遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

ワンスアポンアタイム...

2019-09-14 17:48:56 | 舞台、映画、DVD
観ました!
先週。


ワンスアポンアタイムインハリウッド

3時間近い長丁場ながらすっごく面白かった。

のっけからディカプリオが情けなくブラッドピットの肩に顔をうずめながら泣くのが可愛い。

ここは、ディカプリオの捨て身の演技が光る。

「ん?これ誰だっけ?」と凄さを感じるのはそうかー私の好きなアル・パチーノね。


そして天才子役ジュリア・バターズ


すごくかわいいです。

私はほぼリアルタイム。1970年は小学校6年生。

思春期に過ごした時代はアメリカ映画ハリウッドの黄金期と重なる。
不評だったらしいけど、すっごいデフォルメしたブルース・リー


こんな「感じ」だった。

そして1969年の8月の暑さの中ディカプリオが家に帰ってミキサーだ大量に飲むのは
砕けた氷の浮いたマルガリータ。わかるわー、これそのままミキサーグラス(そういうそうだ)を持って飲みまくる。


ハイボール持った写真しか見つからなかったけど。


この場面が妙に私のツボにはまった。夏の蒸し暑さ象徴するマルガリータ。

かのシャロン・テート事件のことはうっすらと知っていたけど、一応、ウイキペディアで概要を再度おさらいしていった。
シャロン・テートにそっくりなマーゴット・ロビー

何とも浮かれた1970年代の時代を体現していた。
あの頃のヒッピー文化はいったいなんだったんだろう?

結局この結末はタランティーノ監督の優しさなんだな。古き良き時代に対しるオマージュ。

ある新聞の映画評にこの結末に対する、すこぶる外れた評が掲載されていたのが、呆れた。
素人でもわかるのに。

なんにせよ、楽しめる映画でした。







心はイギリス ~ライアンの娘~

2019-08-22 17:52:29 | 舞台、映画、DVD
ブレイディみかこさんの本を手当たり次第に読んでいる。

イギリスってほんまにおもろい国やねんなーということで、
スコットランドと、イングランド問題があって、そういやーメアリースチュアートはスコットランドの女王やってんな。地図を調べたら、イギリスの北部はスコットランドやねん。

ここが独立って?大変やん。

ブレイディさんの本の話はまた別の機会に。
ダンナが「ほな、ライアンの娘観な。」と言うので○mazon primeで検索ありました。レンタル199円。
なんとも中途半端な値段。無料にしたらいいのにね。でも194分長いからお金取るのね。
3時間超え! 

 
一昨日の夜から見始めて昨日の朝続きを見始めたらやっいいやんこれ。

デビット・リーン巨匠の晩年の作。
アラビアのロレンスやドクトルジバゴ、戦場に掛ける橋、観ました。
10代の頃に。私には戦場に掛ける橋の印象が強い。日曜洋画劇場とかテレビで観た。

でもよく考えたらこれはアイルランドの話やん!
でもまーいいかー雰囲気出てるから。

ブレイディさんもその本の中に書いていたけどアイルランドのその辺の兄ちゃんがすごい詩を作ってたり普通の市囲の人たちが芸術家だそうだ。

見始めるとどんより曇った空、打ち寄せる荒波、絵になる。


撮影する時も大変だっただろうなー


またイングランドの将校として出てくる
クリストファー・ジョーンズ

若くして亡くなったジェームス・ディーンの再来と言われたが、
この映画でデビット・リーンに相当しごかれた(だって決まっていたのが、マーロ・ブランドだそうだ)ことと
この映画撮影の直前に不倫関係にあったシャロン・テートが殺害されたことでショックを受けて
すぐに引退
アーティストになったそうだ。
この撮影時29歳。やっぱり30代半ばの役かな?

