとおっしゃったので宿泊は
キャンセルしましたが玉三郎のチケットはまだチケット流通センターに依頼していますが売れていません。様子を見て
行きたい気持ちもありますが、少し用心して過ごした方がいいのかなと思っています。

 

 

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桜の雲の中で ・・・ in cherry blossom clouds

2022-04-11 23:25:21 | seasons

4月10日

入院前の最後の日曜日、4月から教育部門に異動になった娘と新宿御苑の散歩と帰りに
届いた知らせが来た本を取りに図書館まで行きました。

薪能も小石川植物園も行くにはかなりの決断がいりましたが、PCR検査後は狭い店での
飲食などは避け、屋外を歩く程度は大丈夫かと言われていたので、今年行けなかった
お花見に行きました。

ソメイヨシノの時期は終わり、今は八重桜が真っ盛り。遅い時期に咲く黄色い桜も
咲いていました。大好きな兼六園菊桜も咲き始めていました。

 

一葉(イチヨウ)が見ごろを迎えていました。

 

 

 

 

 

 

チャンチン(香椿)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鬱金ウコン

御衣黄(ギョイコウ)は見つけることができませんでした。

 

  

 

 

 

遅く咲く桜・・兼六園菊桜が咲き始めていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十二月桜は初めて知りました。

新宿御苑でも桜の花の位置が変わっていたりします。台風などで倒れた木もあります。

 

April 10  2022   Shinjuku

 

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整形外科は卒業、循環器内科に入学 ・・・from orthopedic surgery to cardiology

2022-04-11 22:43:05 | a day in the life

4月8日

久しぶりに感じる青空の中、整形外科橈骨骨折の治療の終了です。
暖かく、帰りに通る公園の中は鳥が飛び春の草花が一斉に咲き、まるで一番
気持ちのいい季節が来たようでした。

最初に受診でX線で見ても骨がちゃんとできていることがわかりました。1月20日から通って
いましたが、4月8日で卒業となりました。これから定期的に骨密度だけ測りに来ようかと
思っています。半年に一度くらいかな・・

関節内骨折で、難しい場所で手術とかしないですんで幸いでした。長い間お世話になりましたと
言ったら、骨折では全然長くないそうです。これで診断書を書いてもらって請求ができます。

次にリハビリの階に行って最後の説明を受けました。もう手首は治っているので、今は
猫背改善の運動とか聞いています。リハビリの部屋から隣のニコライ堂がよく見えるので
最後の写真を撮らせてもらいました。樋が面白いと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会計の階にかけてあった相田みつをのカレンダー。
以前にも器スタジオTRYでトイレに日めくりが掛けてあって素敵な言葉だったと
思ったことがありました。

 

9時から診療でリハビリが10時から。そして会計がお昼前に終わったので
ゆっくりお茶の水の坂を下って行きました。

 

 

 

 

小川町の地下鉄の近く。

 

 

お昼は一度行ったことのあるけぬきずしにもう一度行ってみました。

 

そのあと、スタイルズケーキに寄って見たら、早かったせいかケーキが残っていたので
お祝いのケーキを買いました。それでもきっと12時半ころには完売になってしまうでしょう。
お店のオープンは12時なのですごいスピードです。

 

都営新宿線で新宿3丁目まで行って、バスで帰るとすべてシルバーパスで帰宅できます。

早大理工学部前で降りて戸山公園を通って帰りました。

 

 

 

暖かい日差しで、春の花が一斉に咲いていました。

 

ムラサキケマン

 

ハナニラ

 

葉っぱはタチツボスミレのようだけど・・

キランソウ

 

 

キランソウとキュウリグサ?

 

ミツバツチグリ

 

 

 

ヒメオドリコソウ

 

ハコベ

スノーフレイク

 

 

家の近くでも小さな春を楽しむことができます。

 

スタイルズケーキのタルト

 

 

このお店はフルーツタルトがおいしいみたいです。

 

整形外科は無事卒業したけれど、今度は循環器内科のお世話になります。
70年も生きているとほころびもみつかって、いろいろなことがありますね。

 

April 8 2022   Ochanomizu & Toyama park

 

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入院オリエンテーションへ ・・・ hospitalization orientation

2022-04-10 22:23:55 | a day in the life

4月7日

朝9時から病院で入院オリエンテーションとPCR検査のためにいつもより早起きして
向かいました。

気温が日々上がっていき、道路沿いのハナミズキも咲き始めました。

 

