早稲田へ。
放送批評懇談会のギャラクシー賞。その「報道活動部門」の審査会である。
選奨委員は、麻生千晶、今村庸一、小田桐誠、上滝徹也、小林英美、坂本衛、鈴木典之、田原茂行、露木茂、山田健太の各氏に加えて碓井。
それぞれが、全国各地で行われている報道活動の半年分をまとめて見た上で、審査に臨んでいる。
で、とにかく、この審査会で展開される選奨委員の皆さんの“議論”がすこぶる面白い。
推薦理由の披露、応援演説、逆に反対意見、反論、再反論・・・
そのプロセスで、個々の候補作についてだけでなく、今、テレビ報道をめぐる多くの課題に対する皆さんの見解を聞くことができる。
審査会は約3時間続き、納得の入賞作が決まった。
その後は、お疲れ会。というか、会費制の飲み会(笑)。
ここで交わされるざっくばらんな話(話題はやはりテレビ)もまた、貴重で贅沢な内容だ。
まずは、おつかれさまでした。
せっかく早稲田に来たのだからと、会場に向かう途中にある古本屋さんに立ち寄った。
店先の100円コーナーで見つけたのは・・・
・萩原朔太郎『月に吠える』(新潮文庫、昭和30年)
・河上徹太郎『日本のアウトサイダー』(新潮文庫、昭和40年)
・加藤秀俊+小松左京『学問の世界・上』(講談社現代新書、昭和53年)