今日発売された「週刊新潮」(8月16・23日夏季特大号)の特集記事に驚いた。
見出しに、<「テレビ朝日」看板番組の裏の顔 『報道ステーション』は闇金融に手を染めた>とあるではないか。
おいおい、ヘタをすれば番組が吹っ飛ぶぞ(笑)。
で、読んでみると、番組自体が制作費でヤミ金融を行っているわけじゃなく(当たり前か)、「古舘プロジェクト」社長の佐藤孝さんに関する話でした。
「古舘プロジェクト」は、古舘伊知郎さんのマネジメント会社であり、『報道ステーション』の制作にも携わっている会社だ。
私が知った頃の「古舘プロジェクト」は、古舘さんが数人の構成作家さんの面倒をみている、といった感じの小さな事務所だったけど、記事を読むと、今や「70人を抱える大手制作会社」になっているんですねえ。
『報道ステーション』の売上げだけで、年間20億円だそうだ(笑)。
記事は、佐藤さんが、数千万円単位で(時には億単位。すごいなあ)他人にお金を貸している(もちろん利子あり)行為は、「ヤミ金融」に当たるのではないか、というものでした。
で、古舘プロジェクトは、さっそく自社のWEBサイトに、以下のような告知を掲載しています・・・・
8月8日発売の週刊新潮(8/16・23)の記事について
(株)古舘プロジェクト
8月8日発売の週刊新潮において、「報道ステーションは闇金融に手を染めた」との表題で、 当社代表取締役佐藤孝に関する記事が掲載されております。
しかしながら、そもそも、上記記事の内容は、「報道ステーション」と何ら関係ない 佐藤個人の事柄であるだけでなく、憶測を交えたものとなっており、実際、佐藤には、 記事のような異性関係がないことはもちろん、闇金融を行ったという事実も、 また、佐藤が暴力団と関係した事実もありません。
このように「報道ステーション」と何ら関係のない、しかも事実に反する記事を記載した新潮社に対しては、 同じ報道に関わる者、表現の自由を享受する表現者として極めて遺憾、残念であると感じるとともに、 当社としましては、今後も、客観的資料に基づいた活動を旨とし、 報道に関わる者としての職責を果たすべく、努力を重ねる所存でございます。
・・・・今年の4~6月期、テレビ朝日は1959年の開局以来初めてとなる視聴率「4冠」を達成した。
これには、安定した数字の「報道ステーション」も大いに貢献している。
さてさて、”看板番組”に関連するこの記事。
テレ朝としては、今後、何らかの動きがあるのか、ないのか。
無視、かな?(笑)
それにしても、なぜ今、このタイミングで、この内容の記事が出てきたのか。
そのこと自体が、とても興味深いです。