河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

のら犬、学校をかえる

2009-06-05 23:59:28 | 読書(その他)
遠藤岳哉、ハギジン出版。
ノンフィクション。
徳島県の郡部にある小学校に、
野良犬が迷い込み、住み着いた。
子どもに危害も与えず、子どもたちにも懐いたので、
教員2年目の遠藤先生のクラスが中心となって世話を始めた。
その名も、「三代目」(メス)。
子どもの自主性を重んじる校風とも相まって、
子どもたちは、三代目と共にどんどん成長していく。

って、いまも飼ってるみたいだな・・・。
子どもの成長は、素晴らしいし、先生もがんばっているけど、
1年限りで、バックアップしてくれた校長は退職し、
遠藤先生も転勤してしまう。
犬はそのまんまかい。それでいいいのか。
「ブタがいた教室」と違うのは、犬を最後まで飼う、という責任は、
学校側が取るってこと。半年で食べるブタとは違うけどさ。
放し飼いにしていて、保健所に捕まって、センター送りになって、
犬の登録受けてから、返還してもらった、ってあたりが、
保健所職員としては、興味深い。誰名義で登録したんだろ。
学校が飼う、って、けっこう大変だろうなあ。
コメント
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