河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

哲夫の春休み

2011-04-25 22:16:36 | 読書(小説)
斎藤惇夫、岩波書店。
うお、ガンバの冒険の人、ほかに書いてたんだ!と
あわてて借りてみたけども・・・
おはなしのためのおはなしって感じで、
ちょっととっつきにくかった。
あとがき読むと分かるけど、作者が自分の傷を癒すためのおはなし。
いいけどね。
しかし、こころの傷ってやつは、
自分のなかから治るときにならないと治らないよなあ、と。
それがクライマックスの声の言う、
 自分の涙は自分でぬぐいなさい
 顔をあげ 胸をはって
 さあ
 沖に漕ぎ出しなさい
ってことなんだろう。
コメント
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