ゴーストハント６海からくるもの

小野不由美、メディアファクトリー。
相変わらず怖いけど。
特に、電気を消すとカバーが光って怖いっての。
少女小説だった割には民俗学成分多し。
こういう話、けっこう好きだ。
今回、ナルが取り憑かれて活躍は少ない。
しかし、正体が分かって、次巻の完結編へと。

海獣の子供５

完結。
しかし、怒濤のような海洋生物の群れが
どひゃーっとあらわれて、ばーっとわーっと
なんつーか、言葉では説明できないくらい、
一瞬の出来事みたいなものが描かれる。
海は分かんないこと多いもんねえって感じ。
星野道夫そっくりなおじさんが出てきたよ。

浜村渚の計算ノート

青柳碧人（あおやぎあいと）、講談社文庫。
数学大好き中学２年生、浜村渚の事件簿。
パラレルワールドな現代で、数学がかなり軽視されている世界。
それに反発した数学者高木源一郎が、政府に反旗を翻す。
数学の地位向上のために、人を殺す（殺させる）というテロ。
それを阻止すべく、警視庁に協力を求められた中学生が、
事件をつぎつぎ解決するのだが。
犯人と決戦しないまま、続く。続きも出てるからねえ。
数学への愛だけで解決しちゃうような、解決方法があったり、
なんか数学が身近なような気がするあたり面白い。
渚の数学馬鹿ぶりもなかなか。

アンダーザローズ３～６

ううむ。
少女漫画読み慣れてないんで、
４巻からのメロドラマ展開にびっくり。
まあ、そもそもロウナルド伯爵家には、
嫡子と庶子あわせて９人の男の子。
しかしなれそめ的な話を、巻末のおまけマンガですませるとは。
さらには、ウィルの弾くヴァイオリンがまた鏡像だよと思ったら
そういうごまかしかたしますか的な。いいけど。
まあ、子どもたちが元気で生き生きしていて、
出てくる人みんな、長所短所いろいろあるけど、
ひっくるめて人間的に愛すべき奴らと思わせる。
そして、どんなにひねたやつでも、お母さんが大好きなんだという話。
だと思う。多分。
７巻が最新巻らしい