小川一水、ハルキ文庫。
2010年刊だからってありえない、セクハラまがいのネタ満載。
帆船ものとはいえ、船の描写は少なく、主人公の女性騎士やら少年艦長、道化の少年など、設定も背景も色々薄い。
博物戦艦って設定や、旅の目的あたりは悪くはないのに、色々残念。
再版で、2巻まであるらしいけど、もうないかな…
東郷隆、静山社。
狗奴王の野望。一巻の主人公はススヒコ、この巻はその息子ワカヒコが主人公。
あれでススヒコの話終わりやったんや…なんとも児童文学だなあ。
今度はまだ続きそうだけどどうだろう。
卑弥呼の密命を受けて旅立ったワカヒコ。船旅で、潮岬あたりで水先案内人として少女サナメが乗り込む。船は沈んで、生き残った2人の旅が始まるのだが、海山や九鬼、答志島など、三重県を旅する。所々で現・三重県○○とか出てくるが、それはどこだ？って地名もある。ってあたりが三重県民的に面白かった。
なんか、すごいところで続きになった。次は2021年初春って年明け？
100話ってのは少女漫画にしたら長いんだろなー。
ニャンコ先生は陶器なのか。いっぱいいるのはちょっとかわいいかも。
ちょいと思いたって、一気読み。紙で。
お茶のあとは、香辛料。
全然本屋で見つけられず、今頃。
この人の書く話は大体似通っているな。香辛料が大好きで、鼻のよく効く主人公、柚子原香。
いろいろ風呂敷広げた割に回収されず、4冊でおしまい。悪くはない。ちょっと料理は再現不可能ぽいけど。暇ならやってみたいが違いが分かる気がしない…
紀伊孝。
アニウッド大通りの紙版が出ないからどうしようかと思いつつ、Amazonのリミテッドで、こちらを先に読んでみた。
絵は、書き殴った感が強い。描線よれよれでもデッサン力で保ってるような。
話はいろいろ詰め込み、分かる人には分かるネタを説明なしに語る、ユリシーズみたい。ハリーポッターの影響大だが、謎の力を持っているアリスは元の世界に帰れるのか。
