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日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

幸せ運ぶネモフィラの花

2013年05月01日 | Weblog
ネモフィラが幸せ呼び込むこの場所に
            一面田んぼに青色映える





「ネモフィラ」の花が咲いている場所に千財農園から帰る途中に立ち寄りました。今が満開と言ったところです。



着いたときに、中心となってこの企画に取り組んでいる方とちょうど出くわしました。どのくらいの人がやってきているのか、花がどのくらい成長しているのか、きっと気になってたびたび来ているのでしょう。


その気持ちが会話をする中で感じることができました。



千財農園に続いての贅沢な花見物です。すごく広い面積で花が咲いているわけではないのですが、「ネモフィラ」の向こうに見える青の洞門が今までとは違う趣を感じさせてくれます。「ネモフィラ」の青色の向こうに見える「青の洞門」。



「青」という言葉の重ね合わせと、青が醸し出す光景が、今まで見続けてきた風景とまた違います。



小学校の4年生の国語の教科書に載っている新美南吉さんの「ごんぎつね」。



 
『兵十はかけよってきました。うちの中を見ると、土間にくりが固めて置いてあるのが、目につきました。

「おや。」

と、兵十はびっくりして、ごんに目を落としました。

「ごん、おまい(おまえ)だったのか、いつも、くりをくれたのは。」

ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。
兵十は、ひなわじゅうをばたりと取り落としました。青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。』




小学校でこの物語を子どもたちと考えた時に、「なぜ、黒いけむりではなく、青いけむりだったのか。」と言うことが話題となったことがありました。
童話の中で、よく青色に包まれた文に出くわします。



「ごんぎつね」では「深い悲しみ」を表わすために、青色を使ったのかも知れません。青は「ファンタジック」「ロマンティック」を表すときに使われる時もあります。青の洞門は、「ファンタジック」「ロマンティック」な風景となっています。



ちなみに「ネモフィラ」の花言葉は、「可憐」「清々しい心」「あなたを許す」「どこでも成功」です。





昨年の九州北部豪雨で被災したこの場所に「ネモフィラ」は、きっと幸せを呼び込んでくれることでしょう。