Reflections

時のかけらたち

バッハが沁みる ”From Afar” ・・・ Bach's music touches my heart

2024-02-19 14:29:51 | music

2月19日

今日はやっと時間が取れたのでボビンレースの復習。風の強い荒れた天候で買い物もパスして家で過ごしました。
簡単なブックマークをもう一度やってみることにしたのですが、どんな簡単なことでも疑問がわき、先生から送っていただいた
基本のテキストを見直したりしていたら、とても疲れてしまいました。

 

夏の合宿でやったブルージェの技法もすっかり忘れていました。
マジック・スレッドもさっぱり・・・

 

それで先日友達に本を返す時にはさんであげた麻のブックマークをもう一度やってみることにしました。


Víkingur Ólafsson – Bach: Prelude & Fugue, BWV 855a: 1. Prelude No.10 in B Minor (Transcr. Siloti)

 

疲れた頭に頭浸浴のようにバッハが沁み込んでいきます。

どうもカンツォーネのイントロの練習録画を聴きながらボビンレースをするといらだってきてしまいます。
それで少ししてバッハに切り替えました。オラフソンのバッハやまた、From Afar を聞いて頭の中が静まりました。

 

Víkingur Ólafsson: From Afar (Album Trailer)

 

Víkingur Ólafsson on Laudate Dominum (by Mozart)

 

Víkingur Ólafsson – Mozart: V. Laudate Dominum omnes gentes (Arr. Víkingur Ólafsson)

 

トロイメライは友人に習って最後に練習した大好きな曲です。

Víkingur Ólafsson – Schumann: Kinderszenen, Op. 15: No. 7, Träumerei

 

そのあとでエッシェンバッハのメンデルスゾーンの無言歌集を聴くととてもリラックスできました。

ボビンレースは目も疲れるのでストレスフルです。

 

                      

少し前にTVでたまたま見た横綱照ノ富士。
私はお相撲に全く興味がなかったので誰がいて誰が優勝したのかも知らなかったのですが、
この力士の言葉はすてきでした。モンゴルの人だったのも知らなかったのですが・・

照ノ富士は大関から一番下のランクに病気やけがで転落したのですが、また上がって行って
横綱になった人だということでした。そこまで下がるとほとんどの人は相撲をあきらめるということですが
親方のとにかく病気を治してから考えようという言葉に頑張ったととのこと。

2回目の相撲を楽しんでいるとのことで、下から上がって行くことの楽しさを感じているということでした。
私はなぜか待つことを楽しんでいると聞き間違えたようですが、すてきな言葉です。

ヨーヨーマの練習すれば少しずつ良くなるの言葉も励まされます。

待つことは苦しいことだけど、楽しみに変えて行こうと思いました。

 

 

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吉祥寺で小学校のクラスメイトとのランチ会 ・・・ lunch with my elementary school classmates at Kichijoji

2024-02-18 23:47:10 | dish

2月6日

京都から帰った翌日は家でリフォームの打ち合わせ。
水回りだけでなく入居の際半分残したフローリングや汚くなったクローゼットの扉を変えたり
一部の壁紙張替えを含んで予算がしっかり膨らんでしまいました。フローリングにする原因は貼ってある絨毯に
虫がついてしまってあちこちボロボロになってきてしまったことです。

水回りの工事にも信頼がある、このマンションでの工事をいくつか手掛けている会社なので、安心して頼める
所かと思い、見積もりを精査しながら進めて行こうかと思っています。チラシに丸ごとリフォームの信じられない
くらいの金額の投げ込みもありましたが、ああいうチラシも話すと全然違ったりするかも。とにかく産業廃棄物に
アスベストがあると除去に特別なことがあり、運搬車も決まっているとのことです。


