NHK「課外授業 ようこそ先輩」五十嵐威暢(たけのぶ)編のロケが続く。
五十嵐さんが、子どもたちに「作ろう」とよびかけたのは、「祭りのお神輿」だった。
この場合、お神輿はいわば“動く彫刻”である。
各グループが、どんな祭りで、どんなお神輿を作るのか、それぞれ企画を発表した。
これに対し、五十嵐さんは、もっと自由に発想することを提案。
「具象」と「抽象」の話になった。
NHK「課外授業 ようこそ先輩」五十嵐威暢(たけのぶ)編。
滝川ロケ2日目の今日、子どもたちは考えている。
五十嵐さんから出された、ある“課題”をめぐって、グループに分かれての話し合いが行われているのだ。
傾向としては、どのグループでも、全体的に女子の発言力が強い(笑)。
男子が何か提案しても、すかさず女子が「そんなこと言ってもさあ・・・」と反論。男子はたじたじだ。
ちゃんと時代を反映しているから苦笑い。
・・・とは思うけど、がんばれ!男子。
20日付けの『日刊ゲンダイ』で、TBS日曜劇場「JIN-仁―」について書いた。
いつもの連載コラム「テレビとはナンだ!」である。
見出し:
タイムスリップ・ドラマ「仁」 成功の3つの理由
コラム本文:
TBS日曜劇場「JIN-仁―」が面白い。
現代の医師が江戸時代に飛んでしまう、いわゆるタイムスリップ物だ。
このジャンルは小説でも難しいが、映像だと尚更で、ヘタに作ると極めて陳腐なものになってしまう。だが、今回は上々の出来なのだ。
勝因は3つある。
まず、リアルで緊迫感のある「医療ドラマ」であること。
主人公の南方仁(大沢たかお)は焼け火箸を電気メスの代用品にして止血を行ってみせる。また当時は死病だったコロリ(コレラ)とも戦っていく。
次に、日本人の大好きな坂本龍馬や勝海舟などが登場する「幕末歴史ドラマ」であること。
すでに歴史の流れ(未来)を知っている仁が、どこまで彼らと関わっていくのかに注目だ。
さらに、仁に2人の女性(中谷美紀・綾瀬はるか)がからむ「恋愛ドラマ」でもある。
女医と花魁の両方を演じる中谷には凄味があるし、武家娘の綾瀬は凛としていながら可憐。仁が羨ましい。
ドラマの成否はストーリーが握っているが、そこも不安はない。何しろ原作は「龍―RON-」などで知られる村上もとかの漫画なのだ。
村上が丁寧に描いてきた江戸の風景や人々の暮らしぶりも含めて、きっちりと映像化していけばいい。
医療、歴史、恋愛。この三位一体ドラマに死角があるとすれば、タイムスリップの仕組みくらいだ。
(『日刊ゲンダイ』2009.10.20付け)
知らなかったのだが、滝川には、あの「松尾ジンギスカン」の本店がある。
当然、スタッフ一同の夕飯は、ここで決まりだ。
本店だと思うだけで、各地の支店で食べるより、美味しく感じるから不思議。
いや、実際、美味しかった。
みんな、よく食べ、よく飲み、よく語って(終始テレビの話)、本日は解散。
ジンギスカン・パワーで(笑)、明日もがんばろう。
市内の公園にある五十嵐さんの作品「ドラゴンズ スパイン(竜の背骨)」。
通称「ニョキニョキ」の前で、作者自らによる作品解説を撮影した。
ニョキニョキの高さは21メートルあるが、それは21世紀を生きる子どもたちへのメッセージだから。
「空を見上げてみよう」
「目線を高くしよう」
子どもたちの顔が、竜の背骨の先にある天空へと向けられる。
NHK『課外授業 ようこそ先輩』は、大好きな番組の一つだ。
今回、北海道・滝川市を舞台に、その1本を制作することになった。
“主役”は、この町出身で、世界的なデザイナー・彫刻家である五十嵐威暢(いがらし たけのぶ)さん。
今日から撮影が始まった。
「何かを創り出すことの面白さ、楽しさ」を伝えられたら、と思う。
