河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

金の仔牛

2012-12-21 17:27:10 | 読書(小説)
佐藤亜紀、講談社。
追い剥ぎの青年アルノーが、
今まさに身ぐるみ剥ごうとしていた紳士から
持ちかけられた儲け話。
紙切れだと思っていたリーブル札から始まる、
ミシシッピ株の株式相場絡みの物語。
話の軸には、アルノーがたまたま惚れた女が
故買屋ルノーダンの娘で、娘を取られたくない一心で、
イカれた紳士オーヴィリエにアルノーを売り、
その他いろいろないかさま師たちが関わって、
ちょいと大変な騒ぎになる。
まあアルノーたちはハッピーエンドなんだけど。
途中から数字に麻痺してきて、最初は750すげーだったのに、
9000か1万かみたいな。
そして挙句に計算についていけなくなった・・・
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