ちょっと横道に逸れましたが、私はクリストファー・ジョーンズも好演だったと思うのですが、、、。

そんなこんなでロバート・ミッチャムがいい味だしてたのとわき役の方々が良かったので、
すごいいい映画だと思うのですが、封切り当時はブーイングもんだったそうです。

いずれにしても、村民上げてのレジスタンス応援という精神性が感じられた映画でした。

イギリスって面白い。

アイルランドだけど、、、。







黄金のアデーレ ~名画の行方~

2019-08-17 14:52:47 | 舞台、映画、DVD
やっと全面休みになったので、三食とも家で料理して、
ゆったりすごす。

2日目くらいになると起きる時に体全体が痛くない。
仕事に行ってるときは起きる時に全身激痛。

「疲れてたんだなー。」としみじみ思う。

食事も量が少なくて済む。外食はやっぱり食べ過ぎです。

で、夏の課題図書に取り組んだり(読書です単に)
カードのポイントが貯まるのを待って読みたい本を買いに行ったり。
日ごろの家雑用を片づけたりと。

昼ごはんの後は〇mazon Primeで映画。

旦那が探してきたこれ「黄金のアデーレ」原題「Woman in Gold」


主役のヘレン・ミレンがまー素敵!


スタイルいい、ファッションいい、皺までいい、当然演技も最高。

あっと言う間の1時間40分でした。

見ごたえありました。なんと実話。

ナチスから逃げたユダヤ人の当時のオーストリアでの苦難。

圧巻でした。

最近と言うか私が気がついてないだけかもしれないけれど美術、アートに世界の風がなびいてる?

とてもいいことだと思う。オーストリアのモナリザと、言われたこの名画はいったい誰の所有かと問うことは
あの時代を再度検証することになる。

第二次世界対戦や太平洋戦争でどれぐらいの名作が失われたことだろう。

本当に美しい力のある作品はたくさんの人に心震える感動を与える。
それが、生きていく糧になることもあっただろうに。

主人公のマリアは84歳でこの絵の所有をオーストリア国相手に提訴し、90歳で勝訴する。
弁護を務めたのは、遠い知り合いの若手弁護士
オーストリアの作曲家シェーンブルグの孫

