■■ 21世紀勝ち残りの文化産業への期待 クールジャパンに乗り遅れるな No.39
【クールジャパン連載】
日本の企業が21世紀に勝ち残って行くための戦略を、日本政府が標榜する「文化産業立国に向けて ~文化産業を21世紀のリーディング産業に~」という課題である「クールジャパン」に見てみようと思います。
東日本大震災からの早い回復を願う経営者・管理職として、経営士・コンサルタントとして、あなたの生きる道が拓けるかもしれません。
4 クールジャパン政策の方向
4-4 創造性の発揮
4-4-1 クリエイション人材2 クリエイターのグローバル化
クールジャパン推進政策として、総勢をいかに発揮させ、それをクールジャパン成功にむつびつけるかという視点で、「クリエイション人材」の育成について前回は触れました。しかし、創造力豊かな人材を育成し、組織化すればそれで充分クールジャパンを推進できるかというとそうとは言えません。各国がクールジャパンと同じような政策をとれば、当然競争になります。
日本は「技術に勝ってマーケティングで負ける」と言われるように、良い物があり、すばらしい人材がいるだけでは、グローバル市場では勝てません。すなわち育て上げた経産省のいう「クリエイション人材」をグローバル市場で通用するように育成していく必要があります。
文化産業の競争力の源泉である「個人の創造性」を育成するため、経産省のいうクリエイション人材の卵の海外進出を支援し、逆に海外からの人材受入促進などを行うことが必要です。
これを進めるために、海外活動として、若手プロデューサー・クリエイターの留学・研修支援や海外の専門教育機関でノウハウ習得から国際人脈づくりまで幅広い研鑽を積むための長期研修機会を提供してゆきます。
国内活動としては、クリエイターの海外進出支援、アジアで拡大するクリエイティブ需要を取り込むためにデザイナー海外派遣団等を実施することも必要です。
これら国内外の活動を推進するには、外国人クリエイターの受入れの促進やポイント制の導入を含め、デザイナーやクリエイターなどの高度人材の入国円滑化を検討すべきです。
<続く> 次回掲載をお楽しみに
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