2月7日

名古屋・京都旅行の翌々日は小学校の時の友人と遅ればせの新年ランチ会でした。今でも杉並区に住んでいる地元会です。
娘さん一家の住むベルギーへの旅行を急遽実行したHさんは夏の祇園祭の時期に京都滞在1ヶ月を計画。マンスリーマンション
滞在はこれで3回目になるほどの京都好き。でも住む気にはなれないとのことでした。Sさんは娘さんが土日に帰ってくるので
出かけるのに少し制約がありますが、同じような立場の方たちとの交流や活動で忙しく過ごされています。
Hさんは二人ともまだ母をやっていていい時期ねなんて話すのですが、早く自立してほしいです。Hさんは娘さんたちの
引っ越しの時にはいつも全力で手伝ってあげてすごいなと思います。それぞれの家庭の暮らしがありますね。

おいしいイタリアンでおしゃべりのあとは吉祥寺を歩いて、新しいお店でアップルパイがおいしいというので続けて
行っちゃいました。

イタリアンのGONZOでのランチ。


ピッツアはマルゲリータとメランザーネという茄子とリコッタチーズのを3人でシェア。

とてもおいしかったです。

少し街を歩いて金星パスタカフェというお店で焼き立てアップルパイとコーヒーにしました。

鮮やかな夕陽でした。

 

2月8日

9日にまた名古屋しらかわホールのほんとうの私にとってラスト・コンサート北村朋幹の弾き振りに行くので
友人の好きなさゝまの松葉最中でも持って行くかと神保町に散歩に行きました。娘も大好きで我が家でも評判
のいい和菓子です。

翌日まで持つ生菓子もあったのでその中から紅梅を買いました。つくね芋が入っていておいしかったです。
同じ形で薯蕷饅頭もありました。

 

文房堂カフェで一休み。

 

興味そそる展覧会のポスター、碧南市なんてどこだろうと思ったら愛知なのですね。
和歌山かどこか南の感じがしていました。もうすぐ終了です。関根正二の絵がいいです。

スタイルズケーキが運がいいといただけるカフェです。


スズラン通りの額縁屋や本屋街を歩いて九段下まで出て家に帰りました。

 

 

スィーツ食べすぎの週でした。

 

Feb. 7  2024    Kichijoji
Feb. 8  2024    Jinbocho

 

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オラフソンを聴きながら ・・・ while listening to Víkingur Ólafsson

2024-02-17 23:59:36 | thoughts

バッハがとても聴きたくなって図書館から借りてきたオラフソンのバッハを立て続けに聴いています。

今日は近くの診療所にクリニックでやり残したがん検診のために出かけただけで、久々にボビンレースの復習。難しい
ブルージュのテクニックをやってみないと先に進めないのですが、レッスンで最後にやったマジック・スレッドの所が
間違っているように思えて頭の中がグシャグシャになってしまいました。ベルカントのレッスンの新しいカンツォーネの
録音を聴きながらやっていたがいけなかったみたいです。また今度頭の中をリセットして取り掛かることにしました。

夕方から夕食以降もずっと聴いているのがオラフソンのバッハ。とても心落ち着き、時に元気が出る躍動的なバッハ。
気が付けば今日は亡き夫の命日。10年の月日が流れました。いつも座っていた椅子に目が行きます。元気な時は笑顔が
多いTでした。今でも微笑みかけてくれるような気がします。とても近くに存在を感じた日でした。

仕事や看病で疲れていた時に私をずっと支えてくれていたのが音楽でした。

今は自分の人生なのに何か大きな力に導かれているような気がします。自分の意志ではなく、そういう流れができて
いるような・・・
亡くなった親友の声が今でもいつも聞こえます。私の旧友との再会も不思議な感じがします。代わりに気の合う友達を
与えてくれたのでしょうか・・・ でも長い年月どれだけのストレスの中生きて来たのかと世俗と離れた生き方を
見ていると思ったりします。今は孤独の中幸せに生きてるようだけど。

Víkingur Ólafsson – Kaldalóns: Ave María (Official Music Video)

 

 

カルダロンのアヴェ・マリアやモーツァルトの〈主をほめたたえよ〉(《ヴェスペレ》 K.339から)、ブラームスの間奏曲など
素晴らしい曲がたくさん入っている、グランドピアノとアップライトピアノ両方で録音したアルバムです。美しすぎて
涙がたまってしまいました。
このアルバムと一番上のバッハ・カレイドスコープは買って持っていたくなるCDでした。

