新藤元気、宝島社文庫。
小さな数学者と秘密の鍵。
サブタイトルが内容を語ってる。
主人公はタイトルのまま、
興味を引いたのは、元科捜研研究員が書いた、
っていうところ。
ちゃんと鑑定してて面白い。
突如、自宅に証券取引等監視委員会が捜査に入り、
パソコン等を押収されてしまう男性<私>、
警察の特殊犯罪捜査班に所属する<僕>が出会うのが、
科捜研の小春。小さい体に大きな態度。
もう一人、火事現場から行方不明になった小3の少年<ぼく>
この3人の視点から一連の事件が語られる。
<僕>こと熊谷くんは 何やら職場内で干されていて、
パワハラを受けて萎縮している状態。
味方は嘉山先輩だけ。
たまたま受けた火事現場の検証で小春に会い、
事件の真相を独自に調査し始める。
一人称語りっていうのがトリックの1つではあるが、
3人が出会った時の描写はちょっとずるいなあ。。。
とはいえ、出てくる人物それぞれのバックボーンがしっかりしてて、
彼らのゆく先も気になるし、結構面白かった。続くかな?
でも熊と龍コンビより、数学少年や喜一の先のが気になるかも。
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