河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ばけもの好む中将

2014-08-23 21:53:52 | 読書(小説)
瀬川貴次、集英社文庫。
副題は、平安不思議めぐり。
男性名だけど、かなり女性っぽいな。
美形だけど、女よりばけもの好きな貴公子と、
気弱な12人の姉を持つ青年が謎を追いかける。
陰陽師みたいな男性二人の組み合わせ。
あきらかに、謎を次に残した感が。。。
宗孝の12人の姉のうち、6人ばかり出てきたから、
まだ半分残ってる。
で、2巻が出てるので、読んでみよー。
平安の雰囲気が出てるような、
現代っぽい台詞使いで台無しにしているような、
コバルト文庫のような味わい。
妖怪は、出そうでなかなか人間の方が怖い。
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シャボン玉ピストル大騒動

2014-08-23 21:44:45 | 読書(小説)
ポール・ギャリコ、創元推理文庫。
9歳半の少年ジュリアンは、深夜バスに乗り込み、
サンディエゴからワシントンD.C.を目指す。
ポケットに、シャボン玉ピストル(バブルガン)の
設計図と実物と、トランクにおばあちゃんからもらった
150ドルやらサンドイッチの用意やら詰め込んで。
ちょっと吃音癖があるけど、人好きのする赤毛のメガネの男の子。
いっしょに乗り合わせた人々を巻込んで、
日ソのスパイ合戦に巻込まれる。
1974年の作品。
ソ連のスパイってあたりが古いけど、人間はそう変わらない。
ラストの、少年がやっと号泣するシーンにジーンとする。
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昨日まで不思議の校舎

2014-08-21 22:33:23 | 読書(小説)
似鳥鶏、創元推理文庫。
またまた複雑ーな話。
葉山くんがとうとうカミングアウト。
それはさておき、学校の七不思議にまつわる物語で、
夏に読むにはぴったりだったな。
けっこう怖いよ。
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朧月市役所妖怪課 号泣箱女

2014-08-21 22:25:15 | 読書(小説)
青柳碧人、角川文庫。
2冊目。
この人、いちいち設定が細かいので、
事件が大展開するといえばするけど、
もし説明することになったら、もう、
最初から読んでもらった方がいいのでは的な
凝った話でどこから伏線なのか、これもさっぱり。
この人の本に出てくる女の子は、まっすぐ単純なの多いねえ。
でも一つだけ。議会に上げる条例案を、
市長自ら作ったりしませんよ。
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ぬいぐるみ殺人事件

2014-08-20 21:32:36 | 読書(マンガ)
小説も含まれてるけど、まあマンガに分類。
同人誌の復刊。
ふくやまけいこ目当てで買ったけど、
表紙とイラスト3つだけどまあいい。
それより内容が、まあくだらない。
新井素子、とり・みき、吾妻ひでお、伊東愛子、中山星香、
高橋葉介、かがみあきら、早坂未紀、いづぶちゆたか、
水嶋とおる、ゆうきまさみ、魔夜峰央、沢田翔、粉味、
豊島U作、火浦功、しりあがり寿、とまあ、80年代な執筆陣。
私はリアルタイムでは知らないよ。
彼らが、リレーでストーリーを紡いでいくのだが、
どんどん破綻していき、でもうまくまとめる人もいて、
なんだかんだでまとめあげられるという奇跡の物語。
後悔はしてないけど、人にはみせらんねえな。
火浦功がけっこううまいこと書いててなんかうれしい。

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