最近は食事も素材の味をかみしめるようにおいしくいただいていて、私大丈夫かしらと思ってしまいます。感動することも
多く、数々のコンサートに加えて、まだアップしていませんが、先日見た歌舞伎は素晴らしかったです。

最近、マタイによる福音書の中の山上の垂訓が思い出されています。「心の貧しいものは幸いである」という逆説的な
フレーズから始まる有名な教えです。

 

 

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舘野泉コンサート@しらかわホール & 京都大原の小さな旅 -8 ・・・ small trip to Nagoya and Kyoto-8 

2024-02-17 11:52:50 | wonderland

京都の町中~ 雪の東京 、スーベニール

里の駅 大原からバスに乗って京都の中心部に戻りました。行きは三条京阪からバスに乗りましたが、
このバスが四条烏丸にも停まることがわかり、そこまで乗ることにしたのが失敗。都心に近づけば近づくほど
大渋滞。忘れていましたこの京都の渋滞。やっと四条烏丸の一つ手前の駅で降りました。歩くのより遅いです。

KOKON烏丸にお香の松栄堂の新しいブランドlísnで携帯用のお香を買うために寄りました。小学校の時からの
幼馴染みのS君からのおすすめです。娘の相談に乗ってもらいに行ったときにいただいて、香りが良くて感激。
是非新しい京都の顔も見たいと思い中心の繁華街に立ち寄りました。

この色ほどの香りがあって素晴らしいですね。
まるで絵具のパステルのよう・・・

 

近くに休憩する喫茶店がないか探したのですが、みつけることができず、なんと駅の方まで歩いて
しまいました。地下鉄の一駅分くらい? スタバはあったのですが、人混みと若い人がたくさんいる場所が
苦手な友人なので、駅近のすいているお店になり、どこにでもある珈琲館やコメダに入っています。
今回も京都でコメダ・・  つい先日コメダでコーヒーを飲みましたが、意外とおいしいことを発見しました。

たくさん歩いたので冷たいものが食べたくなってアイス・チョコレート。

しばらく休憩して京都駅まで再び歩いて、タワーは見えてもなかなかつきません。

 

 

 

 

ヨドバシだって京都ではおしゃれな感じ・・

7時半過ぎの新幹線で帰宅。最近の旅行では待ち時間が長すぎず、結構いい感じで時間が使えています。
出発日も東京では雪がちらついたと娘からラインが来て、帰る日は東京でも積もって大雪。新幹線やJRも
心配でしたが、問題なく最寄り駅について、そろーり、そろーりと雪道を歩いて家まで帰りました。

 

 

 

 

 

娘に買うのはお守り系ばかり・・・ もうやめようかと思ったのですが、今年は特別な年になりそうなので・・


紫蘇のお茶と・・

お香

どこでも買えるお菓子はバラで少しだけ・・

 

 

 

 

2月4日 21,106歩 13.2km  
2月5日 22,672歩 13.1km

 

音楽と静かな大原と贅沢な旅でした。

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舘野泉コンサート@しらかわホール & 京都大原の小さな旅 -7 ・・・ small trip to Nagoya and Kyoto-7 

2024-02-16 23:58:39 | wonderland

寂光院

寂光院は天台宗の尼寺で、山号を玉泉寺といい、推古2(594)年に聖徳太子が父・用明天皇の菩提を弔うために
建立されたと伝えられていると本堂の中で説明がありました。建礼門院の寺で有名なので聖徳太子関連の
お寺であることを初めて知りました。悲しい歴史の跡の残るお寺ですが、本堂が2000年に放火により焼け落ちるという
不幸な出来事に見舞われ、再建されています。

 

 

 

受付本堂四方正面の池
雪見燈籠汀の池建礼門院徳子御庵室跡
諸行無常の鐘楼鳳智松殿(宝物殿)孤雲(茶室)
建礼門院徳子大原西陵

                                         寂光院HPより


 

 

雨がひどくなってきたので、茶室が見える待合所のようなところで休憩。

 

 

 

 

孤雲と名付けられた茶室は昭和初期のもの。平家物語 大原御幸の中から名前をとったという。

 

