遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

クィーンズギャンビット ~ネットフリックスデビュー~

2021-01-09 17:08:19 | 舞台、映画、DVD
内田樹氏のツイッターを追っていたら
ネットフリックスで配信されている「クィーンズギャンビット」が1950~1960年代のアメリカの社会を
実に投影していて興味深いというつぶやきがあった。

チェスの話らしいが、ついにネットフリックスに手を染めることにした。

娘が入っているのでそこに乗っからせてもらった。

クィーンズギャンビット

いやー面白かった。

まず、驚かされることは映像が美しい。
映画の上を行ってる。

ミルク色としいうかセピア色というか
それとスタイルのいいアニャ・テイラー=ジョイが演じる主人公ベスが1950~1960年代のファッションを着まくる。


適度にノーブルでおしゃれで私の好み。



ここで出てくる師匠のようなカウボーイハットをかぶったチェスメンター
ベニー・ワッツ役のトーマス・サングスター


この細身の若かりし頃の火野正平のような役者
どこかで面影が、、、。

娘が観ていた「ラブ・アクチュアリー」の子役
リーアム・ニーソンの息子を演じてました。


すっかり大人になってと言うかおっさんになってという感じ。
ラブ・アクチュアリーに出てたヒュー・グラントの親戚だそうです。

孤児院で育ったという設定ながら

そこの用務員にような人にチェスの手ほどきを受ける。

10代にして世界一のチェス・プレイヤーへとのし上がる。

将棋でもそうだけど、チェスも世界各地の有名ホテルなんかで対戦するみたいだから
実存の由緒あるホテルで撮影したみたい。


モデルとなった、天才チェスプライヤーはいるらしいだけど、
作者の体験も交えて書かれたフィクションです。

人種問題や女性問題もチラリとのぞかせて、
一息に引き込まれるドラマでした。









イエスタデイ ~永遠のビートルズファン~

2020-05-04 07:34:48 | 舞台、映画、DVD
さて、昨日の日曜日は朝から家の掃除を旦那がしている間に甥にこどもの日のカードと母に母の日カードを自作。

終わったところで、食料品の少しの買い出しと母の日のお花を贈りに行った。
コロナのせいで全く実家には行ってない。せめて手描きのカードを添えて。

本当は先週の日曜日にあったはずのマンションの掃除を各自で取り組むということで、旦那と側溝など落ち葉の掃除を取り組む。

掃除も集まってできなくなってしまった。

午後から久しぶりの映画鑑賞

本当なら映画館にきっと観に行っていたであろう「イエスタデイ」



これは本当にビートルズが好きな人が作ったオマージュ映画。

しかもリチャード・カーティスの脚本がいいのと撮影がポップできれい。

おしゃれな映画に仕上がっています・


主役のヒメーシュ・パテル

吹き替えなしで歌っているが断然いい。



恋人役のリリー・ジェームズ

エドシーランも自分の役で出ます。脚本のリチャード・カーティスと。


ストーリーはエドシーランが一つのモデルです。


ジョン・レノン?


是非。
私たちの世代は胸キュンとなります。



男と女の観覧車  ~おこもり映画鑑賞⑤~

2020-04-24 07:27:21 | 舞台、映画、DVD
なんだか、演歌みたいな邦題

原題は「Wonder Wheel」



ケイト・ウィンスレット主演
かのウッディアレン監督


一人の若い女がコニーアイランドを訪れたことから物語は始まる。


なんだか舞台を観ているような気がする。

テネシーウイリアムズの戯曲を観るような
なんとなく流れる雰囲気が
「欲望と言う名の電車」と同じ空気が漂う。
「欲望~」はモノクロだったけど、それに色が着いたような。その色がいい。

どんな感じの女も演じられます。ウエイトレス、ジニーを演じるケイト・ウィンスレット


浮気の相手の海辺の監視員、いわゆるライフガードのミッキーを演じるジャスティン・ティンバーレイク


この褪めたような極彩色の絵面がこの時代をよく表していると思う。

1950年度のアメリカの東部の海岸コニーアイランド
一番、右肩上がりのアメリカ。

若い女キャロライナと出会うところから物語が転がり始める。


どんな場所でも満足できない、女優気質の女っているよねー。

落ちていく女を描かせたら天下一品のウッディアレン

「ブルージャスミン」といい勝負でした。

2人のケイトの見事な演技に喝采。




42 世界を変えた男  ~おこもり映画鑑賞④~

2020-04-21 07:25:08 | 舞台、映画、DVD
土曜日の朝日新聞の天声人語に
4月15日にアメリカの大リーグでは全てのチームの選手が42の背番号を付けてプレーするという
ゲームがあるという。






始めてのメジャーリーグに黒人としてデビューをした
ジャッキー・ロビンソンの映画

「42 世界を変えた男」


映画でジャッキーを演じたチャドウイック・ボーズマン


実際のジャッキーロビンソン


彼を支えた妻レイチェル


想像を超えた差別の中、1947年のアメリカ大リーグでプレーをした。


ドジャースのチームワークも増したように映画では描かれていたが、実際はチーム内での確執も随分あったようだ。
高校の英語の教科書にも載っていた。

ショートで俊足。野球では醍醐味のポジションだ。
この映画ではファーストを守っていたが、次の年では、ついに実力でショートを勝ち取る。

ドジャースのオーナーを演じたハリソン・フォードが良かった!



