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君は主人公・・・鍛錬の成果

2013年05月26日 | Weblog
素晴らしき舞台で演じる時は今       
            溌剌とした君は主人公





昨日の土曜日の朝、中津で中学生の野球の大会が行われました。一回戦、優勝候補の筆頭の中学校のチームとの対戦です。このところ、この中学校は、常勝のチームとなっています。




別府で検診があったので、急いで中津に戻りましたが、着いたときは試合が始まっていました。スコアボードを見ると、大量失点のイニングがあり、点差がついていました。ほとんどの生徒が中学校から野球を始めた生徒です。しかし、生徒たちは3年生を中心に一生懸命に頑張っています。




 以前、練習を見たときよりはるかに個々の力は上がっています。前は、投手が三振を取らない限り、なかなかアウトができないようなチームでした。しかし、しっかり守っています。




 毎日毎日の努力が大きな力をつけます。「継続は力なり」と言いますが、それを実感できました。かつて、野球部を担当していた時に生徒によく言いました。一日一日の練習の成果は少しだけど、それが積もれば、大きな力となると。効果的に積もっていくともっともっとの力となると。





自分が担当したチームもほとんどが中学校から野球を始めた選手たちばかりです。つまりスタート時点は、他の部活の選手と野球の技術は変わりません。しかし、半年練習を重ねると、他の部のスポーツマンがかかってきても負けることはありません。




毎日の練習が体に染みついています。逆に、野球部の生徒がサッカー部に試合を申し込んでも勝つことはありません。練習時間、つまり経験の量が違うのです。




小学校に勤務しているとき、百人一首に取り組んでいました。


なぜ、百人一首?



それは、百人一首を上の句から下の句を覚えきる、下の句から、上の句が言えるということをクラスみんなで協力しながら、クラスの子どもたちの一部でなくて、全員が覚えてしまうという達成感・感動を味わってもらいたかったことがありました。



一カ月、二か月と取り組んでいくと、百人一首に取り組んでいないクラスの子どもたち、またお家の方も歯がたちません。優越感を味わうのではなく、努力の継続の大切さを体感してほしいと言うのが願いでした。




そしてみんなが覚えて、大分県、宇佐神宮全国大会・・・などいろんな大会にみんなで行ける思い出づくりをしたいと考えました。





学習も一緒です。「数学ができない。」「英語ができない。」「社会ができない。」などとよく生徒が言いますが、自分自身、できないのではなく、「経験の量、つまり、その教科の学習の量、効果的な学習法」が身についていないからです。




天才でないかぎり、できる人は、小さいころから、その感覚を身につけてきた体験、しっかり学習してきた経験があるのがほとんどでしょう。それを学習量が少ない人は、できる人に対して「あの人は頭がいい。」という言葉で片付けてしまいます。





苦手教科ではなく、経験が少ない教科とでも言えるでしょうか。



ある教えた子どもは、他の教科は全く違うのですが。社会の偏差値だけは、東大級でした。日本史などは完璧です。確かに。大河ドラマは欠かさず、まんが日本史のDVDは舐めるように見る、歴史ものの本は大好き。




好きだから経験が増える、経験が増えるからさらに好きになる・・・。他の子どもと経験の量がはるかに違います。好きにさせる環境も大切でしょう。




部活も最終章。練習量と効率を考えて、最後までしっかり力を蓄えて大会に臨んでほしいと願います。がんばれ!生徒たち。