散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

八甲田山、迷い道でした

2009-12-16 01:42:37 | 山歩き

「八甲田雪中行軍遭難事件」は有名ですが、
なべさんらも八甲田山の下山途中、
道に迷って、往生した経験があるのです。(夏ですが。)

もともと先輩らに手ほどきを受けて始めた登山でしたが、
そのときはたまたま日程が合わず、初心者の若い4人で、
八甲田・秋田駒の山行計画を立てたのでした。

前日、酸ヶ湯温泉の千人風呂を味わって
(いかにも東北ですね!)

酸ヶ湯温泉ね。↓



翌日、ロープウェイで一気に上がり、八甲田大岳を経て、
たしか、無人小屋で1泊したように思うのです。

遠く彼方に岩木山が見えます。↓(わかりにくいけど…)



八甲田大岳山頂ね。↓




それから、下山の途中、沢を横切るときにルートをはずれてしまい、
まちがって沢を下ってしまったのですが、
「里の道路までそんなに遠くはないはずだから」と思い、
そのまま、沢沿いに降りていったのであります。




しかしですね、これが実に道なき道でありました。
時に沢を離れて、藪こぎもしなければなりません。
道なき道を行くことの疲労と不安はなかなかのものです。

「あ~、遭難ってこうしてするのね。」と思ったものであります。
(里までの距離はそれほどなかったから良いのですが…。)

加えて雨模様で大変でありました。そんなこんなで、…
ほうほうの体でようやく平地らしきところに降りてきたとき、

誰も踏み込んだことのないような
湿原に出たのでありました。
珍しい花々がたくさんありました。
懸命につたないシャッターを
押しまくった記憶があります。

かくして、良いこともあったのでありました。

この花、何だかわかりません。↓



これは、たぶん、モウセンゴケね。↓




谷地温泉のところに降りてきたように思うのですが、
記憶違いでしょうか。ルートをよく覚えていないのであります。
(まあ、道に迷うぐらいですから。)

濡れた体を実に鄙びた谷地温泉の湯舟で温め、
靴や衣類をストーブで乾かしてもらいましたね。
この温泉、鄙びた風情で、よろしゅうございました。
(これは覚えてるのね。)

(この折、夏の盛りの最中に低温注意報などが出ておりました。)

谷地温泉入り口。↓ バス停ね。



睡蓮沼から八甲田大岳遠望。(たぶん?)↓





酸ヶ湯温泉といい、谷地温泉といい、
まだ秘湯ブームも起こっていなかった時期ですが、
この辺りにどうやらなべさんの
「原温泉体験」がありそうですな。

1985年の夏であったと思います。


(まだ続きがあるのね。次回。)

コメント
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