 

建てなおされた本堂

 

 

 

 

 

 

建礼門院の庵の跡

静かな空気が流れていました。

 

 

諸行無常の鐘も江戸時代のもの

わきにある宝物殿で、焼けた六万体地蔵菩薩立像の胎内から無事出た三千体を超える小さな地蔵菩薩の一部が展示されていました。

帰り路、建礼門院がお姿を映したと伝えられる朧の清水を見ました。

 

 

 

バスの時間まで近くを歩くことにしました。

 

明治後期の旅館が改修され、保存されていました。
土田麦僊や高浜虚子ゆかりの旅館です。

なんとベニシアさんも案内していた場所でした。
中庭が広がっていました。

友人が2階の窓ガラスがきれいと話していました。

この下の方に降りて行ったら見たかった役場橋からの風景が見れたはずですが、よくわからず、先に進みました。
後から確認したら、バス通りを歩いた方が良かったことがわかりました。

 


野村別れ(里の駅 大原)まで歩いてバスを待ちました。

初夏にでもゆっくり里山を歩きたい大原です。

 
Feb.  5  2024  Ohara,  Kyoto
 
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舘野泉コンサート@しらかわホール & 京都大原の小さな旅 -6 ・・・ small trip to Nagoya and Kyoto-6 

2024-02-15 23:53:40 | wonderland

今回歩いたのは結果的に
大原バス停 → 三千院 → 実光院(突然お休み) → 後白河・順徳天皇陵 → 志野 松門(ランチ)
→ 大原バス停 → 寂光院 → 大原バス停 → 野村別れ(里の駅 大原)バス停
となりました。

最後に大原バス停で待ち時間があったので、川にかかる役場橋まで行ってみようかと歩いたのですが、
道を一本間違えたのか見つからず3つ先のバス停まで歩いて京都行のバスを待ちました。役場橋のある
田園風景は季節のいい時期に見た方が気持ちがいいように思えて真剣に相談に乗ってあげなくて
悪かったと後から反省。

三千院を見たあとは、近くの実光院で庭を見ながらお抹茶が頂きたかったのですが、門の前まで来たら
本日お休みの札がかかっていました。ちょっとがっかり。事前にチェックしてもそういうことは書かれて
なかったので軽いショック。

 

宝泉院の横を通って・・

後鳥羽・順徳天皇の大原陵を見て、また行きに通った道に合流。



松門が予約なしでも入れそうだったのでここでランチにしました。

ソシンロウバイが雨に濡れてきれいでした。


暖かい室内で、大原の野菜が中心のランチを頼みました。

やさいメインですが、とてもボリューミーでした。
柚子味噌風味がやさしい味でした。






ふたたび赤紫蘇畑を通って大原バス停駅をとおりぬけて、反対側寂光院方向に向かいました。
寂光院は今まで大原に来ても一度も行ったことがないので今回は是非行きたい場所でした。











Feb.  5 2024  Ohara,  Kyoto

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舘野泉コンサート@しらかわホール & 京都大原の小さな旅 -5 ・・・ small trip to Nagoya and Kyoto-5 

2024-02-14 23:59:09 | wonderland

三千院のお庭巡り

お堂から出てかさをさして弱雨の降る中、お庭を歩きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

往生極楽院
三千院の歴史の源とも言える簡素な御堂です。

平安時代に『往生要集』の著者で天台浄土教の大成者である恵心僧都源信が父母の菩提のため、姉の安養尼と
ともに建立したと伝えられます。
往生極楽院に祀られている阿弥陀三尊像はお堂に比べて大きく、堂内に納める工夫として、天井を舟底型に
折り上げていることが特徴です。
その天井には現在は肉眼ではわかり難いものの、極楽浄土に舞う天女や諸菩薩の姿が極彩色で描かれており
あたかも極楽浄土そのままを表しています。
堂内中心に鎮座する阿弥陀如来は来迎印を結び、向かって右側の観世音菩薩は往生者を蓮台に乗せる姿で
左側の勢至菩薩は合掌し、両菩薩共に少し前かがみに跪く「大和坐り」で、慈悲に満ちたお姿です。
なお、建物は重要文化財、阿弥陀三尊像は国宝に指定されています。 (三千院HPより)