嬉しいことに、子どもたちの反応も、すこぶるいい。
みんな、目を輝かせながら五十嵐さんの話を聞き、また実際に自分たちの手を動かしている。
さて、どんなものが生まれてくるのだろうか。
道央道を使って滝川着。
高速は100キロ走っても1000円でした(笑)。
でも、東名や中央高速みたいな混雑はない。
雲り、ときどき雨は、天気予報通りだ。
市内を回って、ロケ現場の確認。
丸加高原からの眺めは絶景で、無理かもしれないが青空が欲しくなる。
深夜、札幌は雨・・・。
紀伊国屋書店で、坪内祐三さんの新作『風景十二』(扶桑社)、昨年亡くなった筑紫哲也さんの“新刊”『若き友人たちへ~筑紫哲也ラスト・メッセージ』(集英社新書)、そして立花隆さんと佐藤優さんによる『ぼくらの頭脳の鍛え方~必読の教養書400冊』(文春新書)を買った。
北大近くの古書店「南陽堂書店」で、『定本 柳田國男集 別巻第三』(筑摩書房)と丹羽文雄『小説作法』(文藝春秋新社)を発見、入手。
『柳田國男集』は昭和39年に出たもので、自伝的エッセイともいうべき「故郷七十年」全部が収められている。
『小説作法』のほうは昭和29年のもの。
どちらも箱入りで、本の状態も悪くない。取り出すと45年前、55年前の時代がフリーズドライされているようだ。
旅先であり、それはまだ続くというのに、荷物を増やしてどうするんだ、とも思うが、出会ったものは仕方ない(笑)。トランクに詰め込む。
今日の午後、プロデューサーとして久し振りに制作するテレビ番組のために、滝川市へと向かう。
紀伊国屋書店で、坪内祐三さんの新作『風景十二』(扶桑社)、昨年亡くなった筑紫哲也さんの“新刊”『若き友人たちへ~筑紫哲也ラスト・メッセージ』(集英社新書)、そして立花隆さんと佐藤優さんによる『ぼくらの頭脳の鍛え方~必読の教養書400冊』(文春新書)を買った。
北大近くの古書店「南陽堂書店」で、『定本 柳田國男集 別巻第三』(筑摩書房)と丹羽文雄『小説作法』(文藝春秋新社)を発見、入手。
『柳田國男集』は昭和39年に出たもので、自伝的エッセイともいうべき「故郷七十年」全部が収められている。
『小説作法』のほうは昭和29年のもの。
どちらも箱入りで、本の状態も悪くない。取り出すと45年前、55年前の時代がフリーズドライされているようだ。
旅先であり、それはまだ続くというのに、荷物を増やしてどうするんだ、とも思うが、出会ったものは仕方ない(笑)。トランクに詰め込む。
今日の午後、プロデューサーとして久し振りに制作するテレビ番組のために、滝川市へと向かう。
夕方から、FMノースウエーブで「大人塾リターンズ」。
映画は、『カムイ外伝』と『さまよう刃』について。
本は、小林信彦さんの『黒澤明という時代』、朝倉かすみさんの『静かにしなさい、でないと』について話をした。
ヒロさんは『カムイ外伝』の沖縄ロケに身を乗り出し、ケイコさんは『静かにしなさい、でないと』に大きく反応してくれた。
嬉しいねえ(笑)。
夢中で話していたので、瞬間、マイクの存在も忘れていた。
こういう放送だと、きっとリスナーにも届いているような気がするのだ。
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昼から、HTB「スキップ」に生出演。
この番組での「碓井教授の徹夜本」は、北海道出身の作家と、その最新作を紹介するコーナーだ。
今月は、小樽市出身の朝倉かすみさん。
作品は先月出た『静かにしなさい、でないと』である。
併せて、名作『田村はまだか』にも触れさせていただきました。
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