京極夏彦、中央公論新社。
「嗤う伊右衛門」「覘き小平次」につづく
怪談の新解釈もの。
で、これはいちま~いにま~い・・・のお菊さん。
本のレイアウトやデザイン、1章の長さ、その他諸々
「数」をテーマに、すべて計算ずくという感じ。
菊という、すこし足らない少女が、
死後、化けて出るとうわさされたのは、なぜか。
又市が出てきて、巷説百物語の一部になってる。
菊や三平の、愚直さを、彼らの目線で描くことで、
まったく己と違う思考回路を持つ彼らが、
なぜそういう行動を起こしたのか、なんとなく分かる。
同じように描いていても、主膳や吉羅は分かりかねる。
ラストはばたばたっと終わってしまって、
結局、真相ははっきり分からないのだけど、
菊と三平は哀れだなあと思う。
「嗤う伊右衛門」「覘き小平次」につづく
怪談の新解釈もの。
で、これはいちま~いにま~い・・・のお菊さん。
本のレイアウトやデザイン、1章の長さ、その他諸々
「数」をテーマに、すべて計算ずくという感じ。
菊という、すこし足らない少女が、
死後、化けて出るとうわさされたのは、なぜか。
又市が出てきて、巷説百物語の一部になってる。
菊や三平の、愚直さを、彼らの目線で描くことで、
まったく己と違う思考回路を持つ彼らが、
なぜそういう行動を起こしたのか、なんとなく分かる。
同じように描いていても、主膳や吉羅は分かりかねる。
ラストはばたばたっと終わってしまって、
結局、真相ははっきり分からないのだけど、
菊と三平は哀れだなあと思う。