寒いお堂の中で、職員の方がヒーターをつけて、説明をしてくださいました。
天井画はすすでおおわれていますが、一部すすを取った所には青い天井が少しだけ浮き上がっていました。
復元画は円融蔵(えんにゅうぞう)展示室で赤外線カメラを使った調査により創建当時の顔料のまま、極彩色
に原寸大で公開されています。


写真は 京都の観光スポット京都観光ポータルサイト より


 

写真はON THE TRIPより

 

 

 

 

 

 

 

わらべ地蔵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おさな地蔵

 

 

 

 

 

 

慈眼の庭の一角にある東屋で休憩

 

 

ナンテン、マンリョウ、ヤブコウジなどが雨の三千院を彩っていました。

 

金色不動堂をお参りした後、その前の休憩所で暖かい紫蘇茶をいただきました。
寒かったのでおいしく、記念に一つお守りがわりに買って帰りました。

 

 

 

 

 

朝、霰が振ったとのことで苔の上に残っていました。

 

 

 

展示室で最後に復元された天井図など見ました。

何十年ぶりにか訪れた三千院。庭も整備され新しくお堂も増えていました。

 

Feb. 5  2024   Ohara, Kyoto

 

 

 

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舘野泉コンサート@しらかわホール & 京都大原の小さな旅 -4 ・・・ small trip to Nagoya and Kyoto-4 

2024-02-13 23:59:15 | wonderland

 

2月5日

大原へ

徳川園、東山荘、しらかわホールの翌日は京都をどこか行ってみようということになって前回鞍馬を選んで行けなかった
大原に何十年ぶりかに行きたくなり、うまくいけば雪かと期待したのですが、小雨が早くも降り出した日でした。

この日の予定は3パターン

1.大原が気に入ったらずっと寺巡りをしている。
2. 三千院と他2~3回ったら、大徳寺龍源院の冬の京都特別公開の龍図を見てKOKON烏丸を通って京都駅に戻る。
3. 三千院とその周りの寺、寂光院など見てからちょうどこの日にオープンディとなった国際会館の庭からの景色を見て
  からKOKON烏丸経由で京都駅に戻る。

結果大原が気に入ってしまったので、ゆっくりあちこち歩いていました。
帰りに四条烏丸で降りて、買い物をしてから京都駅に出ました。

 

ホテルでの朝食は和食にしました。前回は近くの進々堂でパンを食べたのですが、和食が食べたくなりました。


最初は出張で利用したビジネスでもよくつかわれるアクセスが便利なハートンホテル

烏丸御池から地下鉄東西線で三条京阪まで行き、三条京阪前から京都バスで大原に向かいました。
早くも雨が降り出しました。

 

なつかしき鴨川。コロナ前、祇園祭に行った際、今は療養中のSさんと鴨川沿いをずっと歩いたことを思い出します。

 

 

 

バスで40分くらいかかり、鴨川の上流にさかのぼり、国際会館を経て山道を大原まで行きます。
鴨川がどんどん細くなっていき、途中からはなくなりどんどん山の中に入っていくような感じでした。


大原のバス停にはほとんど人がいなくて数名の外国人観光客がいただけ・・

まず三千院に向かいます。

 

ランチの候補のお店もやっているようです。

ところどころにしば漬けのお店がありました。

 

京都大原、三千院に着きました。

建物の中は撮影禁止です。お庭はOK。


 

 

 

 

 

客殿の庭園 聚碧園(しゅうへきえん)

 

 

 

 

宸殿の回廊から眺める、雨に洗われた景色がこの世のものとは思われないくらい緑が美しくしばしたたずんで
いました。中で礼拝していた友達も後ろから来て、美しいねと感動していました。 一人旅もいいけど
感動を分かち合える友と一緒に見るのもいいです。彼は何やらお経をあげていたのでした。

写真ではこの美しさを表せないので、残念です。

 

