遊びをせんとや

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おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

京都市京セラ美術館 ~フランソワ・ポンポン展~

2021-07-22 07:23:16 | 美術館、博物館
日曜日

旦那と一緒に京都に行く予定だったが、旦那はさすがに「やめとくわ」
当たり前です。ワクチン接種2日目ですから。きっちりしんどかったみたいです。

私は迷ったけど、既にチケットを予約購入しているし体調もいいので出かける。



 酷暑を心配したが、日曜日は曇り空の上に風が結構あり、涼しかった。

15分前に京都セラ美術館の前に着くと、3つの列が。

 上村松園、ドラえもん、ポンポン 
 商売上手です。京セラ
 私はEチケットを購入済みだったので、画面をピして入場
 やはり朝一が空いてるような気がする。

  

ひさーしぶりの京都、美術館、展覧会

 唯一撮影OKの白クマ
 

 と熊
 

最初はロダンの下彫り職人としてスタートして、
ドラマチックな人物像を目指すが、どうしても報われず、
動物の彫塑で才能を開花したポンポン。

何度も国の買い上げを断られた「レミゼ」のコゼット


京セラ美術館のHPから画像お借りしました。

これを観たとたんに涙が出たペリカン像


絶妙なバランスのワシミミズク


創物の動きを動物園で見つめ、その一番のエッセンスだけを昇華させたフォルム
研ぎ澄まされた省略で本質を抽出した立体デザインだと思う。

ポンポンが飼っていた鳩の二コラ


ブロンズ、石膏、石膏にブロンズ風の着色

生涯、パリの小さな家で制作を続けたポンポン

その対象に向ける眼差しが作品に表れる。作品は作者自体。

動物たちに対する情愛が溢れている。

私はやっぱり暖かい作品が好きなんだなと思った。

ポンポンのアトリエの道具類は日本の群馬県立館林美術館が買い上げ、アトリエの建物を再現し、
ポンポンの多くの作品もこの美術館が所有している。
いつか行ってみたいものだ。