河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

たゆたえども沈まず

2020-09-08 00:39:00 | 読書(小説)
原田マハ、幻冬舎。
文庫化したのをみて、図書館で単行本借りた。

19世紀末のパリ。
西洋人の服装をしてフランス語を操り、浮世絵を売る日本人、林忠正。
同じ頃、売れない画家フィンセント・ファン・ゴッホが画商の弟テオの家に転がり込む。
昔からゴッホ兄弟は気になってたので、いろいろ読んだが、これは小説。
架空の人物が間に入る。
それが話をスムーズにしてるのは分かるが気にくわない。
この人、ヘレンケラーの話を日本に焼き直してたけど、なぜ西洋の成果をそんなことするのか。同じ状況になっても日本人が同じ事できるはずないやんとか思う。
んでこの話でも、そんな重要ポストに日本人入れるわけないやん。
途中からこいつが気になって。
まあ、さらっと読みやすいし分かりやすかったけど、なんかなー。
タイトルもいい感じではある。
コメント
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