今日は「体育の日」。
だから晴天。
それとは何の関係もないが(笑)、映画『さまよう刃』を観てきた。
たった一人の肉親である愛娘を殺された男(寺尾聰)の復讐劇である。
ただし、残虐な犯人たちは、少年法で“守られた”未成年。
そのことが物語を重層的にしている。
原作は、東野圭吾の長編小説。
映画は、あちこちに原作との変更点があった。納得できるものもあれば、「?」というのもある。
テーマ性がくっきりした社会派映画であり、佳作だと思う。
ただ、全体的に、やや平板なのが残念。もう少しサスペンス性で押すところもあってよかったのではないか。
出演者の中では、若い刑事を演じた竹野内豊がよかった。しばらく見なかったような気がするが、なかなかいい“大人の男”になっていた。
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