上手い! 当たり前か。セリフが泣かせる。

映画の中で出てきたアイスティーを飲みたくて、ミックスナッツクッキーも焼いた。







スポットライト世紀のスクープ         ~おこもり映画鑑賞③~

2020-04-20 06:35:08 | 舞台、映画、DVD
うちの旦那はアカデミー映画の大ファンで、
アカデミー賞作品賞を取った映画は必ず観るという。

で、これも見逃した一つ

「スポットライト 世紀のスクープ」

アメリカのボストン・グローブ紙の特集記事欄「スポットライト」を担当する
4人に記者がカソリック教会の神父による長年に渡る性的虐待の事実とそれを隠蔽してきたニュースをスクープする。


途中で9.11の事件も起こり、時代の流れに飲み込まれそうになりながら、最後まで諦めずに記事として発表。

映画の中で、かつての被害者が証言していたが、「母子家庭など貧しくておとなしそうな少年、少女を狙った」と。
被害者の中には子供7人が全て被害にあった家庭もあったとか。

なんとおぞましい事件であるか。

主役の正義感あふれる記者マイク・レゼンデスを演じたマーク・ラファロ


リーダーを務めるロビー
マイケル・キートン


バッドマンとかバードマンとか癖のある役をやってた人です。



紅一点
サーシャ・ファイファーのレイチェル・マクアダムス
清潔感あふれる記者を演じた。好演。


どこかで観たような、、、。この時、すでに30代後半。

そうや!あの「アバウトタイム」に出ていたキュートな女の子

すごく可愛い役どころだった。

この一件に関しては、ローマ法王も認めてらっしゃる。
新聞で日本の教会施設の孤児もそういう被害にあったということを読んだことがあった。

この記事によってどれだけの子どもたちが救われたか。

なんでこんな鋭い、いい映画を作る国があんなジャイアンみたいな大統領を選ぶんだろう?
さっぱりわからん。

あっよその国どころじゃなかったんだ。


ガーンジー島の読書会の秘密          ~おこもり映画鑑賞②~

2020-04-18 09:54:48 | 舞台、映画、DVD
「ガーンジー島の読書会の秘密」というえらい長い名前の映画



これは旦那が観たくて見逃した一押しの映画

なんだか「島」続き

これは英国とヨーロッパ大陸の間に位置する島
今度も戦争が絡む。第二次世界大戦最中
ナチスドイツ軍にこの島は占領されていたという話をもとにしている。

主演は「シンデレラ」を演じたリリー・ジェームズ

英国の小説家ジュリエットの元に届いた一通の手紙から
この島への興味が。

実際訪ねてみると様々な戦時中の島の出来事が彼女の胸を打つ。



編集者に背中を押されて書きだしたガーンジー島の戦時中の出来事



ジュリエットにはとてもハンサムでお金持ちのアメリカ人の恋人もいますが、、、。


文通相手のドーシーが気になります。


髭面で敗れたセーターの似合う実は、すごくハンサムな
ミキール・ハースマン


オランダの俳優さんです。

ここでもやっぱり子供がかわいい。

キット役のローレンス・キーンちゃんです。
4歳の設定



純真無垢な姿に癒されます。重要な役柄です。

どんなことに価値を置くか、考えさせられる一つの反戦映画です。
「光をくれた人」は第一次世界大戦、今回は第二次世界大戦
奇しくも、ドイツ人が同じようなシチュエーションで登場します。

観終わって清々しい気持ちになります。




光をくれた人 ~おこもり映画鑑賞①~

2020-04-18 09:09:22 | 舞台、映画、DVD
血圧も正常値に戻りつつある。
血圧計測のコツをつかめた。
計る時に目をつぶるのだ。どんどん上がっていく数字をみるだけでドキドキするのがわかった。

どんだけ、自分が精神的に外敵要因に弱いかよーくわかった。

以前からだけどね。

ということで、今日は映画の事を。

この自宅おこもり状態で週末は色々映画を観た。

まずは、以前から観たかった。「光をくれた人」



アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド合作映画

舞台になったのは、ニュージーランドの孤島

全く、私の意識にニュージーランドはない。
羊の国というくらいのお粗末なもんだ。

その孤島の灯台守にイギリスから一人の男が赴任してくる。
第一次世界大戦を経て、心の傷を背負っているようだ。
演じるのはマイケル・ファスベンダー

そこへ、嫁に来る心優しい美しい娘

アリシア・ヴィキャンデル

昔、灯台守と言えば、美しい夫婦の物語という相場は決まっていた。

余談だが、この二人、実生活でもご結婚なさいました。


随分、マイケルが年上のように映画では見えるが、実際も一回り上。

島の穏やかな生活は続くが、


ここで、御多分にもれず出てくるのが子供問題

この2人が下した結論は果たして正しかったのか?

