河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

波の音が消えるまで

2019-01-09 22:00:53 | 読書(小説)
沢木耕太郎、新潮文庫。
全3冊。
第1部風浪編、第2部雷鳴編、第3部銀河編。
最後の数章は、怖くて読むのが嫌になったよ。
サーファーだった伊津航平は、写真家を経て、
再びサーフィンをしにタイに滞在していたが、
日本に帰ることにした途中、中国への返還当日の
香港に寄り、たまたまマカオに渡って、
そこで、バカラと出会ってしまった。
トランプのカードで、庄か閒か掛ける丁半博打のようなもの。
航平は、バカラの必勝法を追い求め、
バカラ台の海の上をうねるカードの波を読もうとする。

いやもう、ラストはなんなの?死んでるの?って感じ。
果てしない虚無感。
なんか世界の終わりを見ちゃったような。
怖い本や・・・
コメント
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