遊びをせんとや

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こんな時だから旅の本 ~安西水丸 世界の細道~

2021-07-28 06:08:29 | ブックリスト
仕事は詰まってくる。
血圧は上がる。
安静にしているには読書が一番。

でも、読む本は気持ちが晴れる物がいい。

私が一番気分が落ちているときに読みたいのは「旅の本」

2~3年前に読んだ安西水丸さんの「小さな城下町」
この続きが是非読みたいと思っていた。


「地球の細道」をネットで購入。




この本は2014年8月出版、その年の3月に水丸さんは鎌倉の書斎で脳溢血で倒れられて、3日後に亡くなります。
あまりに急な死。その時も旅の原稿を書いてはったそうです。

分厚い旅行記は十分に堪能できた。

おこがましくも水丸さんと私たちの旅行はどこか共通点があります。

免許がないのでレンタカーは借りられない。
できたら飛行機を避ける。
公共機関のバスや時にはレンタサイクル。
どうしてもしょうがない時はタクシー利用。
城跡、城郭、地元の観光名所は必ず回る。ちなみに水丸さんのご実家が建築事務所、お兄さんが建築家
昔の武士は築城いわゆる普請上手な人が多かった。歴史のわき役に興味を持って解説されています。

歴史資料館、美術館など回る。
土産物屋ものぞく。

当然、海外の旅行はそんなわけにいかないが、国内は既視感がある。

しかもこの本、国内と海外が交互に出てくる。
しかも水丸さんの挿絵付き。
すこぶる楽しい。

一度にどはーと読んでしまったが、またゆっくり再読してみたい。

この本のような旅が自由にできるのはいつなんだろうか?