碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

『報道ステーション』制作会社をめぐる特集記事

2012年08月08日 | テレビ・ラジオ・メディア

今日発売された「週刊新潮」(8月16・23日夏季特大号)の特集記事に驚いた。

見出しに、<「テレビ朝日」看板番組の裏の顔 『報道ステーション』は闇金融に手を染めた>とあるではないか。

おいおい、ヘタをすれば番組が吹っ飛ぶぞ(笑)。

で、読んでみると、番組自体が制作費でヤミ金融を行っているわけじゃなく(当たり前か)、「古舘プロジェクト」社長の佐藤孝さんに関する話でした。

「古舘プロジェクト」は、古舘伊知郎さんのマネジメント会社であり、『報道ステーション』の制作にも携わっている会社だ。

私が知った頃の「古舘プロジェクト」は、古舘さんが数人の構成作家さんの面倒をみている、といった感じの小さな事務所だったけど、記事を読むと、今や「70人を抱える大手制作会社」になっているんですねえ。

『報道ステーション』の売上げだけで、年間20億円だそうだ(笑)。

記事は、佐藤さんが、数千万円単位で(時には億単位。すごいなあ)他人にお金を貸している(もちろん利子あり)行為は、「ヤミ金融」に当たるのではないか、というものでした。


で、古舘プロジェクトは、さっそく自社のWEBサイトに、以下のような告知を掲載しています・・・・


8月8日発売の週刊新潮(8/16・23)の記事について

(株)古舘プロジェクト

8月8日発売の週刊新潮において、「報道ステーションは闇金融に手を染めた」との表題で、 当社代表取締役佐藤孝に関する記事が掲載されております。

しかしながら、そもそも、上記記事の内容は、「報道ステーション」と何ら関係ない 佐藤個人の事柄であるだけでなく、憶測を交えたものとなっており、実際、佐藤には、 記事のような異性関係がないことはもちろん、闇金融を行ったという事実も、 また、佐藤が暴力団と関係した事実もありません。

このように「報道ステーション」と何ら関係のない、しかも事実に反する記事を記載した新潮社に対しては、 同じ報道に関わる者、表現の自由を享受する表現者として極めて遺憾、残念であると感じるとともに、 当社としましては、今後も、客観的資料に基づいた活動を旨とし、 報道に関わる者としての職責を果たすべく、努力を重ねる所存でございます。



・・・・今年の4~6月期、テレビ朝日は1959年の開局以来初めてとなる視聴率「4冠」を達成した。

これには、安定した数字の「報道ステーション」も大いに貢献している。

さてさて、”看板番組”に関連するこの記事。

テレ朝としては、今後、何らかの動きがあるのか、ないのか。

無視、かな?(笑)


それにしても、なぜ今、このタイミングで、この内容の記事が出てきたのか。

そのこと自体が、とても興味深いです。

TBS「黒の女教師」の榮倉奈々先生

2012年08月08日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

日刊ゲンダイに連載中の番組時評「TV見るべきものは!!」

今週は、TBSの連ドラ「黒の女教師」を取り上げました。
                                  

榮倉奈々 美脚を封印するパンツ姿が残念

千代田線・赤坂駅からTBS局舎へと向かうエスカレーター脇に、「黒の女教師」の巨大ポスターが貼ってある。主演の榮倉奈々は黒のミニスカート。軽く組んだ長い美脚が実に見事だ。

ただし、残念ながらこのドラマの中の榮倉はパンツ姿が多い。毎回、ラストの見せ場で披露するのが「愚か者!」の“決めゼリフ”と、制裁の“回し蹴り”だからだ。

昼間は「普通の先生」だが、実は学校内の悪や問題を解決する「スーパー教師」。しかも課外授業の名目で金銭も要求する。

榮倉はこのえたいの知れない女教師を熱演している。だが、さすがに「女王の教室」(日テレ)の天海祐希のような迫力はない。そこで小林聡美や市川実日子など同僚とのチームプレーとした。このあたりの設定も悪くない。

しかし、ひとつ不満がある。ターゲットの悪を暴いていく過程と、最後の“お裁き”の場面で警察の力を借りることだ。これはちょっと安易ではないか。

榮倉たちの“課外授業”自体がかなり非合法なものだ。それでも結果的に生徒たちを救うことになるから許されている。そんなダークヒロインが肝心なところで警察など頼るべきではない。

このドラマには「鈴木先生」(テレ東)の土屋太鳳、映画「愛と誠」の大野いとなど、若手実力派が生徒役で参加している。美脚の榮倉先生も負けてはいられないのだ。

(日刊ゲンダイ 2012.08.07)

サントリーの「エスプレッソーダ」にトライ

2012年08月08日 | 日々雑感

コンビニで、新商品を見つけると、必ず手にとってみる。

食品の場合は、とりあえず購入して試してみます。

もちろん、当たりもあれば、逆もあって(笑)。


今日のトライは、サントリー「エスプレッソーダ」

「“スカッとコク深い”働く大人の新・スパークリングブレイク」がブランドコンセプト。

「エスプレッソのようなコクや苦みと、炭酸の刺激を両立したことが大きな特徴」だそうです。

ネーミング通り、エスプレッソとソーダの組み合わせ。

さあ、当たりだったでしょうか、それとも(笑)。