経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■東日本大震災と円高 テレビ・新聞に学ぶ経営のカンどころ 5月4日(水)

2011-05-04 16:54:57 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

 みどりの日の祝日のため、国内では特別にお知らせする情報が入ってきていません。

 今日、ハノイでは日中韓三国財務相会議およびASEANとその三者が加わった財務相会議が予定されています。

 アメリカでは昨日ISM製造業関連の統計が発表となりましたが、今日はISM非製造業の景況感指数が発表されます。

【質問】

 東日本大震災にも関わらず、円高基調ですがなぜなのですか?

【回答】

 この度の東日本大震災で、日本経済は大打撃を受けているにもかかわらず、円高基調なのはなぜなのか、不思議な現象ですね。日本経済の危うさを世界の各国が懸念し、日本品質にまで疑問を投げかけてきています。累積赤字国債を考えると日本の経済破綻は必定とすら考える人もいます。

 円高基調の理由は、皮肉にも日本が債権国であるからなのです。

 では、なぜ債権国だから通貨が高くなってしまうのでしょうか?こちらの方が不思議ですね。

 海外の投資家は、日本政府や被災した企業がその復旧・復興のためにどのように資金調達をするのかに注目しています。最も考えられるのが海外資産を売却して、その資金調達に充てるだろうという見方なのです。

 海外資産を売却すると言うことはドル資産、すなわちドルを売ることになります。ドルを売ると言うことは円を買うと言うことですので、円買いが増えることになります。円の需要が増えれば、円が高くなります。

 アメリカから見ると、日本が売却した海外資産のドル資金が流入することになり、それがドルの暴落に繋がるのではないかということが懸念されます。それを避けたいというアメリカ側の懸念も円高に拍車をかけてしまいます。

 世の中には、パラドックス的な現象が起こることが時々ありますね。

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■■■ マーケティングで営業力アップ Yes, we can

2011-05-04 15:18:04 | 【専門業】 経営コンサルタント成功法

     ■■■ 第三章 マーケティングで営業力アップ ■■■

     ~ 3-6-1 マーケティングはYOU Attitude ~

■ Yes we can

最後のアメリカ大統領選挙が済んで、オバマ大統領になってすでに1年半以上が

経過しました。大統領選挙ではクリントン前大統領の奥さんと大接戦を演じ、ご

存知のように最終的にはオバマ大統領が誕生したことはまだご記憶に新しいでし

ょう。

初期段階では、圧倒的にクリントン氏が優勢でしたが、それが選挙戦が後半に入

る頃には接戦のようそうになってきました。この選挙の勝敗は「we」と「I」の

闘いと言われるほど、言葉の重要性がクローズアップされたのです。

ビジネスの世界でもweがキーワードになることもありますが、主役はYOUと

言われています。

■ マーケティングはYOU Attitude

 マーケティング志向を従来の生産志向と比較して考察してみましょう。例えばIT業者が商談を進める時のことを考えてみましょう。右肩上がりの時代には、自社の内部事情が優先し、「貴社の現状からしてこのようなシステムになります」と、こちらの都合で相手に提案をすることが多かったと思います。

 しかし、マーケティング志向では、「貴社の用途からしてこのようなシステムがよろしいのではないでしょうか」と企画段階からプロとしての知識、経験からアドバイスをし、類似システムを見せて仕上がり状況が想定できるものを目の前で示す顧客優先の対応をすべきでしょう。

 その場合も自社の都合から、意見の押し付けをするのではなく、あくまでも意志決定は顧客側にあることを基本とします。これを「YOU Attitude」といいます。

■■ 来週水曜日に続く

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■■連載小説 経営コンサルタント竹根好助の先見思考経営 20

2011-05-04 11:51:16 | 小説・先見思考

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【本書の読み方】

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。

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■■ 2 再会と転機 9

【回想】

 竹根との講演会での再会で、幸育雄は『初心に戻れ』と言われたような気がする。講演の中で「困ったり、悩んだり、どうしてよいのかわからなかったりしたときには、私は『原点に戻れ』ということを大切にしています。」と言っていた。

 そのときに、幸の父であり、会長がなぜあのときにアメリカに行ってこいと自分に言ったのかを再び考えた。

 竹根とアメリカで出会ったのも何かの縁であろうし、この人なら信頼できるし、私のアドバイザーとしては最適だと確信した。

「ところで、竹根先生、話は変わりますが、今日お忙しいにもかかわらずお越しいただいたのは、先生にご指導をいただきたいと思っているからです。しかし、なにぶんにも衰退産業のまっただ中にいるわが社ですので、費用のことが気になっています。先生のように有名人だと相当高額な顧問料を覚悟しなければならないのでしょうね?」

「私の顧問料は高いですよ!」と笑いながら言う。

「やはり、そうでしょうね。」

 幸は、想像していたとおり高額な顧問料になりそうだと、気持ちが沈んできた。

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■■ 21世紀勝ち残りの文化産業への期待 クールジャパンに乗り遅れるな No.24

2011-05-04 11:00:43 | 【専門業】 経営コンサルタント成功法

 日本の企業が21世紀に勝ち残って行くための戦略を、日本政府が標榜する「文化産業立国に向けて ~文化産業を21世紀のリーディング産業に~」という課題である「クールジャパン」に見てみようと思います。

 経営者・管理職として、経営士・コンサルタントとして、あなたの生きる道が拓けるかもしれません。

4-2 分野横断的連携の強化

4-2-1 分野横断的連携の強化(ファッション、コンテンツ、デザイン、観光、食文化)