スマホの写真だと色が鮮やか。

一眼レフはズームのレンズを持って行ったのですが、こういう風景に出会うと広角レンズが欲しくなります。

宸殿の中では僧侶の方が静かに仕事をされていました。

東の間には天皇陛下をお迎えする玉座を設えてあり、下村観山が描いた虹の襖絵がすがすがしい印象でした。

有清園:宸殿より往生極楽院を眺める池泉回遊式庭園で、中国の六朝時代を代表する詩人・謝霊運(しゃれいうん 385-433)の
「山水清音有(山水に清音有り」より命名

 

 

 

 

 

ここから靴を履いてお庭を歩きました。

 

 

Feb.  5  2024   Ohara,  Kyoto

 

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舘野泉コンサート@しらかわホール & 京都大原の小さな旅 -3 ・・・ small trip to Nagoya and Kyoto-3  

2024-02-11 23:59:48 | music

2月4日 15:00~

しらかわホールでのラスト・コンサートになるかと思ったのですが、週末の北村朋幹の
初棒振りがラストになりました。

 

フェアウェル特別企画 舘野泉 “こころの音楽”

クラシック界のレジェンドが贈る、しらかわホール有終の音

シリーズの最終の公演は、フィンランド在住の左手のピアニスト舘野泉のリサイタル。2023年に米寿を迎えるクラシック界の
レジェンドは、しらかわホール開館以来、同ホールに数々の名演を刻んできた。本公演は、その舘野が閉館を迎えるホールへ
はなむけとして贈る特別企画である。
舘野にゆかりのある作品に加え、音楽家の人生について、トークも交えたプログラムが組まれている。
しらかわホールの有終の美を飾る忘れられない公演になるはずだ。

舘野泉(ピアノ) / 浦久俊彦(聞き手)


プログラムの順番の一部変更が伝えられました。

シサスク:エイヴェレの惑星たち
間宮芳生:山にいて夜毎鳴く鳥の声 「風のしるし」より
吉松隆:水のパヴァーヌ 「タピオラ幻景」より
スクリャービン:前奏曲と夜想曲  Op.9
バッハ (ブラームス編):シャコンヌニ短調 BWV1004より

—休憩20分—

ノルドグレン:振袖火事『小泉八雲の「怪談」によるバラードⅡ』より
光永浩一郎:サムライ
谷川賢作:さよならは仮のことば
     そのあと After That (to Maria)
     のんのんずいずい 組曲「そして船はいく」より

~アンコール~
山田耕筰(梶谷修編):赤とんぼ

 

舘野泉さんのコンサートは若いころからを含めて4回目となるかと思います。
まだフィンランドに渡る前の東京文化会館でのコンサート。だいぶ早く行って、確か妹と一緒だったか精養軒に入って
いると、舘野さんがやってきて食事をしていました。そのあとなんとチケットの裏にサインをしてもらいました。
他には人が誰もいなかったかと思います。なんと無神経な私たちでしょうか・・ まだ学生だった頃かと思います。
こんな私たちにも快くサインしていただけました。

後は左手のピアニストとして活躍されてからでヤマハホールでのバースディ・コンサートは草笛光子さんもいらして
華やかな誕生祝でした。前回はフィリアホールでのコロナで延期になったコンサートの再開でした。当初のプログラムでは
息子さんと協演してフィンランドのことなどのトークも含んでいましたが変更になってしまって息子さんとのジョイントは
実現できなく残念でした。

そして今回はオラフソンのコンサートにしらかわホールに行ったとき、このホールの最後を飾るコンサートのポスターを見て
なんとなく行きたいと思って、その後NHKでの番組を見て思いが強くなって、急遽残っていたチケットを取って行くことに
しました。