今、「黄金のアデーレ」はアメリカのノイエギャラリーで沢山の人に感銘を与えている。



いつの日か会いに行きたいものである。

風をつかまえた少年 ~世界では~

2019-08-16 08:03:22 | 舞台、映画、DVD
さて、この夏は観たい映画が目白押し。

でも、時間的に中途半端で見逃してしまった作品も多い。

兵庫県立美術館と友達のお家にお邪魔する予定があったので

合わせてシネリーブル神戸で「風をつかまえた少年」を観る。



実際にあった話である。

監督・父親役出演の
キウェテル・イジョフォー



この人調べてみたら、あのキンキーブーツのローラ


ドラッグクィーン役

ブレイクしたのは

それでも夜は明ける


10年前に原作を読んでいつか映画化をと考えていて、出演するつもりはなかったけれど、
ちょうど40代を超え、ピッタリの年齢に。

主役の
マックスウェル・シンバ、お母さん役のアイサ・マイガ



このお母さんがチャーミングでとっても良かった。

主人公の少年を演じたマックスウェル君は現地のオーディションから選ばれた素人、現地の秀才そうだ。


アメリカのグランドゼロの時代にアフリカでは干ばつと飢えに苦しむ現実があったというのが
衝撃だった。現実問題なんだけど。

厳しい現状と与えられた条件で最大限に学びから現実を改善するためにあきらめずに頑張る。
勉強したくてもお金がないために学校にさえ行けない。

改めに自分の置かれた状況の恵まれていることに気づき、
その中で最大限頑張ろうと思わせてくれる映画でした。


七月大歌舞伎 夜の部 ~関西で歌舞伎を愛する会40周年~

2019-07-16 21:56:42 | 舞台、映画、DVD
連休中日。

松竹座の歌舞伎



「関西で歌舞伎を育てる会」が発足し、道頓堀で関西歌舞伎が再開されてから
早40年。

思い返せば40年前、私は初めて行われた船乗り込みを観に行った。

感無量だった。初心者として観始めた歌舞伎が関西で年に一度は観られる。
その頃は中座が常設で時には朝日座なんて時もあった。

勘三郎一門もよく来てくれた。東西融合のガッツリ芝居が観られた。

そのうち、南座で顔見世以外も花形歌舞伎を演るようになったり、中村座が公演したりして関西の公演数も増えた。

学生時代はよく東京まで歌舞伎座、新橋演舞場はしごで観て夜行バスで往復なんてこともあった。
(遠い目)
名古屋の御園座、神戸市民ホールなんかもよく通った。

近年、歌舞伎会も役者充実時期に入り老若取り混ぜ見応えがある。

そんな中での40周年。

夜の部は珍しい芦屋道満大内鏡通称「別れ葛の葉」

よく観た。学生向けの歌舞伎教室で片岡秀太郎さん、先代芝翫さんや澤村藤十郎さんなんかが演じていた。
とっても切ない話。狐忠信と鶴の恩返しを、足して2で割ったような話である。

最後の子役を抱きながらの左の鏡文字、口で筆を咥えてなどケレンミもたっぷり。
1000年も生きた年上狐と安倍保名との恋もなんとも切ない。
私好きです、この芝居。近年あまり上演されなかったけど。
最後の道行きはあんまり観たことない。

良かったです、時蔵さん。
これ、あんまり若い役者さんだと母性が出ないのですね。不思議と。
当たり前か。

福助さんが倒れてから、毒婦から赤姫まで難なくやれる人が少なかった。
ここでバイプレイヤー的存在として、オールマイティーの時蔵さんが俄然生きる。
女方の役なら何度も及第点が取れる。貴重です、今。
及第点どころか、今回は時蔵さん大活躍と言った感じ。きっと松竹から
「今あんたが頑張ってくれへんかったら、できひん芝居がたくさんあんねん。」なんて
いう殺し文句を言われたと思うくらい良かった。

次の「弥栄芝居賑」は口上の代わり。
これはご愛敬でしょう。

最後の昭和8年初演の「上州土産百両首」は初めて観た。
こういうがっつり芝居は歌舞伎公演でやるべきである。
日本の芝居は生きていると実感する。

ここは捨て身の菊之助がすごい。
初演では、芝翫演じた正太郎を先代菊五郎、菊之助演じた牙次郎を先代吉右衛門。
なんとも贅沢な配役だろう。ここは両方の血を引く菊之助がこの難役をよく演じたと思う。(すごい上から目線(笑))
こういう芝居の上手さを感じさせる出し物を古典に交えて演っていかないと歌舞伎もしんどくなると思う。

時蔵と菊之助の芝居があったからこそ、今回はすごく厚みのある公演になったと思う。

何はともあれ、40周年、めだたい限りである。
昔、後援会に入っていて、何度か楽屋にお邪魔した藤十郎丈も元気で楽には舞台に上がらはると聞いてほっとした。

楽屋でお話を聞いていた時、ふらっと入ってきた今の仁左衛門さんが孝夫だった頃。一緒にトランプを始めはったのを
見たのは夢のような気がする。かれこれ40年前のことです。






CLUBSEVEN ZEROⅡ ~2年ぶりの大盛り上がり~

2019-07-08 06:41:15 | 舞台、映画、DVD
日曜日午前中朝早く仕事。

ランチで友達と待ち合わせで
シアタードラマシティで2年ぶりの
CLUBSEVEN ZEROⅡの公演を観に行く

一昨年も、二年ぶりと記事をアップしてたから
2年ごとなんかな?



いやー笑った笑ったお腹の底から久しぶりに笑った。

今回は7人というギリギリの人数だからみんなほぼでずっぱり。

すごくパワフルで元気もらいました。



それにしても観客年齢高っ!
自分も上げてるから(笑)

今回クローバー型のペンライト登場
1,500円したので買わなかったけど。

大阪のお客さんの乗りのよさを改めて実感。

さ、来週は松竹座の歌舞伎。

もう一仕事山場があるけど、いい感じにメリハリ着いてます。

ジャコメッティ最後の肖像 ~ヤナイハラ~

2019-07-05 06:49:07 | 舞台、映画、DVD
国立国際美術館の鑑賞教育の研修

対象が「ヤナイハラ」
なかなか、難物

書物も5000円越え。しかも書店でなかなか手に入らない。

そこでネット検索してみると昨年1月に封切られた「ジャコメッティ最後の肖像」!