 

何十回も主人が入院した東京医科歯科大で診てもらえるので信頼感はあります。

入院のオリエンテーションは医療関係者と事務関係者の説明があり、あとは入院のためのPCR検査だけかと
思いましたが、なんと入院前検査で、先月初診の時に行った血液、X線、心電図の検査がありました。
入院が決まった時先生にその日のCT検査、エコーの時にも心電図も取ったし、何回すればいいのかと話しましたが、
月も変わるし、検査は必要と言われていたことを思い出しました。入院してからかと思いましたが
入院直前でもあったのですね。検査漬け~。

以前に比べて保証人のサインもいらず、保証人も一人でいいし、保証金も必要でなくなっていました。
タオルやパジャマも有料で貸し出しがあり、楽になっています。今は面会もできませんのでこういう制度が
あってよかったです。面会もオンライン面会の案内がありました。私の場合は短期なので必要はありませんが。

入院が決まった時の先生の説明では、カテーテル治療では入院は普通2回。最初は検査入院で検査+治療ができることもある。
治療がなければ2泊3日、治療がプラスされれば4日間の入院となるので一応4日とみてくださいとのことでした。
2回目の入院は治療をして様子を1日見るので3泊4日となるとの説明でした。

この際、保険も見直して、70歳以降は病気入院の時の費用が出なくなっていた国民共済は

 

4月5日

夕方から薪能に向かうので午前中に買い物へ。最初は薪能に行くとき一緒にしようかと
思ったけれどやっぱり二つに分けました。

出かける時、家の周りで。

ヒュウガミズキはこんな花が咲くのですね。

 

この時はまだ葉っぱだけのハナミズキ

 

帰り道の公園の緑が萌えてきました。
浅い緑色が春らしいです。

 

April 7  2022  Ochanomizu
April 5  2022  Toyama Park

 

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ウクライナとロシア ・・・ Ukraine and Russia

2022-04-10 20:57:28 | planet news
4月6日
 
NHKスペシャル「ウクライナとロシア 決別の深層」
[総合] 2022年04月06日 午前1:10 ~ 午前2:00 (50分)
 
泥沼化するウクライナ危機。論文解析などからその要因として、8年前の“マイダン革命”が浮かび上がった。
なぜ戦闘は激化の一途をたどるのか。歴史的視点を交えて迫る。

【出演】二松學舍大学国際政治経済学部准教授…合六強,【キャスター】和久田麻由子

ウクライナ危機の泥沼化は、なぜとまらないのか。世界の2000に及ぶ関係論文を解析すると、8年前の“マイダン革命”が
要因として浮かび上がった。親ロシア派政権を崩壊させたウクライナ市民の抗議活動。NHKが記録した参加者たちを探すと、
命がけで戦闘に協力、徹底抗戦を支える姿が見えてきた。それに対し、核使用まで想定するプーチン大統領。何が、攻撃激化に
駆り立てているのか。歴史的視点も交えて危機の行方を見通す。

昨晩深夜の放送が面白かったので、NHKプラスで配信で見ることにしました。昨日はながらで聞いていたので。
すでに再放送のようでしたが、すごく興味深く、今までのウクライナの解説の中で一番掘り下げていたように思えて。

「ウクライナとロシア 決別の深層」に詳しい内容が載っています。


この侵攻がおこるまでロシアという時代に取り残された国のことをあまりよく知りませんでした。ソヴィエト連邦が崩壊して
民主化が進むのかと思ったら、ソヴィエト時代よりひどくなった。民主主義の弱体化でソヴィエト以前に戻ったと言われています。
兵器や宇宙開発ばかりに国費を使って国民の暮らしをよくする産業には力を入れてこず、自然の資源のみが経済の頼りにするところ。
昔日本では使われないような中古車を輸入しているのを見たことがありました。ウクライナのロシア語圏の方がロシアより暮らしやすい
とレポートされていました。

今回の正気を逸脱した行動でロシアが信頼を回復するには何十年かかるのだろうかと思いました。たとえ自ら攻めて行った
戦争に力で勝ったとしてもロシアはすでに負けています。

 

 

(Volodymyr Zelenskyy / Ukrainian President)
"Ukraine is defending itself and will not give up its freedom, no matter what Moscow thinks."

 

この戦いは自由と民主主義を守るための戦いです。プーチンのファシズムに対する。

 

 

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