今回のコンサートはトークも舘野さんの人柄が現れて、館野さんのフィンランドでの暮らしや、曲目の紹介などもあり
音楽をより楽しめるものでした。

アットホームな別のスペースに連れていかれたような感じ。聞き手の浦久さんは舘野さんの別荘にでも来たつもりでと
最初に話されていましたが、まさにそんな感じ。

曲目の順番を最初の案内から入れ替えられたという。始まりは北欧の自然の中のような星と鳥と水・・
キラキラと星が輝き宇宙の中にいることを感じるオープニングの曲。

宇宙の中、風の中にいるような素晴らしい世界でした。
スクリャービンの曲も色彩豊かで好きな曲です。どの曲も左手だけで弾いているとは思えない世界でした。
左手のピアニストともう言う必要はないような力強く美しいピアノです。
彼の音楽を伝えたい気持ちが指先から伝わってきます。コロナの時代の苦しかった思いやそれを乗り越えて
その期間新しい曲に挑戦して、また新しい世界を見せてくれます。同じ曲でも何回か演奏しているうちに
そこから新しい音楽が生まれてくるという言葉が素晴らしかったです。またある時、悟りのように音楽が
降りてくるような感じとも。

全般最後のシャコンヌのなんと豊かな世界だったでしょう。毎回のようにコンサートで弾いてきているけど
その時の演奏は1回きり。いつも違ってくるそうです。ヴァイオリンで聴いていた曲がピアノではこう表現されるのかと
さすがのブラームスです。舘野さんは若いころからこの曲には注目していたけれどつまらないとずっと思っていたとのこと。
それがある時、その素晴らしさを発見したとのお話でした。バッハの曲は聴いていると自分がどんどん上昇していくような
感じがします。

後半のノルドグレンの曲も解説があり、友人だったノルドグレンの紹介も面白かったのですが、曲のイメージがつかめました。
とてもドラマチックな曲でした。日本の作家の新しい曲もそれぞれ面白かったです。昨年亡くなられた奥様に捧げられた曲も
ありました。

音楽に捧げたその情熱を穏やかな表情の奥に感じるしらかわホールの最後を飾る素晴らしいコンサート。またの開館を
願ってやまない私です。

友人はアンコールの赤とんぼが良かったと話していました。私はやっぱりシャコンヌが最高でしたが、どれも良かったです。
今までの舘野さんのコンサートで一番よかったように思いました。ホールも良かったのかな?

思ったよりコンサートが長引いたので、この後、栄の方に寄って夕食を買って新幹線で京都に向かいました。
いつものハートンホテル、今回はアゴタではなく自分でホテルに直接取ったものですが、前回より高かったけど広いお部屋で
テーブルもちゃんとあったのでそこでN響の定期公演シベリウスのヴァイオリンコンチェルトなどを聴きながら夕食を取り、
持って行ったお香も部屋で焚きました。翌日のこともあるので自分の部屋に戻って音楽の続きを聴きながら準備をしたり
していたら、彼の好きなシベリウスの「トゥオネラの白鳥」が始まったので、ショートメッセージであわてて連絡したりして。
私は「悲しいワルツ」が結構好きで、ヤルヴィーのアンコールなどでよく聴いていました。

青空の下で少しだけ冷たい空気の中、自然の中を歩き、そのあとの音楽の宇宙の中に浸った素晴らしい1日が終わります。
東京は雪が降ったこの日。翌日の天気を心配しながら眠りにつきました。

 

Note 舘野泉 こころの音楽

 

Feb.4 2024  Nagoya 

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舘野泉コンサート@しらかわホール & 京都大原の小さな旅 -2 ・・・ small trip to Nagoya and Kyoto-2  

2024-02-10 23:59:50 | wonderland

徳川園から東山荘へ

徳川園から車道駅まで歩いて桜通線で東山荘の最寄り駅瑞穂区役所まで行こうと思っていましたが、一つ手前の
桜山で降りて名古屋市博物館の前を通ることにしました。

前回は文化のみちから徳川園まで歩いたり、一部バスに乗ったりしました。

徳川園から途中寄り道をしながら車道駅まで。

途中にあった友人の母校はまったく昔の面影がなく、通った道ももっと狭かった記憶とのことでした。
学校の周りをランニングした学生時代を思い出していました。中高一貫の男子校。どんな学生時代だったのでしょう。
ルートはいつも名古屋を知らない私が歩こうとか決めるのですが、それをもとにして案内をしてもらっています。
いつもどこかしら思い出の地が入っていて、そこは今まで住んでいても訪れていない場所でした。

