京極夏彦、中央公論新社。
とある独身老人、益子徳一72歳の一週間。
思い出したり忘れたり、それなりに忙しい。
「オジいサン」と呼ばれた、そのことが気にかかる。
誰に呼ばれたか、いつ呼ばれたか、思い出すのに数日。
思い出したら次を忘れる。
「お爺さん」「オジイサン」「お祖父さん」いろいろ出てくるが、
たぶん、「オジいサン」は名詞じゃなくて、呼びかけの言葉だ。
と思って声に出してみた。
とある独身老人、益子徳一72歳の一週間。
思い出したり忘れたり、それなりに忙しい。
「オジいサン」と呼ばれた、そのことが気にかかる。
誰に呼ばれたか、いつ呼ばれたか、思い出すのに数日。
思い出したら次を忘れる。
「お爺さん」「オジイサン」「お祖父さん」いろいろ出てくるが、
たぶん、「オジいサン」は名詞じゃなくて、呼びかけの言葉だ。
と思って声に出してみた。