河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

櫻子さんの足下には死体が埋まっている16

2020-10-10 00:12:35 | 読書(小説)
太田紫織、角川文庫。
終わりそうで終わらない。
百合子、蘭香、正太郎の3人の視点から語られる物語は、
1冊分語った挙句、次巻へ続く、だった。。。
まあ、惣太郎の死因とか新たな事実は判明した?
そして、思ったより悪いことは起きなかったけど。
はてさて。
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まち

2020-10-08 22:17:50 | 読書(小説)
小野寺史宣、祥伝社。
「ひと」とよく似た体裁。
中身は、よく似てるけど別の話。
「ひと」のコロッケ屋がチラッと出てきた。
表紙の絵は、180cm越えの大男には見えないなあ。
ガタイのいいのが特徴の青年、江藤瞬一。
群馬の片品村から東京へ出てきて、
引越屋のアルバイトで生計を立てている。
細かく日常を描く。
お隣や階下の同じアパートの住民たちとの交流。
バイト先での出来事。生い立ち。父母やおじいさん。
やっぱりいい人が多くて、ちょっと変わったやつもいるけど、
それなりに幸せに、瞬一は生きていく。
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オレたちバブル入行組

2020-10-07 22:01:17 | 読書(小説)
池井戸潤、講談社文庫の電子版。
kindleUnlimitedで漫画ばっかじゃなく小説も読んでみた。
縦は読みにくいから、横かな。
ドラマ化した半沢直樹シリーズのため、
「半沢直樹1巻」という扱いになっている。
ドラマ(見たことない)に出てくるという「倍返し」
という台詞は出てこなかったな。「十倍返し」が1回。
一銀行員の半沢直樹が、不正を見つけて解決する話。
まあ悪いやつはとことん悪い感じでザマアミロ的な感じだが、
支店長の家族はちょっと切ない。
タイトルは、同期の仲間の協力やふとした会話が
事件解決につながったりするあたりからか。
不当な扱いを受けていじめられる半沢だが、仲間がいる。
自分は間違っていないと信じていられる。
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宮廷神官物語9〜10

2020-10-02 23:29:25 | 読書(小説)
榎田ユウリ、角川文庫。
9巻は、まさかの外伝集だった。
そして、11巻の完結目指して、続く。。。
9巻では、王族が身分を隠して暴れるのだが、
周囲で大男がむきーっとしてたり、小さい女性が助太刀したり、
姉?いや弟?って推測してる自分がいて、
それだけキャラクターが立ってるってことなんかな、と。
タイトルからブレず、宮廷の大神官の話でクライマックス。
この期に及んで鶏冠や藍晶、天青とは別カテゴリの聖人君主?が新登場。
このおっちゃんはいいなあ。
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ヤービの深い秋

2020-10-01 21:00:29 | 読書(小説)
梨木香歩、福音館。
マッドガイド・ウォーターシリーズ2冊目。
海外の児童文学風の想定だが、和製ムーミン。
子供向けを装っているが、子供にどこまでわかるのか?
結構ややこしい筋運び。
描かれる感情とかも、かなりブラックな部分も。
そして、細かいところは説明しない。
いいけどね。
トリカのお母さんの病気の原因はちょっとびっくり。
挿絵が、もっと本文の説明になってくれてたらいいのに、
あまり説明してくれてないのは残念。
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