友人が寄り道で案内してくれたのは徳川の菩提寺、建中寺。学校の周りのマラソン・コースに入っていたとか。


さすが徳川。立派です。

尾張徳川家代々の菩提寺

建中寺は慶安三年(1650)に逝去した初代尾張藩主義直公(家康の九番目の息子)の菩提を弔い、尾張徳川家先祖代々の
菩提寺として、また尾張藩すべての人々の心のよりどころとするために、第二代尾張藩主徳川光友卿が、慶安四年(1651)
境内地約五万坪(165,000㎡)の敷地に、本堂をはじめとして諸堂伽藍十棟を建立し、茨城県結城市弘経寺の成譽廓呑上人を
招請して開山した。

徳興山 建中寺 HPより

 





広い境内で写真を撮りながら歩いていたら、一瞬彼を見失って、焦りました。

広いお寺で寺の中を道路が通っているような、また一帯が公園にもなっていて、そこの陽だまりのベンチで
休憩して水分補給。

その前に学校の手前でもお寺の横を通りましたが、大きなお寺でした。
今では立派に塀とか作り直しているとのこと。徳川園もこのお寺も、昔は荒れていた感じだったのが
きれいに整備されているようです。もう半世紀以上前のことです。

 

東山荘へは車道駅から地下鉄桜通線で一つ手前の桜山で降りて歩くことに変更。乗って7分で着く距離です。
桜山という駅名なので山があるのか聞いてみたら、知らないけど東山荘裏手の川の両側は桜できれいと
教えてくれました。

途中通った名古屋市博物館は恐竜展をやっていたらしいのですが、もう終わって、長期の改修期間に入っていました。

 

東山荘

平成25年6月21日に国の登録有形文化財(建造物)に登録

東山荘は、綿布問屋であった伊東信一氏の別荘として、名古屋市瑞穂区の山崎川沿いに建てられたものです。伊東家の山荘と
いう意味で「東山荘」と命名されました。伊東氏が昭和11年(1936)に亡くなったとき、東山荘を名古屋市に寄付し、市民に
公開してほしいという遺言を残しました。名古屋市はこの遺言を受け、東山荘を昭和14年(1939)より公園として一般公開を
開始しました。その後、戦争の影響による公開の中止、市長公舎としての活用を経て、昭和43年(1968)より茶室、和室などの
貸室として一般に利用されています。

東山荘 名古屋市HPより

 

駐車場の方から入って、受付のある建物の前に行き、近くにいた職員の方が渡してくれた園内マップを見ながら
庭を巡りました。庭というよりアップダウンのかなりある、ハイキングコースのようなものでした。

根津美術館の中のようなと書いていた方もいましたが、どちらかというと五島美術館の庭の中に近い感じですが、
日本庭園の方は建物の中からしかよく見ることはできませんでした。



苔がとても美しかったです。











 




この中ではお稽古やらいろいろな活動に利用されていますが、それ以外では中に入ることができません。
それで市のホームページから写真をお借りしました。
ほんとうは茶室からお庭を見たかったのですが・・・


 



受付の建物の近くのあずまやでお弁当を食べました。
そのうち和服を着た一団と撮影のクルーが来て、なにやらはやりの結婚写真の撮影か
玄関前に大勢で撮影を始めていました。
やっぱり中には入れないのか、門の所やらで結局私は門の写真を撮ることができませんでした。

前の日につめたブロッコリーのオムレツとラタトゥイユ、ピクルス、サラダ
フォカッチャなど。コンサートにすぐ行かないといけないのでお店を探している時間がなく、
前回日曜日は休みが多いことも知り、持って行くしかないかと思いました。

ふだん野菜をほとんど取っていなさそうな友人のために野菜ばっかり。私も最近急にセロリのピクルスが
食べたくなって作ったばかりでした。保存食と詰めて生野菜と一緒に。

今度は地下鉄瑞穂区役所駅の方に出て、桜通線で御器所で鶴舞線に乗り替え伏見まで。
他にもルートがあり地下鉄が難しい名古屋です。10数分で着きました。

Feb. 4   2024    Nagoya

 

 

 

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