 情報発信にしても、国内外へのアプローチにしても、各分野で単発な活動実施をするのではなく、ファッション、コンテンツ、デザイン、観光、食文化など全分野において横断的連携を強化することが肝要です。

 例えば、ファッションと観光の組み合わせで考えてみましょう。ファッション業界はファッション業界、観光産業の振興はその分野の関係者で活動というのではなく、この両者の関係者が連係活動をするのです。

 日本ファッションが高く評価されている東アジアにおいて、拠点の発進力を強化し、魅力向上を観光のプロモーションと連携し、ファッションの売り込みと同時に、ファッション紹介を日本の観光地を紹介するなかで、双方を紹介するようにします。

 食文化においても、国や年齢などを問わず日本食への関心は高いことは、すでに紹介済みです。旅行者に食事はつきものですから、観光と食文化の紹介を一緒に進めます。映像と観光という組み合わせも考えられます。ヒットした映画のロケ地に観光客が興味を持つことは、これまでにもいろいろな局面で見られます。

 また、アニメと観光という組み合わせもあります。すでに見てきましたように統計的にもアニメで日本に関心を持った人が日本で旅行することは多く、またその人達のリピート訪問率も高いことがわかっています。

 それぞれの分野をマトリックスで加味して戦略を検討すれば、なすべき方向性が見えてきます。

 拠点の発進力強化・魅力向上と観光プロモーション・連携という観点では、下記が挙げられています。

・ファッション、アート、食文化などの拠点整備、魅力向上

・海外での共同イベント、情報発信の強化等を通じた観光プロモーション

 地域企業の取組との連携という点では、地域ぐるみで行うイベントとの連携、外国語対応などの受入れ環境整備を進めます。旅行商品の造成支援という点では、ファッションアート、食文化などのテーマと連携した旅行商品造成支援などが考えられます。

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■■ アメブロ人気ブログランキング月間段位アップ賞 受賞しました!

2011-05-04 10:01:58 | ◇経営特訓教室

■■ アメブロ人気ブログランキング月間段位アップ賞 受賞しました!

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2011
04月度 月間段位アップ賞 
「パグパーカー」

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ブログ歴がまだ浅い私ですが、このほどアメーバ運営局様で、上記のように「Ameba人気ブログランキング」で「月間段位アップ賞」なり栄誉をいただきました。これも皆様のご声援のおかげです。

一方で、Googleなどの検索サイトでは「経営コンサルタント」をキーワードで検索すると、「経営コンサルタントへの道」という私がトップページ表示されるのから比べると、ブログでの順位はまだまだです。

ブログ人の皆様にも一層なるご愛顧を賜れると幸いです。

これからも毎日、複数の内容で、

  ◆ 経営コンサルタント、それを目指す人

  ◆ 経営コンサルタント資格に挑戦している人

だけではなく

  ◆ 一般企業の経営者・管理職

などなどたくさんの方に、参考となるような情報を提供していまいります。

私のサイトでは、「ブログの読み方」も掲載しています。

今後とも、倍旧のご支援をよろしくお願いします。

【 注 】

「経営士」とは、日本で最初にできた、当時の通産省や産業界の勧奨でできた、経営コンサルタント資格です。

  「経営コンサルタントへの道


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■■ 恩讐の彼方に 2/2 経営士・コンサルタント日記5月3日(火)

2011-05-04 09:17:42 | 新米コンサルタントの日記

 昨日は、なぜ「恩讐の彼方に」を読み直したのか、読んでの感想についてブログ投稿しました。読んでない方はそちらを先にお読みになってからこちらを読んでくださるとベターかと思います。

 了海が、洞門を掘り始めると狂人扱いをした村人も次第に掘り進む了海の姿を見て協力をするのですが、遅々としてはかどらない様子を見て、やはりばかばかしい構想であると協力を辞めてしまいます。しかし、何年かして一人でコツコツと続ける様を見ると再び協力をはじめます。これで完成になるのかと思いきやまだ全体の四分の一ほどにしか至っていないことがわかると、再び一人になってしまいました。世の中の人の心の動きというのは、子供の頃にはわかりませんでした。

 しかし、三度目の協力が始まったときには、村人も本気でした。おかげで残りわずかという頃になってのことです。殺された主人の子供である実之助が、十年の歳月をかけた行脚の末、ようやく父の仇の情報を耳にしたのです。そこで了海にお前が自分の父親を殺したのかと念のため確認したところ、素直に了海はそれを認めます。沙門とはいえ、自分の目標である洞門作りの途中では、なんとしても成功したいという「欲」はあるのではと思います。

 完成するまで待つという実之助も立派です。しかし、実之助も人間の弱さを持っていて、その数日後、一人でいる了海を後ろから討とうと洞門に入ります。鬼気迫る了海の姿を見ると、その気持ちも萎え、後には、早く仇を討つためには、早く洞門を完成させることだと考え、実之助も槌を振るうことになります。

 ある月夜の晩、了海と実之助二人が並んで無心に槌を振っているとき、了海の一振りがすっぽ抜けるのです。洞門の完成です。了海は、実之助に仇を取るようにいいますが、この大仕事を共にやり遂げた気持ちは、仇というより同志という気持ちに変化していたのです。

 われわれ、経営士・コンサルタントが、異なった専門分野を持つ仲間と一つの仕事を成し遂げたときには、喜びを分かち合います。しかし、了海と実之助の気持ちには及ばないのではないでしょうか。

 昔読んだ本も、読み直すと、見えるものが、感じるものが、自分の生活に活かそうとする思いが異なることを実感しました。

 今日は、祝日ですが、協会の定時理事ミーティングが開催されました。新年度の具体的な運営と会員総会に関する確認が中心でした。

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