深夜、札幌は雨・・・。
紀伊国屋書店で、坪内祐三さんの新作『風景十二』(扶桑社)、昨年亡くなった筑紫哲也さんの“新刊”『若き友人たちへ~筑紫哲也ラスト・メッセージ』(集英社新書)、そして立花隆さんと佐藤優さんによる『ぼくらの頭脳の鍛え方~必読の教養書400冊』(文春新書)を買った。
北大近くの古書店「南陽堂書店」で、『定本 柳田國男集 別巻第三』(筑摩書房)と丹羽文雄『小説作法』(文藝春秋新社)を発見、入手。
『柳田國男集』は昭和39年に出たもので、自伝的エッセイともいうべき「故郷七十年」全部が収められている。
『小説作法』のほうは昭和29年のもの。
どちらも箱入りで、本の状態も悪くない。取り出すと45年前、55年前の時代がフリーズドライされているようだ。
旅先であり、それはまだ続くというのに、荷物を増やしてどうするんだ、とも思うが、出会ったものは仕方ない(笑)。トランクに詰め込む。
今日の午後、プロデューサーとして久し振りに制作するテレビ番組のために、滝川市へと向かう。