河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

猫を棄てる

2020-08-14 07:39:00 | 読書(その他)
村上春樹、文藝春秋。
副題は、父親について語るとき。
短いエッセイ一編を、挿絵を増やして立派な一冊に。
内容は、副題のとおり。
この人ももう70超えてんだもんな。
亡くなった父との思い出から、聞かずじまいだった父の過去に迫る。
とはいえ、軽いんだけど。
今年の夏、#あちこちのすずさんへ、ってのをやってるけど、ちょっとそれに近い。
身近な人1人の人が、戦争に巻き込まれる。
そして、たまたま生き延びて、父母が出会い、作者が生まれる。
そういうものの連続で我々は生きているようだ。
コメント
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