かったかくんのホームページ

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卒業生の戴帽式

2013年05月15日 | Weblog
ろうそくの炎が照らすナースキャップ
         ナイチンゲールの精神忘れず





卒業生の戴帽式がはるちゃんの通っている高校で行われました。「3年生になってから戴帽式があるよ。」と生徒から聞いていたので、その日が来るのを楽しみにしていました。




そして、今日がその戴帽式。厳かな中で開催されました。静かな雰囲気でした。そしてライトが暗くなり、入場。生徒の姿を探しました。暗くなっている体育館。そして、同じ服装と髪型・・・なかなか見つけることができませんでした。


すぐに戴帽の式が始まりました。点呼されるのを待ちました。名前をよばれました。
「はいっ。」
としっかり返事をしていました。




中学校時代とはまた一回り、落ち着いた雰囲気そして、頑張っていることを感じさせ成長していることを実感しました。ステージの上で、校長先生からキャップを頭に載せてもらい、ろうそくに火を灯して周回します。



ろうそくに照らされて、卒業生をはじめ生徒たちは、緊張感の中でもキャップを載せられた責任と重みを感じたことでしょう。




生徒たちは、これから50日の看護実習に出かけていくそうです。人の命を預かる最前線に出ていきます。



自分自身が20数年前に大きな手術をしました。病院の先生や看護師さんにどれくらい勇気づけられたことでしょう。




またその姿から多くのことを学びました。入院していたときはもちろんのこと、退院してから、今度は父が入院をしました。見舞いに行ったときに、すれ違う看護師さんから、
「お元気ですか。」
と声をかけてくれました。




今でも覚えているのですが、主治医だった先生は、とても優しく廊下ですれ違ったときに、「ちょっと目をみせて。」と状態を見てくれました。「大丈夫、よくなっているね。」という言葉。ちょっとしたことだけど、ささやかな優しさが自分が弱いときに、心強さがあります。




病気・けがなどで苦しんでいる人たちと接していきます。




言葉一つで勇気づけられたり、生きる希望を持つことだってあるでしょう。学校で実習先で多くのことを学んで、すてきなナースになってもらいたいです。戴帽式が終わってから、少しだけ話す機会がありました。キャップをつけたいい笑顔を見せてくれました。素敵な時間を過ごすことができました。