台風7号は当初ここ豊橋を直撃かと思われたが、
それてくれたおかげで、たわわに実ったレモネーディアとライムの枝が避けた程度で収まった。
しかし被害をうけた大勢の人たちがいることを忘れてはいけない。
農業は自然の猛威で一瞬でその努力が泡と消えることになる生業だ。
それを生産者だけが受け止めていく限界がきていると思う。
この先どうしたらよいかと・・・・。
現在、無農薬ライムを少しずつ収穫しているが、
新しく生りだした温室の無農薬レモネーディアが少しずつ熟れてきた。
多くが熟れてきて、簡単に収穫ができるまでは私だけがセレクトしていくことになりそう。
とうとうシーズンが始まったかと、やっとしっかり働くことができる体調まで回復した体と会話する。
とはいえ若いころみたいなスピードはやはり出せないだろう。
経験値を糧にして対応していこうと思う。
雨がたくさん降ったので、露地のみかん園は雑草がひときわ背を伸ばしてきた。
温暖化の影響でその生育スピードは2倍ぐらいかと、過去を振り返ってみる。
この雑草たち、実は多くの二酸化炭素を吸収して環境に貢献していると思うと、
除草剤できれいに枯らしているみかん園より社会貢献していることになる。
7月の終わりまで異常高温乾燥状態が続いたみかん園は、
雷が鳴るほどの豪雨で一気に肥料が分解した。
その分解した肥料はみかんの木と雑草が受け皿として空気中に逃げていくアンモニアを受け止める。
また雷で分解された空気中の水分は、窒素とその水素でアンモニアになり大地に降ってくる。
そんな自然の摂理をうまく使っていければ最高だが、そうは問屋が卸さないのが私たちの生業だ!
無農薬レモネーディア
無農薬レモン
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