「道元禅師は、生活そのものが修行である。
庭掃除に、たくあん漬け、寝ることさえ
修行である、とおっしゃった。」
と、館内案内をするお坊さんは
申しておりました。
もう余命を数える年頃となったなべさんは、
「ふ~む、なるほどね。」
と妙に腑に落ちたりしたのであります。
(病気もしてるしね。)
でも、「寝ることも?」と
不遜にもなべさんは、
ためらってしまうのですが、そういえば、
「入院中の9時就寝は何とも修行でありましたな~。」
と自堕落に思い返すのでありましたが。
(ちがうか?)
永平寺入り口ですよ。↓

例年ですと、ここ永平寺は
もう紅葉シーズンのはずなのですが、
11月の声を聞くというのに、この暑さ。
まだまだ色づき始めといったところでした。

ところどころに、きれいな紅葉も↓

回廊の格子越しの紅葉が綺麗です。↓

甍の上の色づき始め、よろしいな。↓

永平寺では、こうして
物見遊山の観光客の相手もしながら、
峻厳な修行の手も休めない
というスタンスを持っていて、
なかなか好ましい感じでありました。
観光客がそこそこいながら、
どこか静寂な雰囲気を保っておいでであります。
回廊の階段さえ、どこか厳か。↓

頭くらくら、貧血モードのなべさんは、
厳粛な永平寺の趣きと
お坊様のお言葉を胸にしまって、
おみやげの、ひとつも買おうかと、

思案しつつ、
止めにして、
「永平寺そば」をおごそかに食して、↓

この場を後にしたのであります。
明日は、天気が悪いという予想で、
今日の内にもう一つ見ておこうと
このあと、「東尋坊」へ向かいました。
(なべ嫁さんが行ったことがないと言いますもので。)
この日のお宿は、
シーズンオフの越前海岸でありました。
なべさん、“頭くらくら”大丈夫ですかね。