河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

声をきかせて

2016-01-23 23:47:21 | 読書(小説)
樫崎茜、講談社。
「ぼくたちの骨」に続く、博物館小説らしい。
化石が出てくるから。
それよりも、長野県北部(戸隠周辺)っぽい田舎の
伝統的なものづくりの後継問題とかのほうが面白い。
主人公の砂凪(さなぎ)は、香木などの香道具を売る老舗の娘。
見込みのない父母に変わり、祖母から手ほどきを受ける日々。
近所のパン屋の娘珠季(たまき)、箒屋の孫蒼太と、
学校に出てこなくなった化石や鉱物好きの悠介と4人で
タイムカプセルを埋めた空き家に人が帰ってきた。
その人物は、砂凪らのカプセルを掘り返し、返してくれない。

らんちゅうの出来損ないを飼育してみたり、
新しい地元名物を考案しようとしてたり、
あまりセンスのない香道を勉強しようと頑張ったり、
挙句化石の発掘にチャレンジしたり、盛りだくさん。
イマドキのキャラありきの話ではないけど、
描写がリアルな分、そこらの街にいそうな気がする。
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ゴールデン・ドリーム

2016-01-23 14:11:12 | 読書(小説)
ロイド・アリグザンダー、評論社。
アメリカの児童文学。
これが遺作だって。
タランシリーズは面白かった。
児童文学とはいえ、このタイトル、この表紙画、
アリグザンダーじゃなきゃ、誰が読むかって感じ。
せっかく面白いのになあ。
あんぽんたん(チューチ)と呼ばれてるカルロ・チューチョ。
ある日、港で不思議な古本屋に出会うところから、物語は始まる。
古書に挟み込まれた一枚の地図。宝の在処!?
世間知らずの坊っちゃんが旅立ち、出会ったのは、
嘘つき証人、男装の美少女、海を目指す爺さん。
イタリアっぽいところからスタートして、
トルコっぽい街でラクダとかを集め、
中東っぽい砂漠で盗賊に出会い、
挙句はモンゴルっぽい遊牧民につかまり・・・。
そして迎えるハッピーエンド。いいじゃん。
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