六車由実、医学書院。
民俗学だけど、介護関係ということで、
医学系(看護系)の出版社から出ている。
出版された頃から気になってたんだけど、図書館で借りてきた。
介護は給料も安いし、きつい仕事。
食事の介護、風呂の介護、排泄の介護。
力もいるし、臭いし、かなりの肉体労働。
なり手が少ないけど、ニーズはあって、
ニュースでは虐待とかも話題になる。
そんな職場で、時間をもらって、
元民俗学研究者の著者は老人たちから聞き語りをする。
たしかに、年配の人達の話には、
テレビドラマとかにはないような日常があって、
歴史の行間を埋めるような、当時こういうことは
普通はこうやっていたから、こうなったというような
小話がいくつもあって、当時の様子って
再現しきれないなあと途方に暮れることもあった。
この本は、そんな小話を集めた介護職員の話。
この根気良さとか、介護職を厭わないあたり、
多分、だれも真似できない気もするけど。
でも、老人ホームにいるじいさんばあさんすべてに、
物語が、歴史の断片がいっぱい眠っていることを、
この本は教えてくれている。
民俗学だけど、介護関係ということで、
医学系(看護系)の出版社から出ている。
出版された頃から気になってたんだけど、図書館で借りてきた。
介護は給料も安いし、きつい仕事。
食事の介護、風呂の介護、排泄の介護。
力もいるし、臭いし、かなりの肉体労働。
なり手が少ないけど、ニーズはあって、
ニュースでは虐待とかも話題になる。
そんな職場で、時間をもらって、
元民俗学研究者の著者は老人たちから聞き語りをする。
たしかに、年配の人達の話には、
テレビドラマとかにはないような日常があって、
歴史の行間を埋めるような、当時こういうことは
普通はこうやっていたから、こうなったというような
小話がいくつもあって、当時の様子って
再現しきれないなあと途方に暮れることもあった。
この本は、そんな小話を集めた介護職員の話。
この根気良さとか、介護職を厭わないあたり、
多分、だれも真似できない気もするけど。
でも、老人ホームにいるじいさんばあさんすべてに、
物語が、歴史の断片がいっぱい眠っていることを、
この本は教えてくれている。