河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

偉大なる、しゅららぼん

2012-08-24 23:50:25 | 読書(小説)
万城目学、集英社。
この人、1作目からヒットしたせいか、
まだまだな気もするのに大物扱いなところが
あんまり好きではないが、
作品自体は面白い。
でも、もうちょっと面白くできるんじゃないかと思う。
なにがっつーとよくわからんけど、ちょっとマイナー感漂う。
京都が舞台のホルモー、奈良が舞台のあおによし、
大阪が舞台のトヨトミときて、今度は滋賀県。
琵琶湖が主人公と言っても過言ではない。
ああそうか、主人公の影が薄いからか。
結局主人公の超能力が弱いぶりがあんまりよく分からなかった。
清子や淡十郎、棗広海のキャラにふっとばされてたし。
琵琶湖のほとりの日出一族と棗一族の確執。
突如現れた両方の力を持つ、校長。
しゅららぼん、と聞こえる異音の正体は。
奇想天外なストーリーで先が読めない。
なんとなく大団円。
コメント
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