河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

オジいサン

2011-11-06 21:44:32 | 読書(小説)
京極夏彦、中央公論新社。
とある独身老人、益子徳一72歳の一週間。
思い出したり忘れたり、それなりに忙しい。
「オジいサン」と呼ばれた、そのことが気にかかる。
誰に呼ばれたか、いつ呼ばれたか、思い出すのに数日。
思い出したら次を忘れる。

「お爺さん」「オジイサン」「お祖父さん」いろいろ出てくるが、
たぶん、「オジいサン」は名詞じゃなくて、呼びかけの言葉だ。
と思って声に出してみた。
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僕は、そして僕たちはどう生きるか

2011-11-06 21:39:04 | 読書(小説)
梨木香歩、理論社。
面白かった。
お話のためのお話っぽいところもあるけど、まあ。
主人公は、通称コペルくん、14歳。
ちょっと子供らしからぬ言葉遣いをする。
だからちょっと作り物っぽいけど。
ストーリー自体は、作者の身近な話題っぽい。
染色のこと、いじめのこと、命の教育のこと、
ボーイスカウトとヒトラーユーゲントのこと、
兵役拒否のこと、アダルトビデオのこと、
男性優位社会のこと、土中の小動物のこと
(こないだ見たシーボルトミミズが出てきた!)、
欧米人との考え方の違いとか、いろいろ。
そんなお話。
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