これ、いいやん。ということでAmazon Primeで検索したら400円で観られる。

ということで観ました。

アメリカの美術評論家ジェームズ・ロードをアーミーハマーが演じている。
ジャコメッティを「シャイン」の鬼才、ジェフリー・ラッシュ!
もう、ジャコメッティにしか見えない!


監督がまた、あのプラダのニコじゃなかったスタンリー・トゥイッチ
この人ほーんと多才。


手っ取り早く、ジャコメッティの晩年を知ることができるし、
どんなふうに制作していたかが、一目瞭然。

すごーくわかった。

矢内原さんて凄く秀才だったんだけど、
ジャコメッティに見初められて、されるようにされて、
そんで妻のアネットさんと三角関係になるんだ。



これは映画の中の矢内原さんとアネット。実際のアネットさんはもっと美人で素敵。


わかるような気がする。
最大の人たらし。いや芸術家か。

出会ったころのジャコメッティとアネットさん。


アネットに新しい恋人ができたら、矢内原も渡仏しなくなるし、
あっ違うか?違う理由があったかもしれない。
それと、ジェームズ・ロードという新たな獲物を捕らえたからかもしれない。

矢内原の肖像


自分の代わりができて、ほっとしたかも知れない。

矢内原は足掛け4年、夏の休暇をほぼ全面、モデルになることに費やしたが、
ロードは18日間で逃れた。こんな言い方で、ごめん、ジャコメッティ。

日本人は我慢強いが、アメリカ人はそれほどでもない。

でもそのあと、だんだん、ジャコメッティは食べるのを少しずつ減らしていく。
食べなくなってきて最後は老衰のように亡くなる。

それって緩慢な自殺だと思う。




いずれにしても、どの作品を観てもやっぱりすごい。

ひしひしと伝わって来るものがある。
人によると「死への恐怖」という意見もあるけど、そうかなー。

私はジャコメッティの、作品を観てるとハンス・コパーの陶芸作品を思い出す。


どちらかというと「死へ向かう」。ハンス・コパーも自死してしまう。


ジャコメッティの初期のシュールリアリズムの作品が何となくあざとく見えてしまう。

実存主義をもっと勉強しなきゃ。

余談ですが、アーミー・ハマーってかっこいいです。

何故かゲイの役が多い。ティモシー・シャラメの、共演した名作
「君の名で僕を読んで」もバイセクシュアルだし。




実生活は4つ上のすごく美人の奥さんと二人の子供に恵まれ、
身長194㎝の長身に加えお祖父ちゃんは大金持ち、
お父さんはどこかの企業のCEO。

俳優になりたいと言ったら家族全員に反対されたそうです。
奥さんとはソウルメートだそうです。

「天は何物も与える」人もいるんだ。の典型です。



最強の85歳 RBG

2019-06-23 09:54:37 | 舞台、映画、DVD
ずっとこの映画を観に行きたいと思っていた。
アメリカの最高裁判事に女性で2人目になった。
ルース・ベイダー・キングズバーグのドキュメンタリー



本当はルースをモデルにした「ビリーブ」を先に観たかったけど忙しくて、あっという間に終わってしまった。

で、勇んで観に行った。

85歳なんだけれどとても元気。



自己主張しなくて真面目で勤勉で、しかも美人。


しかもおしゃれ


自己主張しないアメリカ人ていたんだ。

ルースは映画の中で自分は堅物だと語っていた。

支えたダンナが偉かった。すごくチャーミングなダンナさん。
ずっと冗談ばっかり言ってた。自分もすごい弁護士で自信があったから
こんなに奥さんにフォローができたんだ。アメリカで珍しい。


超ショートスリーパーのルースだが
根を詰めた仕事の合間にオペラに行く。
美術館に行く。像に乗る。

これでなくっちゃ!