色々な映画の中にピリッとして薬味を添える
レイチェル・ワイズ


この映画でも後半どんどん存在感を増してくる。

でもなんてったってこの映画の主人公は
荒々しくも美しい、島の自然と(ライアンの娘の映画を彷彿とした)

このあかたんの可愛さだと思う。











コンテイジョン

2020-04-12 20:30:58 | 舞台、映画、DVD
週末、土曜日はかねてよりの我が家の懸案事項、敷布団問題を解決すべく
ニトリに買いにいく。
幸い、気に入った布団と敷布団カバーがすぐに見つかり、重いのを持って帰る。
食料品の買い出しを終えて、ほっと一息。

アマゾンプライムで映画を観る。
やたらとネット環境が悪い。
パソコンがネットに繋がらない。

アマゾンプライムもどうにか繋がって、観た映画は199円レンタルの
話題の「コンテイジョン」


2011年の映画。
まずはキャストが豪華

主人公は
ローレン・フィッシュバーグ

マット・デイモン


マリオン・コティアール、


ほとんど出てきたすぐに死ぬグイネス・パルトロウ
こんなに贅沢にこの人を殺したのはこの映画だけ


そして勇気あるお医者さん、でも途中で死んでしまうのが
ケイト・ウィンスレット


そして癖のある役のジュード・ロウ

このコスチューム、今欲しい。

本当に豪華キャストで、でもこういう映画にはでなければならないとみんな思ったんだろうな。

映画としてもよくできてます。

最後の場面が示唆的である。

この映画が9年前に作られたことがとてもすごいと思う。

是非、ご覧あれ。







スカヨハ  ~ジョジョとマリッジストーリー~

2020-02-16 07:20:57 | 舞台、映画、DVD
映画は観た。スキを縫って結構観た。

アカデミー賞は「パラサイト」が獲得した。
画期的だと思う。文化は多様化しているという証だ。本当に喜ばしいことだ。

それと今回、私が注目していたのはスカーレット・ヨハンソン

まず、マリッジストーリー

これはネットフィリックスに息子が一か月だけ入っていたので観た。
良かった。特にスカヨハがほぼすっぴんで演技していて、実在感があって、引き付けられた。



左は今回助演女優賞を獲得したローラ・ダーン

次にジョジョ・ラビットだ。


ほぼ、実年齢と近い全く違うタイプの母親役を好演。
左のサム・ロックウェルも中々いい役だった。この人、「スリービルボード」にも出てた。



この後のダンスの場面が悲しい。

結局主演はジュディのレネー・ゼルウィガーに
助演はローラ・ダーンの持って行かれたが、ぜひ次は頑張って欲しい女優さんだ。

フォードvフェラーリ ~IMAXで必見~

2020-01-14 06:28:12 | 舞台、映画、DVD
連休かえってき息子に「映画でも行こか」と誘いをかけると

「それならこれ行きたい」と



マッド・デイモン&クリスチャン・ベール

「フォードv フェラーリ」

最初、2時間20分の映画!って思ったけれど、全く時間が気にならない。
一気に映画ならではの迫力。

CGで処理されたところがほとんどないという画面。

これ、また、2回目のIMAX体験。ドンピシャでした。



映画の中で「ブルドック」とあだ名で呼ばれるクリスチャン・ベールにいかれました。
この人「バイス」に出てた?あのでぶい人?


バッドマンシリーズの主役?


どんだけ変幻自在なんやと感心する。
本来はイケメンです。



少し、見た目なさけなさそうな、そんでもってやるべき仕事はきっちりやる。結果も出す。
でも、どこでも思ったことを口に出すので色々物議をかもす、典型ADHD気質(共感します)
劇中マッド・デイモン扮するもとカーレーサー、心臓病のためにカーデザイナーとなるキャロル・シェルビーが
言うセリフ「なすべき事をなす人」はまさにこのモデルとなったケン・マイルズなのです。



そして、イタリアのフェラーリとアメリカのフォード
ルマンに賭けた意地の張り合い。

アメリカとヨーロッパの車文化に対する考えの違い。
会社という組織の難しさ。

まさに色々詰め込まれた映画でした。

あんまり書くとネタバレになるので、書きませんが。
文句なく楽しめます。

朝9時の回だったので空いてましたが、エグゼクティブシートは全部埋まってました。

お昼は梅田のイーマにあったハンバーガー屋さん
ここにあった。美味しいシュリンプクラブハウスサンドイッチを食べてご機嫌でした。