年取ったらやりたいことを仕事の合間に散らばらさなきゃ。

毎日は様々な糸で織ったタピストリー。

そんな年月をおくりたい。

社会に純粋に貢献すること

運動とかに巻き込まれないで一人で考えること。

美しいものに触れて涙すること。
感動すること。

考えること。

読書して、人の話を、聞いて知ること。

メリハリつけて欲ばって生きようと思う。

映画はドキュメンタリーなんだけどとても作り方がテンポがあって飽きさせない。

ルース自身がオチャメで可愛い。

二つの癌を抱えながらダンベル運動や腕立て伏せを、やって筋力付けてる。



私もウエストあたりにたっぷり肉がついて来たのでダンベル再開。
つい、飲み会などで遅くなるとやらないまま寝てしまう。

ムササビのような二の腕でも、なんとかしなけゃ。

よし、夏かかってこい。

私の娘よ ~イタリア映画祭~

2019-05-19 08:33:13 | 舞台、映画、DVD
爽やかなこの季節

毎年、東京と大阪でイタリア映画祭が行われる。



この土日、作品というよりも上映時間に合わせて観る作品を決める。

今年は娘も参加

土曜日の夕方かえってきた。

リクエストのお肉以外、野菜一杯の夕食

お刺身盛り合わせ 写真ぶれてました。

     サラダと娘の持ってきたモッチァレラチーズ
    

      こんな肌寒い5月にはぴったりの残っていた冷凍パイ生地で久しぶりに焼いたポットパイ、中身はクラムチャウダー
        

そう言えば、3月の土曜日に息子の友達を2人呼んでお昼をごちそうしたら、一番息子と仲のいい子が「いつもお腹いっぱい食べたらいいやと思っていたのでこうやって食事って楽しむんですよね。」としみじみ感心していました。「初めてお酒を安心して飲めました。」とも。そう言って顔を真っ赤にしてビールを美味しそうに飲んでいました。
なんだか「これから勉強を職業にしようという若者」が吐く言葉としてあまりにも切なく吐胸を突かれました。
どうなんだ、この国は、、、。

娘からのプレゼントは
私の好きな芍薬赤白2本。

 

次の日曜日、福島から会場のABCホールへ

日曜日の午前11時からの「私の娘よ」

10歳になる娘の出生の秘密を巡る産みの親と育ての親の物語

自由奔放な勝手な産みの親
アルバ・ロルヴァケル


とってもスタイルのいい、いい加減だけど憎めない女性を演じていました。

とても愛情深い育ての親
ヴァレリア・ゴリーノ

この人、「レインマン」に出ていたそうです。


この2人の不思議な友情、愛憎物語です。


この少女も上手でした。

サルデーニャ島ってリゾートってイメージだったけど、
洞窟のような墓地とか乾いた塵っぽい地面とかなんだかさびれた印象を受けました。

でもいい映画でした。
見終わって、いつもの淀屋橋のベトナム料理、「インドシナ」でランチを食べてお腹いっぱいになって
かえって来ました。

いい週末でした。







   

女王陛下のお気にいり   ~デニムの衣装とカメラワーク~

2019-03-23 18:59:16 | 舞台、映画、DVD
週末、土曜日、ここ最近は観たい映画が目白押しなので毎週迷わず、映画館へ

先々週は「女王陛下のお気にいり」



このモノトーンに近い色味で抑えてある色調が全編をも支配する。

このポスターも素敵



映画の途中で出てくるレタリングも素敵

主人公の一人エマ・ストーン演じるアビゲイルが小間使いの時はデニムを使った衣装で



当時デニムなんてなかったけれど、ありそうな気になる。白とネイビーがなんともシック。
白と黒のパターンも。

私が好きなこの射撃の衣装

あとで血に染まるのだけれど

なんとも美しい、レイチェル・ワイズ演じるサラ



実際のサラは84歳まで長生きしたそうだ。したたかな女は強い。

そして、あの時代の空気を醸し出す魚眼レンズの撮影





アン王女はブランデーの飲みすぎで50代で亡くなった時は太り過ぎで棺桶が正方形に近かったそうだ。

でも見終わってつくづく、この時代に生まれなくて良かったと心から思う。

女が生き抜くのは命がげだ。